私の日常

毎日の生活で印象に残った出来事を記録しておきたい。

アメディアフェア

2013-12-24 11:02:58 | 日記
December 24, 2013

昨日、友人と、浅草橋で開かれている「アメディアフェア」という、眼の見えない人たちのアイテムを展示してある催しに出かけた。駅には白杖を持つ方々を会場まで案内する人たちがいた。点訳をやっていても、眼の見えない方たちが毎日の生活でどのように暮らしていられるかはなかなか見えてこない。『医学大辞典』点訳の会で案内の紙をいただいたので、この機会にぜひと思って、点訳をしている友人と訪れてみた。音声読書機、音声パソコン、拡大読書器、点字プリンターなど、盲目の人たちに役立つ情報機器が並べられ、多くの眼の見えない方々が熱心に見学し、説明を受けていた。テレビが聞けるラジオが4500円で売っていた。普通のラジオでもテレビの音声が入るようになっているが、雑音が多くてなかなか聞きとれない。これは私たちのような健常者にも役立つように思った。プリンター類は、当然のことながら高価なもので、ここでもお金が優先するのだと、考えさせられた。電子辞書のコーナーでは、私も新たに参加させてただいた「辞書パソコン点訳会」がこれまでに点訳された、たくさんの辞書が展示されていた。国語辞典(岩波書店)、新撰古語辞典(小学館)、新英和中辞典(研究社)をはじめ、ドイツ語、フランス語など様々な辞書が点訳されていた。多くの健常者の方々が、ボランテイアで障害のある方に協力されてきているのだと、改めて、点訳の世界の幅広い活動を覗いた思いだった。

せっかく浅草まで来たのだからと、地下鉄で浅草まで出て仲見世通りを歩いた。年末なのでお正月の飾りが特別な風情をかもしだしていて、江戸情緒というか、変わらぬ日本があった。ふっと横をみると「スカイツリー」が望まれた。アジア系の観光客が多く、さかんに写真を撮っていた。小さな洋食屋で食べた「えびピラフ」がおいしかった。いつものように忌憚のない友人とのおしゃべりを楽しんで帰宅した。

今日は朝から延び延びになっていた年賀状を一気に書いた。点訳にしてもこういった日常のことにしても、やらなければならないことをさっさと済ますエネルギーがなくなってきている。パソコンのゲームをしたり、新聞の「数独」をやったりして、無駄な時間つぶしをしている。だらだらした毎日を反省して、これから当面の点訳に取りかかろう。

画像は、仲見世通りの正月飾り。友人に足を止めていただいて人ごみの中で撮ったが、あまりいい写真ではなかった。こういった状況の中でいい写真を撮るのが「腕」なのだろう。