私の日常

毎日の生活で印象に残った出来事を記録しておきたい。

コルセット

2016-10-31 15:18:16 | 日記

October 31, 2016

待ちに待ったコルセットができる日、指定の時間に合わせて病院に行く。驚いた。プラスチック製で、ほとんど上半身の胴体を固定するようにできている。これを少なくとも1ヵ月装着するようにとのことだ。これを身につけると身体がしっかりして具合がいいかと思っていたが、難行苦行といった感じだ。まあ冬に向かう季節で良かった。すっかり疲れてしまい帰宅するとぐっすり寝込んでしまった。寝がえりを打たりすると痛いので眠れない日が続いていたが、これでだいぶ寝不足が解消できただろう。しばらくこんな湿っぽいブログを書くことになりそうで、覗いてくださる方には申し訳ないが、実体験は何かの役に立てていただければ嬉しい。

先日のブログでは骨粗鬆症の治療が始まるようなことを書いた。予期していた通り、毎週1回合計72回皮下注射を受けるというものだった。すでに、先週の土曜日に第1回を受け、今週から週1の病院通いが始まる。あまりめげずに気晴らしのつもりで出かけよう。考えてみると点訳をやっていてよかったとも思える。いろいろな面でのストレス解消になる上に、新しい発見もある。校正を通しての人とのつながりも大切にしたい。骨折が分ってから半月過ぎた。何だかあわただしく過ごしてきたが、やっと物事を客観的にみる余裕もできてきた。いつも特に意味もなく聴いていたベート―ヴェンやショパンのピアン曲が心にしみる。

画像は、「ツワブキ」。住まいのある団地の庭先で撮った。こんな季節になっていた。


胸椎骨折

2016-10-29 08:03:25 | 日記

October 29, 2016

なんとかブログを更新できるようになった。10月22日に受けたMRIの結果、第7胸錐錐体骨折と診断された。何しろ痛い。最初の痛み止めはあまり効かず、強めの鎮痛剤を処方してもらってからは、なんとか耐えている。大きな総合病院で、私がかかっている医師は土曜日だけ順天堂大学病院から出向してきている方なので、いろいろな症状は1週間に1度しか診てもらえない。作ってもらったかなり頑丈なコルセットも来週の月曜にならないと出来上がらない。これを装着するとたぶん今よりも体がしっかりとして、動きもスムースにいくのではないだろうか。

健康には自信があったつもりだが、加齢という壁は乗り越えられない。まあ、いたわりながら我慢強く治して行こう。それでもやっと点訳にも向かう意欲がわいてきた。また読書は、速度は遅くなったが時間をつぶすのには一番いい。今は、かなり以前に読んだコリンデクスタ―『悔恨の日』(ハヤカワ文庫)をのんびりと読んでいる。モーリス警部のシリーズが終わった時はがっかりしたものだったが、こうして読み返してみるとかすかな記憶しかないので、再読する楽しみもある。何よりもパソコンに向かったブログを打つ日が来たことを喜びたい。今回も友人、知人、姉妹たちにずいぶん支えてもらった。感謝したい。 

今日は土曜日、これから病院にタクシーで出かける。タクシーを使える距離なのも助かっている。多分骨粗鬆症の治療が始まるのだと思う。病院通いの日々になりそうだ。何か新しい発見があるといいが。

画像は、今年最後の「朝顔」。次々と開花し、ずいぶん楽しませてくれた。


季節の変わり目

2016-10-12 18:51:24 | 日記

October 16, 2016

10月12日(水)
季節の変化は激しい。朝晩の冷えに驚かされる。こういうときに風邪をひいたりするので要注意。独りで歩いているウォーキングを、今日は友人と連れだった。いつも同じところを歩いているので、情報の多い友人にいろいろと教えてもらった。川沿いに桜並木があったりして、来年の春が待たれる。6370歩、やはり一人よりはたくさん歩ける。もともと私のウォーキングは外気を吸うのが目的なので、友人とおしゃべりしたり、買い物をしたりして歩くのは楽しかった。

10月13日(木)
夜中に背中に激痛が走り目が覚めた。起き上がることも横を向くこともできないほどの痛みだった。10数年前に引っ越しの際に患った圧迫骨折のことが頭をよぎった。今日は点訳の例会の日で、武蔵境まで出かけなければならない。

10月16日(日)
13日の日は何とか例会に出席した。その後痛みが激しくなり、15日に病院に出かけた。CTの画像で胸椎に圧迫骨折があると分ったが、1週間後にMRIをとることになり、ひとまず強い鎮痛剤と胃薬と張り薬を出してもらって帰宅した。日ごろの生活態度の反省やら何やら頭の中を駆け巡るが、まずはこのブログを少しお休みさせていただく。


LDLーコレステロール

2016-10-06 09:02:03 | 日記

October 6, 2016

先日受けた健康診断の結果が受診した病院から郵送されてきた。予想していた通り、LDLコレステロールの値が、基準値120未満に対して182だった。「治療が必要なので内科を受診してください」というコメントは無視する。運動不足と食事の量の取り過ぎが原因だと思う。独り暮らしだとどうしてもたくさん食べてしまう。もともと食いしん坊なうえに料理をするのも好きだ。これはすぐに改めよう。運動不足はウォーキングしかない。他のデータは基準値とすれすれのものもあるが、すべてクリアできた。唯一がん検診として受けた大腸の検査がマイナスだったことはうれしい。

というわけで昨日から、3日坊主にならないように祈りながらウォーキングを開始した。何回も実行しているコースで、ひとまわりすると6000歩になる。金木犀の香りがどこからともなくただよってくる今の季節、いつまでも歩いていたい気はするが、これが今の私の限界だろう。図書館を経由するので、背負ったリュックに入れてきた本を返却し、届いている本、金時鐘『「在日のはざまで」』(平凡社)と宮下奈都『羊と鋼の森』(文藝春秋)を借りる。金時鐘は、『朝鮮と日本に生きる』(岩波新書)を次回の読書会の本にしたので、関連の本としてゆっくり読みたい。

『羊と鋼の森』は、今年の本屋大賞を受賞している。あまり期待しているわけではないが、図書館に予約していて、忘れた頃に届いた。本屋大賞というのは書店員が投票した作品によって決まる賞とのことだが、本当に読んで面白いと思ったのか、売れ筋で投票したのか分らない。過去の受賞作品を少し調べてみて、今回はだいぶ劣っているように思う。まあ次回からこの賞の本を予約するのはやめよう。ここまでは昨日のこと。今日も午後から、本書を図書館に返却しながらウォーキングしてこよう。ここで、毎年北海道経由でじゃがいもと玉葱を送ってくださる友人から、じゃがいもと玉葱の大箱が届いた。今年は北海道が台風の被害がありどうかと思っていたが、玉ねぎもジャガイモもいつもより大きいようにみえる。毎日の料理に欠かせないもの、感謝して使わせていただこう。

画像は、「シュウメイギク」。今の季節、一度は載せたい花だ。住まいの前の庭で撮った。

 


新聞を読んで

2016-10-02 13:29:30 | 日記

October  1, 2016

日曜日の朝日新聞「読書」欄の、「悩んで読むか、読んで悩むか」のコーナーは毎回楽しみにしている。相談者の悩みに、適切な本を提供したりして回答者が応じる。今日は、「ピアノの先生に努力が足りないと言われショックをうけた」という相談者に、歌人の種村弘さんが、羽海野チカ『3月のライオ』(白泉社)を勧め、次のように書いている。

 『3月のライオン』は、将棋のプロの世界を描いた漫画です。その中で、「だって、努力できるのも才能じゃん」という言葉が出てきます。強くなれず、にも拘らず、そのためのひたむきな努力も出来なかった少年の捨て台詞です。これを見たとき、どきっとしました。実はそうなのかも、と思ったのです。(朝日新聞、10月1日)
 
「努力も才能のうち」という言葉は目新しいものではないが、この言葉にどきっとしたり、考え込んだりする時期は人それぞれだろう。私も40代のころ知人の発したこの言葉が胸にずしっときたことを、今思い起こした。努力という言葉は集中力と置き換えてもいいかもしれない。確かに、追いつこうとしても追いつけない壁に突き当たった時、人は「才能」という言葉を思い浮かべ、人の世の残酷さを実感する。しかし、人生はこんなに単純ではないだろう。種村さんは、「結果は誰の目にも見える。努力はそうではない。そして才能は誰の目にも見えない。だからこそ、人間は自分の選択や行為に意味があると信じて生きていけるんじゃないか。」と結んでいる。
 

いつもすらっと読みとおしているコーナーに、今日は少しひっかかった。図書館から借りてきた、福島智『ぼくの命は言葉とともにある』を読み始めているからかもしれない。「9歳で失明18歳で聴力を失ったぼくが東大教授となり、考えたこと」という副題がついている。本書を読みながら、自分に与えられた環境の中で謙虚に生きていくことの大切さを実感する。まず命ありき、才能も努力も、命の次に来るもろもろの事柄のひとつにすぎない。

画像は、「芙蓉」。大好きな花が住まいの眼の前の庭にあったのにはじめて気が付いた。