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グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

最高の天気!その2

2024年03月01日 | ツアー
一昨日に紹介したツアーの後半報告は、ちょうど中間点ぐらいにある火口展望所からになります!

お客様のご自宅近くにある富士山と、三原山の火口を一緒に入れて撮影してみました☺️

”カクテルグラスに南の島が浮かんでいるように見える景色”のところでは、旦那様がグラスを手に持つパフォーマンス!

足元には、まだ雪が残っていたので、みんなで雪だるまを作りました。
こちらは奥様作。

欧米では、雪だるまは玉を3つ重ねて作るとのこと。
「へ〜!!」っと思ったので、火口を見つめる洋風雪だるまの、後ろ姿をパシャ!

☺️

一方、私はというと、玉をひとつ作ったところでサボって写真に夢中になり、残りは旦那様が作って完成させてくれました。

これも、目を入れなかったので、哀愁漂う(?)後ろ姿ってことで🤣

坂を降り始めたら、私たちの周りに急に噴気が増え始め、「噴気って目の前で出方が変わるんですよね〜」という話をしながら歩きました。

進行方向にある黒い山について、「ついに37年間、名前をつけてもらえなかった」という話をしたら、旦那様が「未達新山(みたつしんざん=新山に慣れなかった山)」という名前をつけてくれました☺️

裏砂漠に向かう頃には、富士山に雲がかかり始めました。

時々、富士山の5合目あたりを歩くというお客様は、「急に雲が出るんですよね」と向かいに見える山の天気を語られていました。

そしてこの場所…(櫛形山の北側に位置する崖です)

昨日のブログに田中が書いていましたが、肉眼ではっきりわかるような噴気が上がっていたので驚きました。

手を当てて「熱いですよ〜」とお客様。

上の写真の右下のあたりが湿っている感じでした。
今まで一度も見たことのない場所からの噴気で驚いたので、伊豆大島の火山防災連絡事務所に問い合わせたところ、1月の現地観測の際も同じ場所から噴気が確認されたそうです。
常に変化する火山…。生きていますねぇ〜!!

春が近づき、また少し葉っぱが増えたアシタバに挨拶し

ほぼ風のない、黒い地面に立ちました。

お客様が足元にあるスベスベの石を見つけてくれたので、撮影。

地下で固まっていた溶岩が、その後の爆発的な噴火で割れて飛び散ったものだと思います。でも角が取れて、海岸の石のように丸みを帯びているのは、強風で転がされたり、火山灰などに削られたりしたからだと想像すると、物語を秘めたスペシャルな石に思えてきます☺️

この後、は植物の生えない黒い大地から、植物たちの世界を目指し

華やかな色の実や

小さな花に注目して足を止め

倒れても再生する森の木々を見上げて、ツアーを終えました。

本当に、天気に恵まれた爽やかな一日でした。
一緒に楽しい時間を作ってくださったお客様に感謝です。

ありがとうございました!!

(かな)
コメント
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