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ぽかぽか春庭「浜離宮」

2024-06-11 00:00:01 | エッセイ、コラム
20240611
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2014二十四節季日記6月(1)浜離宮

 久しぶりの浜離宮散策。パナソニック汐留美術館で娘と合流する前の、ひとり散歩です。前回娘といっしょに浜離宮散歩をしたときは、初冬でした。名残のもみじがかろうじて残されている風の強い日でしたが、6月7日は歩くと少し汗ばんできましたが、帽子半袖、日傘でちょうどいい。入園してまずベンチで、持参のおにぎりとバナナで腹ごしらえ。食べながら見た白い花、名前がわかりませんでした。
 園内の花を楽しみつつ、ゆるゆると回りました。

  

 6月の花は何といってもアヤメかかきつばた。何度教わっても区別がつきません。
 

 6月の園内は、アジサイも花盛りでしたが、我が家の狭庭のアジサイのほうが見事な咲きっぷり。ただし、柏葉アジサイは、我が家にはない花。きれいに咲いていました。

アメリカノウゼンカズラ        菜の花畑


 菜の花畑の上にはカップルモンシロチョウが何組も飛んでいたのですが、ちょっと切ない。なぜなら、菜の花の花期が終われば、全部引っこ抜かれて、夏の終わりには次はポピー、その次はコスモス畑に衣替えされるからです。菜の花に産み付けられたモンシロチョウ夫婦の愛の結晶は、たぶん全滅。絶滅危惧種にはなっていないだろうけど、せっかくの卵も少子化の波に逆らえず。

 塩入の池の周りを歩きました。中島のお茶屋は工事中。私と娘が前回浜離宮を散歩したときに、中島のお茶屋でお盆に載った抹茶と和菓子セットを頼みました。11月末日、あまりに強い風がふいてきて、抹茶茶碗は重みがあるから大丈夫でしたが、和菓子の薄いお皿が吹き飛ばされたのを思い出しました。もうひとつ買おうとしたら、お店の人が大丈夫です、と言ってサービスしてくれました。

 そんなことを思い出しながら海辺へ近づくとボーッと汽笛が聞こえます。東京湾と隅田川を行き来する東京都の水上バスが浜離宮乗り場を離れるところでした。船室の中の人は確認できませんが、デッキの上にいるのはほとんどがインバウンド客。この水上バス観光は、東京が水の都であるという感じがして、私もまた乗ってみたい。娘息子と水上バス観光に加わり浜離宮で下船したことを思い出しました。

 6月10日に「篤姫」再放送を見ました。ドラマ後の「篤姫紀行」では、篤姫の夫将軍家定が、浜離宮から薩摩藩の軍艦を見物したと紹介されていました。浜離宮での静養によって病弱な体を癒していたのかもしれない家定、幕末の激動の中、どんな気持ちで薩摩の西洋式軍艦を眺めたのでしょう。
 春庭が見つめる東京湾へ、観光水上バスが水門をくぐって出て行きました。

 

 復元された鷹のお茶屋で、建物復元工事のようすと鴨猟に使う網の作成過程のビデオをながめて一休み。
 鷹のお茶屋の前で


 久しぶりの浜離宮、青空と緑の木々、お花たち。楽しい散歩になりました。

<つづく>
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