以前から気になっていた『798芸術区』という所へ行ってきました。ここは、前回の滞在時から話題に上っていた場所なんだけど、アーティスト達が集まる個性的な場所というイメージがあり、芸術理解度ゼロの私にはちょっとハードルが高く寄りつけませんでした。
が、最近のガイドブックにはしっかり掲載されていることだし、いっちょ行ってみますかね。
『地球の歩き方』に書いてあったバス停で降りたけど、ひとつ前の方が近かったかもしれない。
というわけで、入り口に向かって陸橋を渡るんだけど。
なんかこの陸橋、怖いぞ。 コンクリ、ぼろぼろ、すかすかやん。
入り口に着きました。
この『798芸術区』というのは、“旧ソ連や東ドイツの援助によって1950年代に建設された国営工場を再利用した一大芸術区”なのです。(by『地球の歩き方』)
ずら~っとアトリエやギャラリーが並んでいるんだけど、これ見てもなんもわからんっちゅ~ねん。
もちろん地図見てもさっぱりやっちゅ~ねん。
とにかくこれくらいの広い敷地内に、大小さまざまなアートが並んでいるわけです。
敷地内は細い路地も入り組んでいて、途中自分がどこにいるのかわからなくなるほど。(実際迷った)
歩けばアートにぶちあたる場所、798芸術区。
撮った写真をひたすら載せるだけでもかなりの量になるので、何回かに分けてご紹介します!
ぷらぷらと歩いていてよく目につくのが。
こういう壁の落書き。
なんだかお疲れ風。 まあ、そう気を落とすなと肩をぽんぽんしたくなるものもあれば。
男なら泣くな、また次があるじゃないかと励ましたくなるうような鳥も。
その奥の、のんきなファミリー落書きとの温度差は気にしない。
壁アート以上に多いのが、突然現れるオブジェの数々。
・・・狛犬?
普段はおとなしく座っているか、せいぜい前足でボールなんぞを握っている程度の狛犬だけど。
ここでのはじけっぷりは、見るものに勇気と元気を与えてくれる。
それにひきかえ、この。
見るものを不安にさせる危なっかしさときたら。
ポッキンと折れても知らんぞ。
「あらあら、いらっしゃい」とにっこり出迎えてくれる全身蒼白のヒトもいれば。
近付くと次は私がやられそうな、柔道一直線なヒトもいる。
かと思えば、つい見逃してしまいそうな路地の片隅で。
・・・・・思いだし笑い?
直立不動の男女ペアもいれば。
一見スマートなのに、その足で踏まれたらひとたまりもありませんねの女性も並んでいる。
寒いとは言え、青空も広がるのどかな空間だけど。
ひとり、猛犬の大群と戦うヒトがいたりする。(とても勝ち目はなさそうだ)
ちなみにここには、ヒトや動物だけでなく。
汽車もいた。
ここからなら、ほんとにどこか不思議世界に行けそうです。
さあ、一緒にれっつご~!
・・・とまあ、ほんの一部をご紹介してきましたが、乱立するアートをただ眺めて写真を撮ってる私とちがい、中国っ子たちは。
お決まりの、オブジェを見たらはい、ツーショット。
同じポーズではい、ツーショット。
こらこら、トラが嫌がっているぞ。
・・・と、アートを肌で感じて楽しんでいるのでした。
さてこの芸術区には大きなギャラリーもあり。
おそらくわかる人が見たらわかるであろう、アートの数々。
わからない私が興味をそそられたのは。
この牛、かじりたい。
ところで、このギャラリーがどこにあるかと言いますと。
工場の一室。
そ、その壁に書かれたスローガンはっ!
もうさん、ばんざい。 あなたは心の太陽だ。 称えまくりのスローガンが並びます。
こういうのまで、今の中国ではアートの一部なのかな・・・。
とにかく広い“798芸術区”。
不思議なアートはまだまだ続く。
ワタシも芸術理解度ゼロだけど
見る人が見れば凄い芸術なのかな?
私が1番気に入ったのは
弾けていた狛犬さん
日本では神社などでじっと静かにしているけど、
たまには息抜きしたいのかもね~(笑)
作品とツーショットを楽しむ中国の人たちは
アート好きなのか?
はたまたお笑い好きなのか?
ゼリーだったらかじれるけど、水晶だったら
歯折れます。舐める程度ってことで。。。
ワタシが気に入ったのは兵馬俑系女性軍団
かなぁ。。。武器は不要、素足でいくってトコが。
798番目の工場って意味なんでしょうかね?
ホントにそんなに沢山工場があったのか
サバ読んでドンドン数字を増やしちゃったのか
それとも798番地にあったのか、うーん。
この“ゲージュツ”っちゅーのは
わたしにゃ理解出来ないっす
想像力も創造力も無いもんで・・・。
素晴らしいであろう芸術品を前にナンだけど
1番インパクトあるのは
『陸橋』・・・恐ろしかバイ
牛のオブジェにくらいつきたくなるのは・・・肉食べたい~・・でも・・但馬牛や神戸牛じゃないからやめましょう~
陸橋・・怖い・・日本なら通行禁止だよね
ミシミシとかバリバリとか音がしなかった?
芸術の事はさっぱりわからないけど、なんか笑ってしまうような作品がいっぱいある♪
子供でも楽しめる芸術品が多いのかなぁ?
そして、それに乗れば不思議世界へ・・・
ってことは、その汽車、まさか「999」ではっ?!(爆)
私も何がどうすごいのかわからないけど、ここを拠点にしていたアーティストの作品の中にはものすごい値がつくものもあるそうです。
前回北京にいた時は、シュールなアートばかりが紹介されていたのでちょっと気持ち悪くて足が遠のいていたのですが、実際行ってみると可愛いものとか面白いものとかオシャレな雑貨もあって楽しかったです。
ジャンルで言えば現代アートになるみたいです。よくわからないけど(←結局、これ)
はじけてる狛犬さんなんて、なかなか見られませんね~。
中国の人って、オブジェと一緒にポーズをとって写真撮影が好きなのかな・・・? 他の場所でも、結構見かけました。
凍ったところに・・・の次は、オブジェある所に中国人あり、かな。
ああいう透明なものとか、つるんとしたものを見ると、口で感触を確かめたくなるんです。なんでだろ??
兵馬俑系女性軍団、あの足があれば無敵ですね~。
人民解放軍798部隊の工場跡地を再利用していることから、798芸術区と呼ばれているそうです。