さあ、いよいよ苗の植え付けです。
栄養状態のよい土で育った苗には、双葉がしっかりついています。
購入する際には、元気な双葉がついているものを選びます。
まずは、植える場所に苗のポットを置いてみます。
大きなプランターでも、苗は2つまで。
数を増やしてしまうと、プランターの中の限られた栄養と水を分け合うことになるので、
それぞれの苗があまり大きくなりません。
私が試してみた経験からは、1株よりも2株の方がよく育ちました。
ライバルがいるほうが、生きようとする力が湧いてくるのではないかと考えています。
それに1株だけだと、万が一それが枯れてしまったり成長がいまいちだった時、
緑のカーテンとしては残念なことになります。
保険の意味でも、2株をお勧めします。
プランターが小さい場合は1株で。
ポッとの大きさの印をおおまかに土につけます。
その印より少し大きめに穴を掘り、ポットを置いて大きさがそれでよいか確かめます。
ここからが大切。
ポットの中の土の状態を確認します。
乾いていると、ポットから苗を出す時に土がバラバラと崩れてしまいます。
土が崩れて落ちてしまうと、その苗を植えても、ほとんどうまく育ちません。
土が乾いていたら少し水やりをして、土を固めてまとめるつもりで優しく押さえます。
苗はポットから引っ張り出すのでなく、
まずは根元の部分を人差し指と中指ではさみます。
もう一方の手でポットの底をしっかり支え、そのままひっくり返して、
ポッとの底の穴を優しく押して、またはポットの側面を優しくもにょもにょして、
苗を取り出したら、
両手でしっかり支えながら、そ~っとひっくり返して、
優しく穴の中に下ろします。
この時、つるがネットにつかまりやすい向きを見極めてあげます。
苗と穴の隙間を埋めていきます。
表面だけ土をかぶせて、中に隙間が残ると、そこがダンゴムシのすみかになる可能性が!
ダンゴハウスを提供しないよう、土の中の隙間もていねいに埋めていきます。
最後に、根本全体を優しく押さえて植え付け完了。
ゴーヤ先生と苗を植え付ける子どもたちは「大きくなあれ」と言いながら、
私が教えていた小学校の子どもたちは、
「大きくなってね」「がんばれよ!」「君ならできる!」などと言いながら、
土を押さえていました。その姿がとてもすてきなんだなあ。
仕上げに巻きひげをネットにつかまらせてあげます。
最初はまっすぐな巻きひげは、つかまるところを見つけると、
短時間でくるくると巻き付きます。
ネットに届きやすいように、プランターの中央より少しネット寄りに植えてあげました。
植えたばかりの苗は、自分で水を吸う力が弱いので、水やりも忘れずに。
さあこれで、緑のカーテンの準備完了。
小さな苗の成長を楽しむ日々の始まりです。
写真の手前と奥は、ブドウのカーテン。
ゴーヤーより早めに葉を茂らせ始めています。
緑のカーテンは、最初が肝心。
緑に覆われた窓辺と、葉の隙間からの木漏れ日のような光、
そしてさわやかな風を思い浮かべながら、
土づくりと苗の植え付けを楽しんでくださいね。
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