私の日常

毎日の生活で印象に残った出来事を記録しておきたい。

千葉へ

2018-11-14 11:11:58 | 日記

November 13, 2018

11月10日(土)
千葉市郊外に歩いて5分ほど離れて住む二人の妹の家を、2泊三日の予定で訪ねた。すべてローカルを使ったため、座っている時間が長い。新聞に掲載されている「数独」と「ナンクロ」をやりながら時間をつぶした。いつも一人で暮らしているので、妹たちとにぎやかな楽しい時を過ごすことができてうれしかった。滞在二日目の日は、妹の主人の運転で、近くにある佐倉城址公園に連れて行ってもらった。広い場所で、多分桜の季節にはかなりの人が訪れるのだろう。レストランで、古代米を使ったカレーライスをごちそうになった。シイ、カシ、モミジなどの大木が生い茂ったなかを森林浴をしながら歩く、この場所での一番の過ごし方だろう。

11月12日(月)
以前は何とも思わなかった道中がずいぶん遠く感じられた。帰宅すると、机の上にやりかけの点訳の校正のファイルが載っていた。何か気持ちがぷっつと切れてしまったようで、ぼんやりと過ごしてしまった。妹の家に行くと、いつも日ごろ食べていない料理を味合わせてもらう。今回は「大根と鶏肉のオイスターソース煮」というもので、書き留めてきたレシピにそって、明日はさっそく作ってみよう。食卓に果物がいつも添えられるのも、大いに刺激になった。食生活には、日ごろ気を使っているつもりでいても、特に一人暮らしは注意する必要があると、改めて思った。明後日は点訳の例会で、武蔵境に出かける。命の洗濯をしたつもりで、明日からまた平常通りの生活に戻ろう。

 画像は、佐倉城址公園の一部。


読書会(2018年11月6日)

2018-11-07 09:46:13 | 日記

November 6, 2018

11月6日(火)
今年最後の読書会が友人宅であった。本は、角田光代『ツリーハウス』(文春文庫)。文庫本で500頁近くあったが、割合簡単に読めた。角田さんの本は、読書会ではこれまでに2回ぐらい取り上げていたと記憶する。才能のある作家だと思う。物語は、「翡翠飯店」という新宿の一角にある中華料理店に携わる一家を中心に繰り広げられる。私自身とは少しかけ離れた世界を生きる人々ではあるが、時代背景は、私が生きてきた時代そのものだ。さりげなくこの時代を象徴する事件が織り込まれている。また、そこに行けば何か食べるものにはありつけるという場所が軸になっているのは、戦後の飢えた時代につながるものだろう。人間の生きとし生ける姿の底に流れる思いは同じなのかもしれないと、読後思ったりした。ひさしぶりの読書会だった。こうして1冊の本を中心に語り合う時間が持てることがうれしい。

11月に入り、日が暮れるのが早い。電車やバスを乗り継いで帰宅したとき、あたりは真っ暗になっていた。無事にどこかへ出かけ帰宅することができたことにほっとする、数年前でさえ味わったことがない感慨だ。脳をはじめ全身への老化はどんどん進む。これといった努力はしていないしするつもりもない。すべてが運命だと考えよう。

11月7日(水)
少し早いが、毎年妹に頼んでいる年賀状に使う画像を、妹に写メールで送った。今年は、夏が猛暑だったためか、あたりに花が少ない。やっと近くの団地の垣根にある「さざんか」をスマホで撮った。「さざんか」は、幼いころの思い出にもつながり大好きな花だ。「さざんか」の垣根のある家に住みたいという希望は果たせなかったが、住まいの団地に続く場所にたくさん咲いているのを見つけて驚く。ベランダ越しに入ってくる冬の日差しを受けながら、ひとときの安らぎの時間を味わっている。

画像は、ベランダのベゴニア。