北京暮らしを始めてみれば ふたたび

2012年1月から再び北京生活が始まりました。(前回は2003.1~2006.1)

2024.1本帰国しました。

毎日どんなの食べてるの?

2012-02-08 11:58:58 | 北京暮らし もぐもぐ編 いろいろ

旧暦1月15日が過ぎた昨日、ウソみたいに今までの花火、爆竹が姿を消しました。
最初こそ、おぉ~!と興奮したけど、だんだんその音や光に慣れて「もうええから、静かにしてくれぃ」とまで思うようになった花火。それが使用期限が過ぎた昨日からは一切音なし。

この切り替え、ある意味すごいな。

 

 

さて。

人間、生きていくには食べなければなりません。

昨日もちらっと書きましたが、12月末に日本から出した船便はどうやら2月末になってようやく届くとのこと。
船便の到着がまだまだ先ということで(←イイワケ)、どうしても外食率が多くなってしまいます。

中華のお店は言うまでもないけど、日本食やオシャレなレストランも増えた北京。 やっちゃんと一緒の時はついふらりと立ち寄ってしまいます。

 

たとえば春節の時は・・・。

 

この期間は休んでいるお店が多いので、営業中というだけで喜んで入ってしまいました。

前回滞在時にも1度だけ行ったことのある『沈記[青見]湯』。もともとは上海のお店らしいのだけど、北京でも大人気。

このお店の売りはスープ。確か前回は色んなスープコーナーを見てから選ばせてもらったような気がするんだけど。

 

 

・・・スープコーナー、ないがな。 というか、お客さん、ほとんどおらんがな。

春節だからかな?

とりあえずメニューにあるのを注文したけど、しばらくして店員が戻ってきたかと思ったら

 

「このスープ、今日はありません」

 

先に言うてよ。

 

とりあえず。

 

 

まあ、ハズレがない『回鍋肉(ホイコーロー)』。 味はgood! でも辛い!

横に添えてあるのは、北京ダックを包むようなもの。 これで包んでようやく辛さがマシになりました。

 

 

 

普通の2種類の野菜。 体にやさしそ~。(やさしすぎる感、あり)

 

そしていよいよ、この店の売り。

 

スープだ!

この壺がかわいい。

 

中には鶏肉とか、体にいい漢方系とか色々入っているけど。

 

 

レストランのスタッフが入れてくれるのはスープのみ。

中に入っている具は既に出涸らしなので食べず、そのエキスが存分にしみこんだスープだけを飲めということ。

 

・・・だけど、やっちゃん。 どうも固形が食べたいらしく、自分で勝手に壺を開けてお肉やら具やらを取ろうとするんだけど、スタッフは鋭い目つきでそれを見逃さず、すたすたと歩み寄ってきて、「私がやりますから!」とばかりに液体だけよそってくれた。

 

具は食べたらあかんらしい。

 

 

いっぽう、家の近所には日本食屋さんも多くて、焼き鳥とか焼肉とかリーズナブルにいただけます。

ある日の午後、『GEBA GEBA』というお店に行きました。

かなり前から北京でお店を展開されている方のお店とのことですが。

 

おしぼり、水分過剰やった。

もう一絞りできそうな、ぽたぽた感。

 

・・・でも。 
他のお店で仮におしぼりが出たとしても、ものすご~く強烈で人工的な香りがついてる物が出てくることを思えば、良しとするべきなのかな。
(なぜか北京のウェットティッシュは濃厚な香りだ)

 

さて、店内はちょっとレトロな日本風、カウンターの向こうでは日本人料理人さんが作業する姿が見えてなかなかいい感じ・・・。

お昼だったので、定食を注文してみました。

待つこと20分。 遅いな。 でも、私たちより後に入った人もまだ待ってるしな・・・と思っていたら。

 

「すみません、注文が漏れていました」

 

 

・・・日本料理店でもこの展開!?(中国料理店では慣れた)

 

で、店に入って30分後くらいにようやく来ました。

 

 

やっちゃんの注文した定食。 おでんもお魚も美味しかったそうです。

 

で、こちらは。

 

私の注文した鯖寿司&お蕎麦。

鯖寿司は身も厚く、満足感たっぷり。

・・・なんだけど、分厚い鯖のその2倍、酢飯がもれなくついてくるのはお腹いっぱいになってしまうぞ。
(このお店はボリュームたっぷりとは聞いていました)

ところで、鯖寿司の美味しさとひきかえ、このお蕎麦ときたら・・・。
むしろ、鯖寿司単品の方が満足感が高かった。

 

さて、注文が漏れて残念だった私たち。
普通のお店だったら、「あら、よくあることね」みたいな感じで普通に追い出されるのだけど、さすがにここは長年北京でやっておられる方のお店。

 

「お待たせしてしまって・・・」

 

と、サービス。
コーヒーはもちろん、デザートもめっちゃ美味しかった!

清算を済ませて店を出る時も、日本人料理人がわざわざ「お待たせしてしまい・・・」と見送ってくださいました。

こういうきめ細かさは、なかなか中華系のお店には浸透しないんだろうな。

 

とまあ、2人の休日はこんな感じなのですが、一番困るのが平日の晩御飯。

 


船便が届かないということは、ご飯を作るための調理器具やあれやこれやが届かないということです。

今のマンションはサービスアパートメントなので、もともとある程度の食器や調理器具は備えてあるんだけど、欧米系のマンションなのでどれも欧米人向けというか、デカくて重くて使いにくくて、しかもご飯を炊く気にもならない鍋ばかり。(←イイワケ ふたたび)


毎日外食というわけにもいかないので、この日は。

 

日本でもおなじみ、Coco壱番屋だ~! 

 

テイクアウトできるかと聞くとOKとのこと。(外食とどう違うねんという素朴な疑問は、この際却下)

できるまでぼ~っと待ってます。

 

 

お店は、ウェスティンホテルが入る建物の地下1階。 
日本人が多く住む地域、日本人ビジネスマンも多いとあって、一人でもふらりと立ち寄れるカウンターあり。

 

今回は、ご飯も普通盛り、カレーの辛さも量も普通で様子を見てみました。

 

こんな感じ。

でも、普通盛りでご飯300gって多くない?

 

なので、一部冷凍して。

 

 

後日、お茶漬けにしました。

お茶漬け海苔は手荷物で持ってきたものだけど、やっぱりお茶碗で食べたいな・・・。

 

 

・・・とまあ、晩御飯も結構荒れがちな我が家ですが、ひとりランチは更にてきと~。 

 

昼時に家にいるときは。

 

冷凍のワンタン!

 

このメーカーは以前もよく水餃子をランチ代わりに食べていました。

ワンタンは初めてだけど、どうかな?

 

 

スープからは干しえびの香ばしいかおりがぷんぷん! 海老もぷりっぷり。

ちょっとしょっぱかったけど、冷凍でこのレベルなら、私の中では十分OKです。
勝手に麺をゆでて加えてもいいかも。

 

たまには買い食いも。

 

デパ地下で日本でも時々見る「もちクリーム」のお店で

 

買い食いしようと思ったけど、買いたてはカッチカチに凍ってた。
氷点下の北京でこれは拷問ですよっ!!!

 

(家に帰って食べたら、日本で食べる味と変わりなし。 美味しかったです)

 

 

 

買い食いと言えば、こちらでもちょこちょこ見かけるセブンイレブンで。

 

 

お茶とおにぎり。

お茶は英語表記だと『Oi Ocha』となって、頑固父さんが「母さん、おい、お茶!」風のちょっと昔の日本を想像してしまうけど、味は至って今の日本のお~い、お茶。

おにぎりはというと、ちょうどその店にはこのシーチキンマヨネーズと、こってりチキンおにぎりと、韓国風の何やらわからないお肉系のおにぎり、そしてその他何やらわからないお肉系のおにぎりしかなかったので、仕方なくこれを買って帰りました。(お肉ばっかりかっ!)

 

ちなみにこのセブンイレブンでもおでんを売っていて、お客さんは

 

買ってその場で立ち食いしていた。

 

・・・セブンのおでんって、そういう物やったっけ?

 

それでは最後に、先日のひとりランチを。 

 

『杭州小籠包』

 

こういう道端の杭州小籠包はうまい! とどこかで読んだので、入ってみたんだけど。

 

 

 

 

これが・・・入り口だよね?

そ~っと開けようとしたら、後ろにいたにーちゃんが扉を開けてくれて、さらに私に向かってにっこり。

何と北京にほほえみ王子が!

 

  

・・・と思ったら、この店の店員のにーちゃんやった。

初めての、そして超ローカルなお店でこの優しい対応。 一気に好感度アップ!

 

 

この店の看板にもなっている『小籠包』を注文すると。

 

 

外で蒸しているほっかほかの小籠包を持ってきてくれます。

 

おぉ~! ほっかほか!

水餃子のようなもちもちの皮。

 

 

中はじゅ~すぃ~なひき肉。 これ全部で5元(70円くらい)。

 

「小籠包は小さいよ。 スープも一緒にどう?」

 

と聞かれたので、どんなスープがあるかと聞き、その中でワンタンスープをお願いすると。

 

ほっかほか! これ、2.5元(30円くらい)。

ちょっとしょっぱかったけど、トータル100円くらいでこの美味しさ。
おっちゃん、に~ちゃんを中心に、地元の女の子も1人で入ってくるこのお店。
繁盛してるのがわかるな~。

 

ただ。

 

 

衛生状態に関しては???なので、通う頻度は考えた方がいいのかな。

 

それでもやっぱり、地元の人で賑わうこういうディープ中華はハズレがないのでした。