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グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

晴れ・曇り・そして雨・・・(その1)。

2015年02月26日 | ツアー

先週末からほぼ一日おきに山へ行っています。

今日はその中から、先週土曜日のツアーの様子をご紹介します。


お客様はここ数年山歩きに嵌まっているというお二人。

三原山フルコースツアーのお申込みだったのですが、リクエストを頂いた事もあり
少し時間を早め”バームクーヘン”(地層大切断面)に寄ってみました。



前回来た時には、土の部分に草が生えていたのですが綺麗になっています。

遠くに目を凝らすと、黄色いモノが・・・。



近付いてみると重機が置いてありました。 
残念ながら、土曜日だったので動いていませんでしたが
壁面のお色直しをしたばかりだったのですね。(削っているところを見たかったです。)


三原山は風も穏やか、最高のコンディションでした。

溶岩に囲まれて”かる~くランチ”椅子もテーブルも溶岩です。


時間の関係も有り、三原の斜面を下って砂漠地帯へ・・・

足取りも軽く、とても楽しそうなお二人。


キャニオンに入る前に面白い岩を見付けました。

火口から飛んできた火山弾のようです。
一見”ボムサッグ”の様にも見えるのですが接地面はほんの僅か。
微妙にバランスをとっています。

お客様からは「カワイイ~!河童の頭みたい」との声が上がりました。
(う~ん、もっと河童らしく写せばよかった。)

きれいな等高線を描いた砂山も見付けました。

「どうしてこんな縞模様ができたんだろう?」
皆で考え導き出した答えは「粒子の違い」=「水の含み具合」 皆さんはどう思いますか?


”春に三日晴れ無し”の言葉どおり、このところ数日おきに天候が崩れます。
気温が低い事もあり”キャニオンの岩肌”からは、モウモウと蒸気が上がっていました。

生きている地球を実感します。


山を降り、宿の近くにあるお宅に立ち寄ってみました。
ツアーの中でお話しした”溶岩灰皿”をお見せしたかったのです。

何と!ここでツアー最後のサプライズが起きました。

64年前、実際にこの灰皿を作ったご主人にお話を聞く事ができたのです。
実物を手にして聞くお話は、臨場感に溢れとても面白かったです。

お二人も、感動している様子でした。

寒い中、外に出て貴重なお話をして下さった”T様”・・・ありがとうございました。
そして、穏やかな表情で迎えてくれた三原山、ツアーを盛り上げてくれたお二人にも心から感謝です。
           
                                     By 柳場

                                       
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