私の日常

毎日の生活で印象に残った出来事を記録しておきたい。

喜寿

2014-04-30 20:10:56 | 日記
April 30, 2014

今日喜寿を迎えた。いつの間にかこんな年まで生きてきてしまった。誰でもそうだが、年齢にふさわしい姿はと問われても、なかなか答えは出ない。私自身も全く年齢を無視して生活してきた。健康に恵まれたこともあるだろう。しかし、喜寿を迎えた今、気が付きつつあることがある。よほどの例外を除いて、残念ながら、人は年相応の衰えを避けられない、老化現象を受け入れていかなければならないということだ。昨夜寝ながら聞いていたラジオ番組で、平均寿命ではなくて実質寿命(言い方は違うかもしれない)について、医者が語っていた。人が死を迎えるまでの10年間を支障なく暮らせる人は少ない、特に女性の場合は、骨粗鬆症などで足腰が弱って自力で歩けなる人が多いとのことだ。今週のこのコーナーのテーマはウォーキングなので、最後はそこに導かれるのだろうが、なかなかそういった予防策を講じることは難しい。というわけで、骨粗鬆症を持病とする私には、あまりバラ色な晩年は約束されていないようだ。

まあそんなことを考えていたら、友人がお花の鉢を持ってきてくださった。毎年誕生日を祝ってくださる。ありがたく、また本当にうれしい。情報も必要だが、ほどほどに耳を傾けることにして、今の生活を楽しもう。そしてもうひとつ、衛生という意味ではなく、清潔な生活を送りたい。今日のブログはこの辺で。

画像は、いただいたアジサイの花。花色が美しい、大切に育てていこう。

料理の本

2014-04-28 16:22:26 | 日記
April, 28, 2014

寒かった日がうそのように、季節は夏へと移っていく。抱えていた点訳が何となく一段落したとき、以前読書会でご一緒していた友人と岩波ホールで上映中のポーランド映画『ワレサ』を見に行く約束をした。あまりうれしくない誕生日は目の前だが、去年から今年、今日までの一年間を振り返ってみると、自分が少し変化したように思える。何か激しいものがなくても、歳月はそれなりの変化を人にもたらす。一つは、点訳をやることで、外の世界、今までの自分の人生では絶対に登場しない人びととのかかわり合いが影響しているのかもしれない。いいことだ、いい方への変化だと思うことにしよう。

話変わって、以前から薬膳料理に興味があった。先日新聞広告に宅配の薬膳が期間割引きで載っていたので、何食分かを注文してみた。またごたいそうにブログでも書いた。しかし何が薬膳なのか分らないうえに、味もあまりおいしくない。へんだなと思ってよく見てみたら、「薬」ではなくて「楽」だった。笑ってください。というわけで、すっかり興ざめしてしまった「楽膳料理」は冷凍したままにして、自分の食べるものは自分で作るという我がモットーを貫くことにした。私は必ず本をみて料理を作る。忙しい主婦がそんなことはしていられないと、主婦の友人たちによく言われたものだが、忙しくなくなった主婦は、意外に料理の本をみながら作っているのではないだろうか。そうでなければあれほど本屋の店先に料理の本が次々と並ばないだろう。さて私が今重宝している料理本は、「主婦の友社」から出ている『作りおきそうざい』という本だ。つまり常備菜のレシピが載っている本で、私のような独り暮らしのものには最適な本だ。料理と言えないようなものだが、「にんじんのクリーミーラペ」は毎日食べている。もちろん沢山作って常備してある。人参を千切りにして(スライサーを使えば、数分で山のようにできる〉塩を振って少しおき、水を絞って粗く刻んだレーズンと一緒にマヨネーズで和えて、塩コショウで味をととのえる。最初にふる塩を多すぎないようにするのがコツかもしれない。これって料理、とも思うが、レーズンの甘さが効いていて、食後のデザートといってもいい。

今日は、読み始めた、ねじめ正一『荒地の恋』(文春文庫)を題材にして何か書こうと思ったのだが、その発想はどこかに飛んで行ってしまった。いずれ本を読了してから触れてみたい。

画像は、妹のメールから、「山吹」。小学校の教科書に載っていた太田道灌の逸話が頭に浮かぶ。

薬膳料理

2014-04-23 10:25:38 | 日記
April 23, 2014

先日、新聞の全面広告をみて注文した、シュガーレディの薬膳セット10食分が、今日届いた。冷凍で配達されるので、いつでも食べられるということと、期間限定の価格と送料無料に惹かれたのかもしれない。手作りをモットーとしているが、最近こういったものに飛びつくことが多くなったな、これも歳のせいかと思う。これが家族の分となると大変だが、一人分であり、忙しくしていて外出した帰りにサンドイッチなどを買ってきて済ませる食事のことを考えると、まあいいかなとも思う。今日夕食に食してみてのことではあるが。

三木卓『私の方丈記』(河出書房新社)を読んでいる。新書版で字も大きくすぐに読めてしまう本だが、読み終えるのが惜しい気分でいる。鴨長明の『方丈記』の著者による現代語訳と、方丈記を案内に著者の来し方、今の日常の生活などが語られている。本書の中で三木卓が言っていることでもあるが、『方丈記』には、今の日本のありようが映し出されている。1000年近くの昔と変わらぬ世情の中で、人はそれぞれが何となく生きていく、しかしその中に様々なエピソードが生まれ消えていくはずだ。そんなことを考えながら、わが一日も暮れていくのだろう。

今ごろの季節は、家の中にいるよりは外にいる方が暖かい。点訳の校正刷りを持って図書館に出かけ、社会人枠の勉強室で仕事をすることにした。今日は勉強室は満席だったが、珍しく閲覧室の方に空き席があった。途中少し眠気が襲ってきたが、3時間ほど集中できた。その間に目の前の席も両隣りの席も何人か入れ替わった。前の席にいた大学生ほどの女性が立ち去った後、机をみると消しゴムのかすだらけだった。こういったことは近年よく耳にすることだが、少し驚いた。どう見ても汚いという印象しかないが、次に座った男の子も、何も気にせずに消しゴムの屑だらけの上にノートを広げていた。典型的なおばあさん目が感じることかもしれないが。バスまでの時間があったので、持参した『私の方丈記』を読み終えた。方丈の部屋ではなくわざわざ図書館に出向いて、見るともなく人の行動を観察してしまう私は、鴨長明や三木卓さんの境地にはとても達しそうにない。

画像は、ベランダの「ブルーデイジー」。光のコントラストが面白かったので、載せてみた。

読みたい本

2014-04-20 09:18:56 | 日記
April 20, 2014

日曜日。ゆっくり新聞を開くと、作家大江健三郎氏の写真が目に飛び込んできた。今日から100年ぶりに連載が始まる夏目漱石の『こころ』に関係して、「明治の精神」というキャプションがついている。漱石の作品では『行人』が一番好きだが、『こころ』も何度も読み返した。大江氏は、漱石が生きた明治時代の精神をはっきり表現した小説だと語り、ご自分については、「戦後の精神」という言葉を使って次のように語っている。

…今79歳の僕にとっては、67年間ずっと時代の精神は「不戦」と「民主主義」の憲法に基づく「戦後の精神」でした。
 「集団的自衛権行使」を閣議決定の解釈変更で認めようというやり方は、不戦と民主主義の直接の無視です。「戦後の精神」が真っ向から否定されている。
 日本が戦争に参加させられる近い将来への市民の驚きの声が低いのが不思議だった。普段は意識しないが、今の荘年の人たちの時代の精神と僕はズレてしまったのだろう、自分らの時代の精神は消え去った、と思いました。
 しかし、希望が見いだせるのは、朝日新聞の世論調査で行使容認反対が63%と増えていること。時代の精神は簡単に忘れられてしまわない、とも考えました。(中略)
 私がもうひとつ希望を感じるのもデモや集会に参加してです。安倍政権に不平がある人たちが集まってくる。僕も歩きながら、不戦と民主主義の憲法、つまり「戦後の精神」を譲らない老人でいようと思う.それが、今回「こころ」を読んだこととつながります。(朝日新聞、2014年4月20日)

大江健三郎は好きな作家だったが、最近の作品はわけが分らなくてほとんど読んでいない。しかし同年代の作家の考えには、まったく同感であり、また心強くも思った。楽観的だと思う人もいるだろうが、私も、自分が出来る範囲の中で、「時代の精神」を譲らない老人でいたい。

パソコンに向かっている時間が多くて、なかなか読みたい本をゆっくり読めないでいるが、今無性に好きな作家の本を読み続けたい気分だ。三木卓の最近作『私の方丈記』、チェーホフ、へミングウェイ、夏目漱石の作品の再読などだ。今日の新聞の「読書」欄に載っていた石牟礼道子『葭の渚』(藤原書店)、高額の本なので図書館から借りることになるが、この本は避けがたい。本書は作者の自伝だ。私は、石牟礼道子の生きてきた姿、またテレビなどで拝見するやさしい面差しが好きだ。今日の新聞の写真もいい。解説文(写真も)を書いてられる白石明彦さんの言葉を次に引用させていただく。引用が多くなってしまたが、今日のブログは終えよう。
 
 あれほど豊かだった不知火の世界を奪った近代とは何なのか。私は、今の世の中に合わないのではないかーそんな声が行間から聞こえてくる。泣きながら原をひとり歩む詩人の、後ろ姿を見る思いがした。(朝日新聞、2014年4月20日)

画像は、妹のメールから、在来種の「タンポポ」。道端で見かけるタンポポは「セイヨウタンポポ」だそうだ。
 

2014-04-18 15:21:59 | 日記
April 18, 2014

かかわっていた高校生用の数学の参考書の点訳がページ数が思いのほか増えて、99枚になった。これを初校をお願いする方宛てにメール便んで送るついでに、図書館に借りていた本を返し、隣の「アルテリア・シネマ」でイタリア映画を見てきた。40代、50代の女性の観客が多かった。監督の女性は、「現代のイタリア社会で増え続けている独身女性や離婚経験のある女性をテーマに、自身や、共に働く女性たちを描きたいという思いで、本作を完成させた。」とパンフにあった。物語は、5つ星ホテルの覆面調査員という仕事をしている女性が、旅先で知り合った女性との出会いをきっかけに、自分の人生を見つめ直していく、というもの。30代,40代の仕事に前向きに取り組んでいる日本の女性にも、何か共感するものがあるだろう。私は、ほんの気晴らしのために見た映画なので特に強い感想はないが、フランス、ドイツ、イタリア、モロッコなどの5つ星ホテルのあるは街の風景、また飛び交うフランス語、イタリア語、英語の響きに、いつものように魅了された。

1ヵ月ほど前に、この劇場で見た『ドストエスキーと愛に生きる』という映画については、2人の友人から、良かったとう電話をいただいた。ブログにも書いたが、私もあの映画はとても印象に残り、もう1度見てみたい。その折、1人の友人が、『ローザ・ルクセンブルグ』について話されていた。今日この映画館の上映予定を見ていたら、6月の上映予定映画の中に、本映画があったのでうれしかった。先日、同じ監督によるの『ハンナ・ア―レント』を見逃してしまったので、今回は気をつけていよう。エンタテイメントの映画も楽しいし、少し考えさせられる映画もいい。友達とも話したのだが、こういった芸術性の高い映画が、都心とは少し遅れてではあるが上映している映画館があるのはありがたいことだと思う。

さて今日のテーマの「旬」について書こう。昨日のことではあるが、何日か前の新聞で見た「ふき」のレシピが頭にあったので、ショッピで買ってきた。一人暮らしで250グラムの「ふき」を買うことは少し躊躇したが、レシピが強く印象に残っていた。ふきと少しの豚肉を炒めてすりごまであえるという簡単なものだ。もちろん冷蔵庫から3日ぐらいは出し入れすることにはなるが、やはり旬のものは一味違う。なかなかおいしかった。「ウド」にしろ「ふき」にしろ、やはり旬のものは、自分で作ってみたい。値段も高いものではない。
 
画像は、妹のメールから、ドライブで訪れた埼玉県岩根山の「ミツバツツジ」だそうだ。背景の山々も美しい。

ご無沙汰しました

2014-04-15 21:22:55 | 日記
April 15, 2014

ブログの更新が遅れているときは、たいてい点訳に追われている時だ。今回も、高校生の数学の参考書が意外に図が多くて、手こずってしまった。

4月10日(木)
この数学の問題集の勉強会で、午後から代々木八幡経由で事務所に出かける。点字も中学生までと、高校生以上の大人を対象とする場合では異なる。英語の場合は、2級英語といって、決まりがあって、文字の一部が略されたり、文字全体が短く置き換えられたりする。たとえば、「it」は「x」に置き換えられる。しかしこれは点訳ソフトの中に組み込まれているので、設定をすればよいだけだが、数式が出てきたりするとややこしい。理数関係では、専門書式になる。健常者からすると、ずいぶん大変なように思えるが、順を追って教育されていくのだろう。点訳は誰にでもできることではあるが、こういった規則だけは覚えていかなければならない。いつの間にか点訳を始めてから7年目を迎える。いつまでも新人というわけでもあるまい、と思う。

4月11日(金)
『医学大辞典』の点訳の会の例会。連日の東京詣である。1時間もしないで終わってしまったので、いつも親しくしている方たち数人とコーヒーを飲みながら、少し情報交換をした。そのあといつもの友人と新宿で食事をして帰宅した。電車の中では、角田光代『よなかの散歩』(新潮文庫)を読んでいる。もう読み終わった。雑誌に掲載されたエッセイをまとめたものだ。角田さんの本は、『8日目の蝉』が面白かった。読書会で読んだ『ロック母』も、文学的な水準は高いものだと思った。しかしこういったエッセイを読むと、日本の女流作家も小粒になったという感じがしてしまう。雑誌の読者にもよるだろうが、何処にも光るものが感じられないのはどうしてだろうか。

4月15日(火)
毎日パソコンに向き合っている間に、ベランダは花盛りだ。『ブルーデイジー』が可愛い花を咲かせている。今日は、点訳の過程でいくつか疑問点が出てきたので、電話で予約を取らせていただいて、質問するために事務所に出かけた。この間の勉強会の時に頼まれたスペイン語のテキストが、少し変更になったとかで、別なものを渡された。まだ手をつけていなかったので良かったが、こういったもののマニュアルを作って点訳者に配分する方たちの大変さを垣間見た感がした。もう1度マニュアルを書きなおさなければならなかったり、責任者になるということは大変なことなのだ。

帰りに駅前のショッピングセンターに入っている化粧品店「House of Rose」でシャンプーを買った。ここの「カモマイルド シャンプー」を、10年以上使っている。リンスを使わなくて済むので、無精者の私にはもってこいだ。ところが1ヵ月ほど前に切らしてしまったまま、別のシャンプーで代用していた。そこで驚くべきことがおこった。どうも最近抜け毛が多くて、ただでさえ薄くなり出した頭皮が、ますます透いて見える。これがあまりにもすごいので、何か食べ物に関係しているのかと考えて、気が付いた。シャンプーだと。でシャンプーを買ってきたというわけである。昨日、同じ歳の友人が顔に塗るクリームを新しいものに取り変えたら、眼の周りに湿疹ができて、皮膚科で、新しくしたクリームのせいだと言われたと言っていた。皆がそれぞれお気に入りの化粧水やシャンプーを使っていると思うが、自分に合ったものをちがうものにかえることが出来るのは、若いうちだけかもしれない。

画像は、2年前に友人から誕生日にいただいたもの。名前が思い浮かばないのが残念だが、今年はこんなに大きく育ち、みごとな花をつけた。

映画を見たり

2014-04-08 17:21:05 | 日記
April 8, 2014

予報では暖かい日だといっていても、北風が冷たかったり、なかなか上着をはずせない。しかし今日は安心して春の陽気を楽しめた。というわけで、「アルテリア・シネマ」で映画を見てきた。『鑑定士 顔のない依頼人』、友人のブログにはだいぶ前に登場していた映画だ。やっと近くの映画館に降りてきた。簡単な紹介は、いつものようにパンフから。「神のごとき審美眼を持つ、美術界のカリスマ鑑定士が、ある屋敷の美術品の鑑定を依頼される。決して姿を現さない依頼人の女性に興味を抱いた彼は、その姿を見ようとするが…。『ニュー・シネマ・パラダイス』のトルナトーレ監督がしかけた大ヒットミステリー」とある。ここにあるとおりミステリーなので、こんな解説を読んでもこの映画の魅力は全く伝わらない。やはりこういった映画は、見てのお楽しみということだろう。鑑定士を演じている俳優が素晴らしい。人間はこんなにも変わっていくのだということを、2時間に満たない映画の中で演じきるすごさ、また音楽もよかった。サウンドトラックをもう1度聴いてみたい。もちろん登場する名画も圧巻だ。ルノアールの「ジャン・サマリーの肖像」、モディリアーニの「青い眼の女」、ゴヤの「ベルムーデス夫人の肖像」など、私のような素人にもなじみのものが並べられると、ほーっとため息が出る。この映画は、美術品ではなく人間の真贋をミステリアスに描いているのだろうが。

映画館と同じく駅の北口にある図書館によって、届いている本を受け取ってきた。アリス・マンロー『小説のように』(新潮クレストブックス)。作者がノーベル文学賞を受賞してから予約したので、ずいぶん待たされた。やっと手元に来たのに、相変わらず素晴らしい装丁で、すぐに読むのが惜しい気分だ。20日ごろから引き受けている点訳が動き始めるので、今のうちに少し気晴らしをしたい。友人からアーモンド、クルミ、干しブドウをたくさんいただいたので、ナッツ入りのパウンドケーキを焼こう。なかなか自分の口には入らないが、おいしいと言ってくださる方の言葉を信じて、日ごろお世話になっている方々にプレゼントしたい。

画像は、友人のメールから、「クリスマスローズ」。雨上がりの様子が美しい。


桜の季節に

2014-04-02 18:18:00 | 日記
April 4. 2014

4月1日(火)
今日は理数点訳の会の例会がある日。いつもは午後なのだが、今回は午前10時からだった。いろいろな点訳の会を覗いて思うことは、こういった会のための無料の施設を借りくことがいかに大変なことか。私のような参加だけしているものには役員をされている方々の苦労は分からないが、毎月1週目の水曜日の午後という日を確保するのはだんだん難しくなるのではないだろうか。今年から引き受ける点訳を少なくするつもりにしている。今回も締め切りが6月のものをのんびりやればいいと思っていたが、高校生の数学の問題集を頼まれてしまった。また図が多くて困ったなと思いながらも、まあやってみましょうということで、引き受けた。ボランテイアでも、あなたはもういいですよと言われるよりはいいかな、などと、相変わらずの優柔不断な私がいる。しかし家に帰って点訳をし始めてみると、先日パソコン持参で出かけた、ソフトを使った図の書き方の講習が、ものすごく役立った。

4月3日(木)
朝から雨だ。図書館に本を返しに行った。あまり天気は気にしないほうだが、足元には気をつける。駅への近道には66段の階段が待っている。この頃は出かける前に、その日済ませる用事、また買わなければならないものをメモして出かける。それでも、今日のように図書館に出かけると、隣の、地元の生産農家が出している店で、野菜を買いこんでしまう。今日は、泥つきの人参、菜の花2わ、トマト、玉ねぎ、天日干しの切干大根を買う。安いうえに新鮮なので、店が開く前から人が並んでいる。これだけでもかなり重い荷物になったが、さらに「小田急OX」で、豆腐など予定していたものを買う。骨粗鬆症の身には、これは限界ををこえている。バスで帰宅。バスの窓からも、歩いていても、今の季節桜が満開だ。ベランダ栽培の花も、道端に咲く花もそれぞれ美しいが、桜の季節の風景は、代わるものがない。小学校の国語の教科書の、富士に桜の絵が、ふと目に浮かんだ。

4月4日(金)
点訳の勉強会。いつも英文の高等数学の文献を依頼されている青年が、勉強会に出席されていた。今日の勉強会は、ちょうど彼が依頼されていた文献を引き受けた私を含めた何人かの人たちの質問の会で、ご本人も、このように点訳の統一が図られるのですね、と興味深げだった。私にとっては初めての経験で、とても意義深い午後だった。お顔を見なければ目が見えない方だということは全く感じられず、こうして学んでいかれる姿勢にただただ感銘を受けた。

画像は、住まいの近くの幼稚園の桜。何回もブログに登場させてもらっているが、2年ほど前に、大々的に枝打ちをしたため立派な花が望めず、今年やっと元の姿をとりもどした。今の季節、どこにいっても桜の花は見れるが、この3本の大木は、ああ、今年も元気にこの花をみることが出来たという感慨を抱かせてくれる。