私の日常

毎日の生活で印象に残った出来事を記録しておきたい。

時代の変化に合わせて

2017-10-30 10:41:19 | 日記

October 30, 2017

長く習慣的に利用してきたものでも、年月とともに環境が変化し、そろそろいらないと思うものが出てくる。まず10月いっぱいで、生協を脱退することにした。トイレットペーパーやお米などといった重いものの配達に重宝してきたが、今、駅前の大きなスーパーも宅配を始めている。目で見て注文でき、さらに生協は翌週になるが、その日のうちに配達してもらえるのがありがたい。時代のニーズに合わせてというのはこういうことを言うのだろう。

ここ2日ばかりパソコンに振り回された。新たに購入した winndows 10 は、メイカーの話によると、セキュリティを強化したために使い勝手が悪くなっているとのことだった。今回は、パソコンの送信不能に気付き、これを修正するのに時間がかかった。いってみれば最初から機器に不具合があったわけだが、こちらはまったくの素人。しかも助けてくれるような若者もそばにいない。メイカーやブロバィダーとのやり取りを0120‐・・・の電話で行う。これがなかなか要領を得ない。電話の相手も最初は不慣れな人物が担当するのか、いくら時間をかけても解決しない。いったんあきらめて再度別の人物とやり取りするといった類で、結局2日にわたったというわけだ。それでも送信できるまでにこぎつけたときはうれしかった。24時間対応なので、解決したとき、我が家の時計は午前1時を過ぎていた。こういった無料のサービスもパソコンに組み込まれているのだと思うと少し憂鬱になるが、これも現代というものなのだろう。メールの送受信はスマホを使っていて、パソコンでメールを送信することはなかったので気付くのが遅れたが、こんなことでいらぬ誤解を生じたりすることもなくはない。

このところ毎日味わっている旬の野菜・レンコンのレシピをいくつか紹介して、今日のブログを終えよう。母がよく作ってくれたおなじみのレンコンのきんぴら。赤唐辛子を入れるのがみそである。次にレンコンの梅肉和え。きんぴらと同様薄く切ってあく抜きしたレンコンを1,2分茹でて軽く塩を振る。梅干しの果肉に、しょうゆ、みりん、砂糖を加えたもので和えるだけ。さっぱりしていて美味だ。最後はレンコンの直がつお煮。レンコンを乱切りし、レンコンが被るぐらいの水とかなり多めの削りがつおを入れ、7,8分煮、砂糖、しょうゆを入れて煮汁がなくなるまで煮る。これは、いま私が常備菜として気に入っているものだ。冷えても美味しい。(参考:土井勝『日本のおかず500選』)

画像は、妹のメールから、「ノコンギク」。友人や妹から送ってもらう画像に季節の変化を感じ、感慨深い。

 


新聞を読んで

2017-10-25 08:48:50 | 日記

October 25, 2017

ブログの更新がだいぶ遅れた。19日に点訳の例会があり、武蔵境まで出かけた。この日は特に寒く、真冬につけている温かいマフラーを巻いて出かけた。月に1度の例会は、私にとってはストレス発散の場、楽しく有意義な時間を過ごして帰宅した。ただ会が午後からだったので、家に着いた頃は日暮れていた。この日の寒さが影響したのか、それから今日にいたるまで体全体が痛み、だらだら暮らしている。ゆっくり移動しているつもりでも、新宿を経由して、また帰宅ラッシュ時に電車に乗り降りするのが応えたのかもしれない。以前には、というよりは昨年でさえ感じたことがない体の衰えだ。やっとリセットできたようなので、パソコンに向かっている。

最近は目が悪くなったこともあり、活字は新聞が主だ。今日もゆっくり朝日新聞の朝刊に目を通していて、いくつか心に留まった記事があった。そんなことをブログに取り上げようと思いながら読み終えて、ブログに乗せる記事をピックアップしようと再度新聞に目を通そうとすると、いったい何が印象に残ったのかすっかり頭の中から消えてしまっている。怖いなと思いつつ、「文化・文芸欄」から、二つの記事について触れたい。

一つは、「人生の贈りもの」という欄で、建築家の安藤忠雄さんが語っている。今日は11回目で、この方に限らずこのコーナーは楽しみにしている。今日の安藤さんの言葉の中では、いくつかのがんを患われて、術後についての言葉、「朝食後は、1日1万歩以上歩く、昼食後は1時間半休む、といったことを心がけています。でもその休憩時間に、大江健三郎さんとか安部公房さんとか、若いころは難しかった本を読み直して、面白いと思えた。いいこともある。今は体重も元に戻りました。」(朝日新聞10月25日)に、天才建築家を身近に感じた。

もう一つは、290回を迎えた小説、吉田修一・作、束芋・画『国宝』の中に一節。「…と言いますのも、堅気とやくざの違いと申しますのは、世間のイメージとは少し違うところがございまして、真面目なイメージの堅気のほうが、実は要所要所できちんと手を抜くことができるのでございます。一方、堅気ではない人間は、なぜか総じてそれができませんから、結果、何をやっても自滅するのでございます。」(朝日新聞10月25日)

この小説は、歌舞伎を題材にしている。この言葉そのものは私の生活とは縁遠いように思えるが、なぜか印象に残った。

画像は、友人のメールから、「黄コスモス」。

 

 


寒気

2017-10-17 08:27:55 | 日記

Otober 17, 2017

先日のブログで夏日について触れたばかりなのに、昨日、46年ぶりの寒さとなったという。老齢の身にはなかなか応える。特にしとしとと降り続く長雨には、心も癒えてくる。近くの友人から電話があり、住まいの近辺で開かれている体操教室の情報を伝えてくれた。今の私の体の状況を立て直すには体操が欠かせないことはわかっている。公的なもの、私的なもの、ずいぶんあちこちで手軽な体操教室のようなものがあるようだ。こういった情報はありがたく、見学に行ってみたい気がするが、一方で、今の病後のような私の状況、また、あまり人と一緒に何かをやることが苦手な自分の性格を考え合わせると、二の足を踏んでしまう。そんなことを考えながら、雨の中駅前まで出かけ、用事があった銀行と市役所により、ついでに不在者投票も済ませた。足元に気を付けながら帰宅した。80歳、これからどう過ごしていくか、1票とは関係なく、悩む日々である。

夕方、半年ごとに検診を受けている歯医者に出かけた。歯を機械で徹底的に磨いてもらい、予防の薬を歯茎に注入しえもらった。これで一安心。来年4月の予約を取ってもらった。

新しいパソコンになってから、画像の編集がうまくいかない。性能が上がると、初心者には使い勝手が悪くなる典型だと思う。あまりいい写真ではないが、ベランダのハーブを画像に使った。この花特有の赤色の花だけをトリミングしたかったがうまくいかなかった。

 


読書会・小熊英二『社会を変えるには』

2017-10-11 18:52:48 | 日記

October 11, 2017

10月10日(火)
読書会の日だった。本『社会を変えるには』については、これまでにブログで何回も触れているので省略する。ここ数日この季節には異常なほどの夏日が続いて体調がすぐれなかったが、読書会のメンバーの皆さんとお話しして元気が出た。この読書会も、始めてから40年を超えた。それぞれの事情もあったりしてメンバーはいま4人になってしまったが、ちょうどよい人数だとも思う。こうして続けられたことは幸運だと思いたい。これまで読んできた本を記録して下さっている方があるので、それをまとめるだけでも、私たちの大きな財産だろう。今年のノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロの本『わたしを離さないで』も読んできた。受賞を聞いてうれしかった。

10月11日(水)
今日も夏日だ。じっと家にいて椅子に座っていると筋肉がどんどん減っていくような気がする。昼食後駅前まで出かけ、5年近く履き慣れたウォーキング・シューズを新しいものに買い替た。気分一新、体を鍛えることに努めよう。帰宅して本棚を整理しているときに目についたヘルマン・ヘッセ『デミアン』を読み始めたら面白く、夕食も食べず読み続けてしまった。もともとが古本屋で買ったものらしく、褐色化した紙染みのついた本だったが、この本を買った頃のことが思い出された。新しい本も読みたいが、本棚に眠ている本を何気に手に取って読みふけるのもいいなと思う。1日の時間はたっぷりあるが、人生は短い。

画像は、妹のメールから、「秋海棠」。


冬支度

2017-10-04 13:52:37 | 日記

October 4, 2017

冬支度というよりは、夏の後かたずけで1日過ごした。2台の扇風機をしまうことから始めたが、これがかなり労力を要した。いつかはこういったことも人頼みをしなくてはならなくなるのだろう。ランチに、あり合わせで作ったサンドイッチを食べながらテレビをつけると、衆議院選挙一色だ。もちろん1票は行使するつもりだが、政治の全貌と候補者の人物が一致しない。また私自身の政治に対するテンションも下がりっぱなしだ。今話題の小池百合子さんを考えてみよう。この方が都知事になったときは、都民ではないのに心情的に応援していた。今わかることだが、この方はリベラルとは程遠い人のようだ。私の情報は新聞とテレビぐらいしかないので、自分の判断に自信はない。また、様々な面で自分の行動が限られたものになってきている。しかし、次回の読書会の本である『社会を変えるには』の締めくくりで、著者の小熊英二氏が語っている言葉に同感である。自分のできる範囲の中でも、社会への参加はできるだろう。次に引用させてもらう。

社会を変えるには、あなたが変わること。あなたが変わるには、あなたが動くこと。言い古された言葉のようですが、今ではそのことの意味が、新しく生かしなおされる時代になってきつつあるのです。(小熊英二『社会を変えるには』講談社現代新書)

今日は中秋の名月。午後7時ごろベランダから空を見上げて数分、雲間から月が姿を現した。その美しいこと、月が澄んで見える翌日は寒気が訪れるという。まだ完全に治っていない夏風邪がぶり返さないよう気をつけよう。

画像は、妹のメールから。新しいパソコンになってから、画像の編集があまりうまくいかない。今研究中である。


10月の風に乗って

2017-10-01 07:48:00 | 日記

October 1, 2017

今日は10月1日、重たかった9月がやっと終わった。風邪をひいたということもあるが、今年の9月はなんだか気分がふさぎがちだった。天気のせいかもしれない。読書会も始まるし、点訳の例会もある。ずっと何かをやり続けてきた人生なので、読書三昧という日常にはなじめない。それが少し寂しい気もする。昨日は、新聞に出ていた本で、あまりなじみのない有栖川有栖『狩人の悪魔』を、図書館に返却してきた。たまには読み慣れない本を読んでみようかと思って借りたのだが、結局斜め読みして終わることになった。今日は、次回の読書会でレポーターにもなっている本・小熊英二『社会を変えるには』(講談社現代新書)の簡単なレジメを作ろう。2012年発行の本なので少し古いかなと思っていたが、ちょうど衆議院選挙と重なったので、少しは話題が提供できるだろう。

さわやかな秋の日は短い。住まいのある団地の庭には、様々な花が咲き誇ている。この頃花の名前がすぐ浮かんでこなくて慌てることが多い。人は老いても自然は繰り返し同じような姿で季節の変化を知らせてくれる。一人暮らしなので、死後のことなどを考えていると無限に不安が押し寄せてくるが、自然を見習って、なるようになると思いなおし、今を有意義に生きていきたい。

画像は、住まいのある団地の庭で撮った。