先週末からほぼ一日おきに山へ行っています。
今日はその中から、先週土曜日のツアーの様子をご紹介します。
お客様はここ数年山歩きに嵌まっているというお二人。
三原山フルコースツアーのお申込みだったのですが、リクエストを頂いた事もあり
少し時間を早め”バームクーヘン”(地層大切断面)に寄ってみました。

前回来た時には、土の部分に草が生えていたのですが綺麗になっています。
遠くに目を凝らすと、黄色いモノが・・・。

近付いてみると重機が置いてありました。
残念ながら、土曜日だったので動いていませんでしたが
壁面のお色直しをしたばかりだったのですね。(削っているところを見たかったです。)
三原山は風も穏やか、最高のコンディションでした。
溶岩に囲まれて”かる~くランチ”椅子もテーブルも溶岩です。

時間の関係も有り、三原の斜面を下って砂漠地帯へ・・・

足取りも軽く、とても楽しそうなお二人。
キャニオンに入る前に面白い岩を見付けました。

火口から飛んできた火山弾のようです。
一見”ボムサッグ”の様にも見えるのですが接地面はほんの僅か。
微妙にバランスをとっています。
お客様からは「カワイイ~!河童の頭みたい」との声が上がりました。
(う~ん、もっと河童らしく写せばよかった。)
きれいな等高線を描いた砂山も見付けました。

「どうしてこんな縞模様ができたんだろう?」
皆で考え導き出した答えは「粒子の違い」=「水の含み具合」 皆さんはどう思いますか?
”春に三日晴れ無し”の言葉どおり、このところ数日おきに天候が崩れます。
気温が低い事もあり”キャニオンの岩肌”からは、モウモウと蒸気が上がっていました。

生きている地球を実感します。
山を降り、宿の近くにあるお宅に立ち寄ってみました。
ツアーの中でお話しした”溶岩灰皿”をお見せしたかったのです。

何と!ここでツアー最後のサプライズが起きました。
64年前、実際にこの灰皿を作ったご主人にお話を聞く事ができたのです。
実物を手にして聞くお話は、臨場感に溢れとても面白かったです。
お二人も、感動している様子でした。
寒い中、外に出て貴重なお話をして下さった”T様”・・・ありがとうございました。
そして、穏やかな表情で迎えてくれた三原山、ツアーを盛り上げてくれたお二人にも心から感謝です。
By 柳場