私の日常

毎日の生活で印象に残った出来事を記録しておきたい。

点訳の勉強会

2018-01-26 11:29:38 | 日記

January 25, 2018

東京都心で48年ぶりの最低気温、日中でも4度という寒い中、武蔵境まで点訳の例会に出かけた。数日前に降った雪が道路の両側に積み上げられて、通勤者用にできた歩行者が通る細い道を、気を付けて駅まで歩く。雪でも降れば別だが、1か月に1回、しかも今年最初の例会、10人足らずの人数であるが、皆さん顔をそろえた。60代のお一人を除けばみな私と同年代、たまっていた疑問点などを出し合えるこの日が私にとっては貴重だが、皆さん頑張っているなと思う。校正のファイルをいくつか預って帰宅し、妹たちと電話で少しおしゃべりをする。一人の姉と3人の妹、今の私にとっては一番大切な人たちだ。

せっかく東京まで出かけるのだから、新宿のデパートで、今作っているクッションの毛糸に2本どりにして合わせる極細の毛糸を買おうと思っていたのに、すっかり忘れてしまった。この頃よくあることとはいえ、何か自分にがっかりする。それにしても、最近編み物をする人が少ないのか、以前ならば近くの店で買うことができた毛糸がわずかしか置いてなくて、極細などはとても無理だ。1日にふたつのことはしないことにしているので、明日取り掛かる点訳の資料だけをそろえ、湯たんぽを入れて早めに就寝することにした。代り映えのしない日常の記述である。

画像は、雪の日にベランダから撮った。

 


忘れられる80歳

2018-01-18 16:33:11 | 日記

January 18, 2018

いつの間にか、1月も半ばを過ぎてしまった。ブログの長いご無沙汰である。昨日、今日は暖かいが、その前しばらく寒い日が続いた。家に引きこもっていたくはないし、かといって寒い中特に用事もないのに出かけて風邪をひいても困る、とか思いながらぐずぐずしているうちに、時は足早に過ぎていく。預かっていた点訳もほぼ片付き、あとは先の原稿(和英辞典のhy…あたりから)を点訳していけばいい。ボランティアなのだし、もう少し気楽に考えればいいのだが、根がせっかちなので手元に預ってるものがあると落ち着かない。

80歳になる少し前あたりから、何か体に異常を感じるようになった。よく新聞の広告などで見かける腰痛とかひざ痛とか言ったものは無縁だと思っていたが、…痛とは言わないまでも、体のあちこちに違和感を感じる。特に朝目覚めたときなど、背中に棒が張り付いたような感じだ。テレビでも新聞でも、高齢者の体のケアが取り上げられることが多い。しかし対象となる人は60代から70代初めまでだ。これはメディアだけではない。病院でも、町の中でも、80歳以上は相手にされていないのだ。当然のことではある。私は独り身の人生を選択してから、少数者の悲哀を味わってきた。そしてさらにダブル少数者である。つまり自分の年齢に見合ったケアの仕方を、自分で工夫するしかないということだ。

点訳が一段落したところで、編み物を始めた。お世話になることばかりでお返しができないできている。少し大きめのクッションを作ってプレゼントしようかと考えている。1か月に一つできればいいのだが、どうだろう。2月になれば読書会も始まる。80歳の日常を少しは彩りあるものにしていきたい。

画像は、友人のメールから。


映画「ルージュの手紙」

2018-01-06 14:39:21 | 日記

January 6、2018

寒い日だったが、予定してあったので、映画「ルージュの手紙」を見に「アルテリオ・シネマ」まで出かけた。どうしても見たいという映画ではなかったが、カトリーヌ・ドヌーブが主演ていて、またフランス映画ということもあって足を運んだ。あらすじは、いつものようにパンフレットから。「助産婦として働きながら、女手一つで息子を育て上げ、地道な日々を送っていたクレール。そんな彼女のもとに、父親の元妻で血のつながらない母だったベアトリスが現れる。30年前に父を裏切った彼女との再会は、クレールに過ぎ去った歳月を振り返させる。自己中心的で、お酒とギャンブルが大好きなベアトリスは、クレールとは真逆の性格。しかし日々の生活を通して、この2人に新たな絆が生まれる」といった内容。ベアトリスをカトリーヌ・ドヌーブが、クレールをカトリーヌ・フロが演じている。

原題は「助産婦」だそうだ。妊婦が赤ちゃんを出産する場面が何回も出てくる。そういった意味でも女性映画といったところ。ありきたりの内容の映画だったが、主演の2人の女優の演技と耳に優しいフランス語に助けられた。

書き終えたブログを保存しようとして、なぜかうまくできず、ほぼ半日かけて、パソコンの会社と電話でかけあった。私はもう販売を中止している古いパソコンから今の最新のパソコンにかえたこともあって、あまりに使い勝手が悪く、往生している。昨年からこのブログでもいろいろ書いてきている。少しITの技術に精通している者の助けを借りればスムースに解決できることかもしれない。自分に自信がなくなってくるが、ここは踏ん張りどころだとめげずに該当する会社に電話して解決策を指南してもらっている。今回初めて少し道筋が見えてきた。どうもネックは私が使っているセキュリティにあるようだ。ネット関連の事件が頻発している今、会社もセキュリティ対策には熱を入れているのだろうが、その分パソコンの操作を邪魔することもある。さてこのブログをうまくUSBに保存できるだろうか。

画像は、昨年暮れに、いつも通る公園で撮った。

 

 


2018年を迎えて

2018-01-02 10:46:54 | 日記

January 2, 2018

あけましておめでとうございます。新しい年が、公私ともによい年であることを願いながら、相変わらずひとりの正月を迎えた。今日は2日、こうした日々が駆け足て過ぎていくことだろう。図書館から借りてきて昨日から読み始めたトーン・テレヘン『ハリネズミの願い』(新潮社)を読み終えた。あちこちで取り上げられていた本で、図書館に予約してやっと手元に届いた。臆病者のハリネズミが、ほかの動物たちを招待しようと思いたって手紙を書くが、その手紙が動物たちに届いたことによって生じる様々なことを想像すると手紙を送る勇気がなくなり、手紙は引き出しにしまったまま、実際に手紙が送付されて招待されてくる動物たちとの出会いを想像するお話。周りの環境とうまく付き合えなかったり、コンプレックスに悩むというのは、表面上はどうであれ、ほとんどの大人が経験する感情である。その心の動きを、ハリネズミを主人公にして描いている。作者は、医業のかたわら、子供たちのために動物を主人公とする絵本や物語を書き続けているオランダの作家、詩人。本書は、大人向けの動物たちの小説シリーズの1冊だという。

私自身は、絵本好きではないし、特に際立った内容の本だとは思はなかったが、こういった本が本屋大賞を受賞する環境は、今のところ平和だと思っていいのかもしれない。もう1冊、正月に読もうと借りてきた本がある。キャサリン・タイナン、夏木静子訳『アガサ 愛の失踪事件』(文春文庫)。訳者あとがきに1979年9月とあるので、ずいぶん古い本だ。これは図書館の書棚を見ていて気まぐれに借りた。『ハリネズミ…』よりは面白いかもしれない。箱根駅伝の中継をテレビで聞きながら、ぼちぼち読もう。

画像は、妹のメールから。