May 23, 2018
今週は、珍しく昼間にテレビのニュースを見続けてきた。日大アメフト部の悪質タックルの問題だ。関係した選手が実名で登場し会見した画像は引き付けられた。20歳になったばかりの青年のすがすがしい姿には、だれもが心を奪われたのではないだろうか。多分心優しい子供なのだろう。それゆえにこそ悪質な大人の標的にされたのだ。ある識者が、いじめとかパワハラといった言葉を使ってられたが、まさにその通りだと思う。スポーツを超えたところにある、つまりどこにでも存在する清濁併せ持つ人間の赤裸々な姿を具現した事件だと思う。人間は一人では生きていけない以上、何らかの形で人と交わっていかなければならない。その過程の中で、上手にその波を超えていく人、利用されてしまう人など様々であるが、80年を超えるまで生きてきた人生を振り返ったとき、この青年の言葉は、胸を打つものがあった。
今日の朝日新聞の片隅に、日本記者クラブ賞の特別賞に毎日新聞の「点字毎日」が決まったという記事があった。「点字毎日」については、点字に携わることになってから聞いてはいた。ほぼボランティアで支えられている点訳という地味な仕事に光が当てられたことをうれしく思った。点訳は、私にとっては老後の時間つぶしでもあるが、なかなか奥の深い世界だ。最近心もとなくなった脳の働きを叱咤しながら、もう少し頑張ってみたいと思っている。
画像は、友人のメールから、「シラーベルビアナ」という花だそうだ。