医科栄養学・栄養医学ブログ

医学部で医科栄養学を学んだ経験と最新の栄養医学をこのブログに反映したいと、考えています。

野菜と果物摂取の生活習慣病予防との関係について 栄養医学ブログ 日本ビタミンC研究会 藤井毅彦

2024-07-10 15:42:34 | 健康・病気
長期の野菜と果物の少量摂取の習慣が、高齢期の生活習慣病や免疫系の異常に関係していると、報告されています。M A Van Duyn博士によると、ガン予防における野菜と果物の予防的役割の疫学的エビデンスは重要です。そして、現在の科学的エビデンスは、心臓の冠状動脈系疾患の予防における野菜と果物の予防的役割を示唆しています。そして、脳卒中での予防的役割のエビデンスも蓄積しています。加えて、白内障の発症、慢性閉そく性肺動脈疾患、多発性憩室症、そして、おそらく高血圧症などの予防において、野菜と果物の予防的役割を支持する、新しい科学的根拠が発表されています。

これらの研究の再調査によるエビデンスでは、いろんな種類の野菜類や果物の摂取量を増やすことです。特に、十字科の緑葉色野菜、オレンジ類、かんきつ類など。そして、野菜と果物の摂取を増やすことに絶えず気を配り、疾患のリスクを減らし、ベストの健康状態に持っていくために、栄養を最大限に活用することは、実行可能で、重要な手段です。そして、バランス栄養学の実践で快適な健康生活を送られることが期待されます。

References
Van Duyn M A. Overview of thehealth benefits of fruit and vegetable consumption for the diabetes. J Am Diet Assoc. 2000 DC;100(12):1511-21
Vainio H. Fruit and vegetable in cancer prevention. Nutr Cancer.. 2006;54(1):111-42