私の日常

毎日の生活で印象に残った出来事を記録しておきたい。

サントリー小ホール

2015-05-28 19:52:55 | 日記

May 30, 2015

5月28日(木)
5月はなかなか終わりが来ない、と今年は私には思える。眼のことがあったりして、鬱々と過ごしたからかもしれない。でもそろそろ終わりが近い。今日は『英和辞典』の例会で、はるばる練馬まで出かけた。都心とはだいぶ違う街並みが続く。空気も違う。1ヵ月に1度こういう場所を訪れるのもいいかなと思う。朝、家を出たのは8時 、勉強会は1時に終わり、練馬の駅前で皆で昼食を取り、帰宅したのは5時だった。昼食の場所でだらだらとお話しているのが私にはつらい。まあ仕方がないか。駅前のスーパーで「かぶ」を買って帰る。『NHKためしてガッテン、増刊健康プレミアム』の中にあった「かぶと豚肉、アスパラの黒こしょう炒め」を作ってみた。私は、健康は食べるもので決まるという信念があるので、こういった本を買って試すのが好きだ。骨筋力と免疫力を上げるレシピを参考にしたい。かぶはたくさんあったので、さらに、土井勝『日本のおかず』の中から、「かぶとつくねの煮もの」を作る。手元にある材料で作るので、レシピどおりではないが、味付けを参考にする。独り暮らしにしては、酒、みりんなどの調味料が意外に早くなくなる。

5月30日(土)
読書会のメンバーである友人が所属している合唱団の演奏会が、サントリー小ホールであり、出かけた。楽しい音楽会だった。今年は40周年とか、第1回から見せていただいたかどうかは分からないが、毎回券をいただいて楽しませてもらっている。それにしても、友人をはじめ皆さん歳を感じさせない若さで、姿勢がよく、わが身の40年の来し方を振り返ったとき、すっかり気落ちしてしまった。何かに打ち込んでいる人は老いないというが、美しいとも思った。会場の皆と合唱した曲が楽譜付きで配られていたので、帰宅後、今練習中のキーボードでポロンポロンと弾きながら歌ったりして楽しんだ。少し元気が出てきた。

今日は、ご一緒した読書会の友人たちと待ち合わせた時間より早く着いたので、サントリーホールの前に出店していた花屋さんで、ローズマリーの小さい苗を1鉢求めた。私のベランダは日照不足のせいか、何回も失敗しているが、料理用にあると重宝だ。今回は枯らさないように気をつけよう。こんな遠方から、どこにでも売っているような苗を買ってくる自分もおかしい。帰りの電車の中で香りを楽しんだ。

画像は、「ナスタチウム」。サントリーホール前の花壇で撮った。


映画鑑賞

2015-05-26 14:00:38 | 日記

May 26, 2015

久しぶりに日本映画をみた。「繕い裁つ人」、原作は池辺葵の人気漫画、監督は三島有紀子だ。だいぶ前になるが、NHKラジオの深夜便で紹介されていたときに、ぜひ見たいと思った映画だ。簡単なあらすじはパンフから、「神戸にある洋裁店の二代目店主が作る一点ものの新作は、たちまち売れてしまう人気商品。だが彼女は、先代の作った服の仕立て直しに力を注ぎ、新作はわずかしか作らない。そんな彼女の前に、ブランド化を提案する大手デパートの社員が現れるが・・・。」とある。主演の中谷美紀さんが素敵だった。三〇代でこういう女性にあこがれる人は多いだろう。また神戸の街も美しい。落ち着いた都会の雰囲気を、家々も風景も醸し出している。そう、すべては映画の中のお話としてみれば、満足がいく作品だ。

ここで今日の朝日新聞朝刊の『文化・文芸』欄の記事が頭に浮かんだ。カンヌ映画祭で、社会派が圧勝したということが書かれてあった。最高賞は難民の苦しみを描いた作品だという。あまり映画を見ているわけではないので、大きなことは言えないが、「繕い裁つ人」をみて私が物足りなく感じたのはこのこと、つまり社会性だ。これはこの映画に求めるものではないとしても、いま日本は何かに目をつぶり、誰かを犠牲にして上っ面だけで進んできているように思う。せっかく美しい映画をみたのにこれではみもふたもないが、映画鑑賞の後に考えたことだ。

画像は、3年ほど前に友人から頂いた鉢だ。咲くに任せてしまったのでお行儀が悪い枝ぶりだが、来年はもう少し形を整えたい。

 


残る日々を

2015-05-25 08:47:35 | 日記

May 25, 2015

梅雨の前の、5月のさわやかな日に、何か心が弾む。今回、携わってきた点訳を整理し、『英和辞典』だけにかかわることにした。70代から始めた点訳、振り返るといろいろなことがあった。物理的にも精神的にも重いものがあった。今撤退するのは残念ではあるが、潮時を与えられたことに感謝すべきかもしれない。やっと自分が老いてきたのだと本当に実感できる日々だ。何歳まで生きるかは別として、実働できる日々はそう長くはない。多少の物忘れはあっても、まだまだ大丈夫だと思っていたことが、眼の異常から、実はそうではないのだということが分った。さてこれからどう生きて行こうか。しばらく映画を見たり、本を読んだりして、パソコンに向き合って過ごした日々を日常に戻そう。

ここまで書いて、6ヵ月に1度の定期検診を予約してある、近くの歯科医院へ出かけた。車の定期点検と同じで、こうして1年に2回見てもらうと安心できる。新しく見つかった虫歯を治療してもらい、機械による掃除や、義歯の調節など、下り坂の身にはありがたい。11月の次の予約をとってもらい帰宅した。ベランダを覗くと、毎日水をやったりしているのに気付かなかったが、栽培している2本のミニトマトの両方に実が付き始めていた。ひとつは丸く、ひとつは長細い種類だった。味の保証はないが、無事に実をつけてくれたのがうれしい。昨年ひとつだけ実がなっ喜んだオリーブは、今年はたくさん花をつけた。鈴なりとはいかずとも、実がなる日が待ち遠しい。

画像は、妹の孫が飼っているハムスター。私の次の妹は主人が亡くなってから、大学に通うのに便利だからと、孫を預かっている。彼女は牧場育ちで、沢山の動物に囲まれた日々が恋しくて、妹に許可を得て飼うことになったとのこと。話を聞いていると、わが家の文鳥よりは飼い主への反応があるようだ。生き物は少々手がかかっても可愛い。


さまざまな試みの後で

2015-05-23 08:00:48 | 日記

March 23, 2015

昨日、近くの病院で紹介状をもらい予約が取れていた大学病院に出かけた。10時の予約だったが、大事をとって9時半に手続きを済ませた。すごい人の群れで、最初の検査の名前を呼ばれたのが11時半、それからがまた大変で、途中で病院内の食堂で昼食をとって、さらに午後も検査が続いた。午後からの検査は、腕から点滴に造影剤を入れて、それを見ながら医師が診断を下すというもの、気分は悪くならなかったものの、すっかり疲れてしまった。そしての結論、治療の対象となる病変はないということだった。そうすると、3月初めに最初にかかった病院で何でもないと言われたところに舞い戻ったことになる。

何でもないと言われても、現に右目でものがゆがんだりかすんだりして見えづらくなっている現実があるのだからと… こうして病院へ何度も足を運んだ末の結論だが、どこでも近視がとても強いですね、と言われたことが頭に残った。中学生の頃に近眼の眼鏡をかけて以来、度の進みに応じて眼鏡を変えはするものの、眼の心配はなかった。言われるほどのド近眼も気にならなかった。何はともあれ、治療する範囲のものではないと言われた医師の言葉を信じよう。今の状態が全く変わらないのは残念だが、これからは眼科での定期的な検診だけは欠かさないことにして、眼を大切にして暮らしていこう。

予定を少し延ばしてもらっていた読書会の日程の調節を始めた。外出の多くなる季節、たとえ4人でも皆が都合のよい日を決めるのは大変だ。しかし、私たちの読書会は、無理をせずにというモットーで長く続いてきtのだから、これからも、そんな形で進めていきたい。鬱々としていた5月が早く終わって欲しい。私もマイペースを守って、散歩の回数を増やそう。

画像は、友人のメールから。今の季節は、薔薇が目につく。これは、講談社野間美術館で横山大観の絵をみた帰りに寄られた「鳩山会館(音羽御殿)」の庭で撮られたとのこと。個人が所有している会館の庭だということが驚きだ。


前向きに

2015-05-17 08:09:14 | 日記

May 17, 2015

明日、大学病院に提出されている私の眼のデータについての結論が出る。もしかしたら右目は回復しないかもしれないという医師の言葉が重く、体全体に疲れが迫ってきた感じがしていた。その間にも引き受けているスペイン語の点訳の送付で事務所の出かけたり、まだ続いている残りの点訳と、送られてくる校正などのために、朝から机にに向かう日々だった。友人から励ましの電話をいただいたり、妹たちから見舞いの荷物が届いたりして、やっと元気になってきた。この友人のブログを覗くと、ベランダ栽培の薔薇の花のすばらしいこと、そうだ目が悪くなっても、ベランダで花を育てるという楽しみが残っていると、改めて思った。私の住まいのベランダは、建て替えた公団なので土地が広かったせいか、普通の集合住宅の2倍の広さがある。日照が少ないという欠点はあるので、薔薇のような花は育てられないが、調べれば、そんなに日の光を必要としなくても栽培できる植物はたくさんある。

さて、今日は日曜日、読書欄をみる。村上春樹が訳している、ダーグ・ソールスタ―『ノヴェル・イレブン、ブック・エイティ―ン』(中央公論新社)が面白そうだ。もう1冊、小林節『タカ派改憲論者はなぜ自説を変えたのか』(皓星社)も読んでみたい。憲法論議が盛んだが、この本の解説の中にある「基礎知識を共有しない権力者と論争することは、本当に疲れる」という言葉にひかれた。共に高価な本なので、図書館頼みだ。すぐに手元に来ないのは残念だが。

画像は、「ローダンセマム・アフリカンアイズ」、数年前に友人から頂いた鉢、今年もたくさん花をつけた。

 


セカンドオピニオン

2015-05-11 14:44:40 | 日記

May 11, 2015

表題の言葉が私の今日の行動に当てはまるのかどうかはわからない。右目の状態が悪化する一方なので、何の異常もないと言っている今までかかっていた病院をやめて、別の総合病院の眼科にかかることにして、朝早く家を出た。結局帰宅したのは2時になってしまったが、大きな収穫はあった。今日の医師の説明では、ド近眼の人に起こることがある症状で、ものをみる神経がある場所に血脈が出来て、それが邪魔をして見えにくくなっているとのこと。注射で治るかどうかを大学病院にデータを送って聞いてみるということで、1週間後の予約を取ってくれた。これは眼の奥の部分に問題があるのだと、写真を見ながら説明してくださった。どうなるかは分からないが、ともかく何かへの道筋はついたことを喜びたい。

瞳孔を開く目薬をさしたので、外へ出るとまぶしく、足元がおぼつかなかったが、タクシーに乗らずに、バスと電車を乗り継いで帰宅した。こうしてブログを書くのもつらくなってきたので、今日のブログはここまで。

画像は、妹のメールから、「姫シャラ」。

 


憲法9条

2015-05-04 07:49:03 | 日記

May4, 2015

昨日は「憲法記念日」、横浜の臨港パークで行われた憲法改正反対の市民集会に、足の便もいいので参加する予定にしていたが、起きがけに軽いめまいがしたのでやめた。この時期よくあることなので大したことではないが、年齢のことも考えた。今日の朝日新聞では3万人もの人が集まったということが報じられていた。うれしかった。読んでいる新聞によって得る情報も限られるので、他の新聞ではどうだろう。NHKの報道には、最近偏向が感られる。それでも現政権の改憲への動きや、右傾化する社会情勢に、多くの人が行動で反対を表したことは、心強い。この運動を絶え間なく続けて欲しい。私も次は参加したい。

憲法9条も大切だが、私たちが憲法によってどのように日々の生活を守られているかを考えたい。昨今の貧困家庭の問題も、格差社会の問題も、憲法に保障されている基本的人権が、歯止めになっている。弱者への温かいまなざしが皆無な、強者に依存していく政治、気が付いたときには後戻りできないことにならないようにしなければならない。現憲法がなし崩しに変えられることがないことを願い、ごまめの歯ぎしりであっても行動に移していきたい。

そろそろ本格的な衣替えをしなければならない。昨日は毛糸類を洗濯し、夜干した。今日も続けたい。先月から始めたマーマレード作り、まだ続いている。今日は、ガトーショコラを、いつも使っているパウンド型で2本焼く予定にしている。暇なような、忙しいような私の日常は、つつがなく過ぎていく。憲法に感謝しよう。

画像は、「もみじばゼラニューム」。数年前に小さなポット鉢で買ったのが、大きくなって多くの花をつけた。


藤の花

2015-05-01 20:54:48 | 日記

May 1, 2015

 

                                                            

  

      

妹たちから、藤の写真を添付したメールが届いた。上の藤は、愛知県江南市にある曼陀羅寺の藤で、次の妹が娘2人と出かけたときに撮ったもの。 嫁いだ娘たちとこうして親子水入らずで花を見に出かけるのって、うらやましい 。

下の写真は、一番下の妹から届いたもの。私のブログをいつも引き立ててくれている。この写真は、埼玉県牛島の藤。1000年経っていて、天然記念物だそうだ。夫と車でよく出かけている。やはり、うらやましい。

ボクシングの試合を見ながらこのブログを書いている。私のボクシング観戦歴は、30代の頃勤めていた出版社が後楽園の近くにあり、仕事が終わってから、皆と見に行って魅力を感じて以来だ。2人の男が打ち合うだけのように見えるが、物語が感じられるスポーツだ。さあ、真剣に観戦しよう。