グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

フランスの植物

2011年06月24日 | その他
先週に続いて、フランスで見かけた植物をいくつかご覧下さい。

まず、中部の都市リヨンの郊外に着いて、最初に、
「『日本から来た厄介な植物』って呼ばれている草を見に行きましょう」
と言われて、

「何だろう?」と行ってみると、これでした。

見出しの写真も同じ植物ですが、大島でもおなじみのイタドリです。
昨日の話題にも登場していました。
(ちなみに、伊豆諸島では、固有種のハチジョウイタドリですが)
とにかく、火山裸地の先駆植物ですから、
その生命力は抜群です。移入種としては最強の相手でしょう。

その後、気を付けて見てみると、こんな具合に、

道路沿いの斜面や、河川の土手、鉄道線路沿いなど、
いろいろな所に生い茂っていました。
いつ、どうしてヨーロッパに進出したのでしょう?!


次は、こちら↓の、マロニエです。

街路樹などにプラタナスとともに、よく植えられていました。
刺のある「さく果」の中の実が「マロン」だそうです。
マロニエは、セイヨウトチノキとも呼ばれるとか。
マロンは、クリだと思い込んでました・・・(汗)
マロングラッセって栗の実が入ってませんでしたか?

フランスは北海道と同じくらいの緯度だそうで、
冷涼で湿度が低い気候は、温暖多湿の大島と正反対と言えそうです。

以前、信州の高原で見たマツムシソウに似た花が、
さわやかな風に揺れていました。

アップにすると、こんな感じです。
セイヨウマツムシソウという種があるそうです。それだったのかも知れません。

こちら↓は、オダマキの一種。

オダマキの仲間は、ヨーロッパで改良され、
多くの園芸品種があるそうですが、
これは、農道の片隅に咲いていたので、
野生種だろうと思います。

野生のランが、牛の放牧地や農道脇に咲いているのには感激しました。

花の大きさはエビネくらいです。
前回書いた農道のハイキング・コース沿いでしたので盗掘を心配したところ、
自然を楽しむ人たちは野生植物に対して、
その場所で暮らしている生物をそっと見守るという接し方だそうです。

あとの野生ランの写真はピンボケですが、

葉に紫斑があり、ウチョウランのような花。

ご覧頂くのなら、もっと、じっくり良い写真を撮るべきでした(汗)

こちら↑は、レバノンスギの山の林道で出会ったランです。


ヨーロッパには、お城が多いと聞いてはいましたが、
個人の住まいになっていたり、ホテルだったり・・・。

こんな古城もたくさんあるそうです。
サイ・ス・クザンという城で、一部は宿泊ができるようになっていました。
この花を後でよく見ようと思っていたら、
帰路は別コースでした(涙)

「フランスの植物」なんて大それたタイトルを付けましたが、
ごく一部地域で短かい期間を過ごしただけなので、
この程度の写真しかありません。ごめんなさい。

本当は、もっと、たくさん花盛りでした・・・。
(なるせ)
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