July 30, 2015
先日、NHKノ教育テレビに、歌手の雪村いずみさんが出ていた。同年齢なので、懐かしい気分で見入ってしまった。歌を歌い続けていく体力を養うために、ウォーキングを欠かさないとか。都心から埠頭の方まで歩いて行き、バスを2つ乗り継いで帰宅したこともあると話されていた。歩けるところまで歩いてバスで帰るというのは、いいヒントになった。蒸し暑さは大変なものではあるが、夕方リュックを背負い、ウォーキングの恰好で家を出た。あまり調子は良くなかったのに、歩きだしたら体が軽くなってきた。たまには身体を動かす方がいい。頭の中にバス通りを描きながら、駅から下の方に下っていくと、立ち並ぶ高層マンションの下あたりに出た。このあたりは以前は林だった所なので、そんな場所もまだ残っている。下りなので気をよくして、花の写真を撮ったり、独り歩きを楽しんでいるうちに、バス通りが分らなくなってしまった。だいぶ谷底のようなところに入ってきてしまったようだ。このあたりの住人は車を利用しているのだろう。人影はまったくない。遠くで車の音が聞こえるので、多分道を上っていけばバス通りに行きつくだろうと、さらに歩き続けたが、さすがに少し疲れてきた。また不安にもなってきた。マンションの住人だろうか、たまたま子供の手を引いた若いお父さんが通りかかったので、多分この近くにあると思う有名な洋菓子屋さんの名前を出して尋ねてみると、さらに道を登ったところが大きな通りで、そこから右に2百メートルほど行ったところにありますよ、ということだった。帽子をかぶっているので白髪は見えないけれども、背を丸めた姿は、おばあさんだということがすぐわかる。心配されたのか、送りましょうと言ってくださったが、だいたい様子が分ってきたので、大丈夫ですからと言って別れた。
バス通りまで出て、バスで帰宅した。今日の反省。どこでも飲みものは買えるからと用意していかなかったこと。住宅街に入ってしまうと、なかなか売り場が見当たらない。駅前の商店街のあたりをうろついていると、最低限必要なことも怠ってしまうようになる。また、あまり人通りのないところを歩かない方がいいのかもしれない。こんなに歩いたのに、帰宅して万歩計をみると、5千歩余しか歩いていない。毎日1万歩歩くという人は、よほどの健脚なのだろう。しかしこの日は夜中に目覚めることもなく、ぐっすり眠れた。週に3回ぐらいは、さらに遠出してみよう。
画像は、友人のメールから、「ルコウソウ」。赤い色が鮮やかです。
下の画像は、歩きながら、上を仰いで撮った。遠くに、白い百日紅の花が見える。ちょっとさびしいところで、一人歩きは危険かもしれない。