私の日常

毎日の生活で印象に残った出来事を記録しておきたい。

忙しいような・・・

2019-04-23 20:36:52 | 日記

Aprii 23, 2019

ブログを書かなければと頭の片隅にありながら、いつの間にか4月も終わりが近づいてきてしまった。忙しいといっても、本当に忙しいわけではない。気持ちが忙しいのだ。今日しなければならないことがあると、そのことで前後数日は落ち着かない。信じられないような状況だが、これが私の80歳を過ぎてからの日常だ。というわけで、ブログの更新も遅れてしまった。まずは今日1日のできごとを書こう。午前中は、英語を習いに来る青年の「相手」をした。彼は、明日から短期留学でイギリスに旅立つ大学1年生だ。特に私が指導する英語はない。今まで使っていたテキストをさっと復習して、あとはおしゃべりをした。私の勝手な推測だが、最近の若者はスマホのゲームばかりをやっていて、普通に大人同士で話すことに乏しい。英語よりもそちらの手助けになればと思う。しばらく外国に行って、世間の風に吹かれてくるのはいいことだ。そうして私にもその空気の一端を教えてほしい。午後から友人が来訪し、お孫さんの写真を見せてもらったり、コーヒーを飲みながらくつろいだ時間を過ごした。ここで読書会をご一緒している友人から写メールが届き、そうだ次回の読書会は私が担当なのにまだ何もまとめていないと気づかされる。やれやれ。

住宅の改装が終わってから、ベランダ園芸はやめようと決意してはいるが、花屋の前を通ると、やはり鉢物にひかれてしまう。以前から好きだったベコニアの鉢をいくつか買ってきて、大きな鉢に、ピンクと赤の花を寄せ植えしてみたら、なかなか趣がある。もう一鉢ぐらい作ってみようと思っている。冬室内に取り込めば越年もできるようだ。鉢花の未来を描くことで、細々と続いているわが身の未来を思いやっている。私は4月30日が誕生日だ。毎年取り立てて何かをすることはないが、今年は、翌日の5月1日に元号が変わるというので、世間がにぎにぎしい。昭和の意識が抜けないうちに、平成が過ぎて令和とやらに代わるという。令和とつく年を何年体験できるかしら。

画像は、友人の写メールから「ネモフィラ」。

 


めまい

2019-04-09 10:48:37 | 日記

April 9, 2019

今年になって、生まれて初めてめまいを体験した。今までもあったのかもしれないが、記憶の中では初体験だ。朝目覚めてベッドから立ち上がろうとしたとき、目の前のものが回っていて、よく歩けない。しかし、少しじっとしていると平常に戻った。こんなことが2か月ほど続いたが、やっと治った。医者にはいかない。生まれつき血圧が低くく貧血気味だった。季節の変わり目に起こったのだろう。鉄分と葉酸を含む市販の飲料がよかったようだ。加齢も関係しているのだろう。「年には勝てない」。

Arril 15, 2019

ブログを書きかけたままほかのことにかまけているうちに忘れてしまっていた。困ったものだ。やっと本来の4月の陽気が訪れそうだ。今年は何しろ寒さがこたえた。もう逆戻りはないだろう。宇宙への探索の様子がテレビなどで伝えられるが、科学の進歩と自然の脅威は相反するようにも思えるがどうだろうか。それにしても今年は桜の季節が長かった。いまも、散りゆく花と葉桜を愛でに、1日に何度も近くの公園まで散策に出かけたりしている。18日に点訳の会がある。3月がお休みだったので、会の皆さんとお会いできるのが楽しみだ。私の点訳歴も10年は越えたが、何十年も携わっている他の方から比べれば初心者だ。私自身白内障の手術をして以来右目に幕が張ったような感じでほとんど用を足さないとはいえ、左目が無事なので生活に支障はない。点訳もできる。ありがたいことだ。まとまりのないことを書き綴ったが、今年も元気に過ごせることを祈りたい。

住まいの改装の際に唯一処分せず残した鉢で、オリーブが新芽を出し始めた。100円の小さな鉢で買ったものが、十数年たって50センチ以上の木に育った。去年は実も1個つけた。今年も実がなることを期待している。ベランダが改装されたのを機にベランダ園芸はやめることにした。中腰での作業が苦しくなってきている。この木が長く楽しませてくれることを願う。画像は、妹のメールから。「カタクリの花」。


バイオリンを弾く友

2019-04-07 10:25:52 | 日記

April 6, 2019

暖かくなり始めてからの寒さはこたえる。ここ数日寒暖の差が激しい。例年のことだとは思うが、過ぎ去った日々の感覚は忘れている。それでも、今日あたりから本格的な春の日が続くようだ。近くの友人宅に夕食に招かれる。あまり一人では食べない焼き肉を友人の家族と存分にいただいた。友人と言っているが、実際は私のバイオリンの先生だ。お子さん方が私の英語教室に来てくれたり、今は、お孫さんが顔を出してくれて、私が教えるというよりは、新しい風を持ち込んで、大いに助けになってくれている。いつも感じることだが、主婦としての顔のほかにバイオリンというものが友人の人生の幅を広げているのだと思う。普通の育ち方をしてきたものには違和感を感じることがあっても、彼女には、バイオリンがすべてをカバーしているように思う。幸せなことだ。

私のバイオリンは一向に上達せず、最近友人を通して楽器を処分してもらった。結局、この楽器が音楽的な意味で私の人生とかかわることはなかったが、ほとんど知人のいない場所に越してきて、何とかこの歳まで暮らしてきた陰に、バイオリンが導いてくれたものがあったのではないかと思う。ごちそうになり、夜半、同居している友人のお嬢さんが、犬を連れて家まで送ってくれた。少し温度は下がったものの、春の宵の中を歩くのも気持ちよかった。

画像は、住まいの玄関前にある桃の木を見上げて撮った。濃いピンクの色が鮮やかだ。


読書会(真藤順丈『宝島』講談社)

2019-04-01 16:39:44 | 日記

April 2, 2019

4月1日(月)
元号を使うことはほとんどないので、元号には興味がない。とはいっても必要な時もある。出かける前にニュースを見てからとテレビをつけると、新元号が決まるということで大騒ぎしていた。「令和」というものに決まったらしい。もうあまり難しく考えたくないが、どうも元号というものが保守的なにおいがして嫌いだ。

今日は、予約していた2冊、帚木蓬生『受難』(角川書店)とネルソン・マンデラ『自由への長い道』(NHK出版)が整ったという連絡があり、図書館に出かけた。2冊とも分厚いハードカバーで、1冊ずつでもいいですよと言われたが、たぶん待っている読者も多いと思い、2冊1度に借りた。引いているキャリーの容量が小さいので、2冊で満杯になってしまった。明日は読書会だ。今回の本『宝島』もかなり厚い本だったが、それが読了できたのだから大丈夫。また、本屋に立ち寄り、次回の読書会用の本・坂井孝一『承久の変』(中公文庫)を買った。これは私が担当だ。このあたりの日本史には興味があるので、まず手始めにと選んだ。著者の歴史観などについては知識がなく、どうだろうか。

4月2日(火)
友人宅での読書会、駅へ行く途中の公園の桜が満開だったが、花冷えという言葉通りの寒い日だった。いつも友人宅での読書会の折には、おいしくてリーゾナブルなお弁当を頼んでおいてくださる。早めに家を出たが、駅まで行って電気ストーブをつけたままにしてきたような気がして、戻ったが、大丈夫だった。友人宅までは、バスでたまプラーザまで出て、そこから電車で1度乗り換え行く。なんの難しいこともない道のりなのだが、何度も行先までの行路を確かめる。私の頭はどうなってしまったのかしら。

本『宝島』は、戦後から日本への返還までの沖縄を題材にしている 。戦中から始まり米軍基地としての住民の置かれた立場は、いかばかりのものであったか、その一端を知ることができた。たしか、沖縄返還の業績で当時の首相・佐藤栄作がノーベル平和賞を授与されたと記憶する。このことと沖縄の住民との乖離、いつまでも変わらない日本の保守政党、この形が固定化されるのは怖いことだとも思う。しかし、それに対する決然とした野党がない現状が、今の日本の姿なのだろう。どうしても政治的な思いが頭をよぎるが、分厚い本書の中には、沖縄の風景の描写も多く、著者が構想から7年かけて書き上げた作品に敬意を表したい。なかなか普通では読めない本を読めてよかった。改めて読書会を続けてきてよかったと思う。

画像は、春の花々。図書館の庭で撮った。