緑のカーテンのある暮らし

楽しくて、快適で、おいしくて、地球にも優しい緑のカーテン。我が家と学校の緑のカーテンの生長をお知らせします。

育てて楽しむはじめての緑のカーテン

2011-05-29 19:11:09 | 緑のカーテン作り方のポイント

このたび、NPO法人緑のカーテン応援団は、

育てて楽しむ はじめての緑のカーテン」という本を出版します。

緑のカーテンの涼しさの秘密や、

ゴーヤー、アサガオ、ヘチマの緑のカーテンの作り方など、

豊富な写真とイラストで解説しています。 

 

表紙をめくると、衝撃の写真が!

数年前、家の光協会の取材を受けたとき、

「ちょっとネットをおろしてみてください。」と言われて

主人と二人、無防備にご要望におこたえした写真です。 

まさか、こんなところでこんなふうに使われることになるとは・・・・。

6月1日発売。

インターネットで予約購入もできます。

 

その他の本もご紹介しますね。

緑のカーテンの育て方・楽しみ方」(創新社)

 

ねこさんかぞくのみどりのカーテン

 

育てておいしい はじめてのゴーヤー」(主婦の友社)

 

それぞれ違った個性のある本です。

ぜひ手にとってご覧ください。

 

 

 

 

 

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明日は運動会

2011-05-27 23:14:57 | 学校

明日は、高島第五小の運動会。

 

5・6年生は体育館で、組体操の最後の練習。

 

「おっとっとっ!」という場面もありますが、みんな一生懸命。

 

土台になっている子がしっかり支え、

上に乗る子は友だちを信じて立ち上がる。

心地よい緊張が感じられます。

 

午後は、校庭で準備。

朝礼台の上では、終わりの言葉担当の男の子が、

一生懸命練習していました。

 

放送のチェックで運動会の歌が流れると、

朝礼台では5年生の女の子たちが踊りだしました。

元気だなあ。

 

低学年のダンスの曲が流れると、

今度は担任の先生たちが踊りだしました。

かわいいなあ。

 

今年の組体操のフィナーレは「MIDORI~繋がる輪~」に乗って、

タワーを作ります。

校庭いっぱいに響く私の声、というのは

なんとも気恥ずかしいのですが、

この曲を使いたい、と6年生担任の先生が言ってくれたことは、

とてもうれしかったです。

お天気は限りなくあやしいのですが、

実施できることを祈って眠ります。

 

 

 

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やられた!

2011-05-27 22:58:15 | 学校

緑のカーテンの前の花壇にかけられた青いネット。

 

ネットで守られているのは、子どもたちが種まきした

ゴーヤーの黒ポット。

 

こんな風に発芽しているものもありますが、

 

ほとんどのポットに、かわいい芽の姿はありません。

種をまいて数日後に、ほとんど種がなくなっていました。

鳥に食べられてしまったようです。

去年もそうだったのに、またやられた!

もう一度種まきしたゴーヤーたち。

今度こそ、しっかり目を出させてあげるからね。

 

花壇に植えたヘチマは、植えた直後の強い風や、

このところの気温の低さで弱り、

弱った苗は、葉っぱをどんどん食べられてしまいました。

葉っぱをむしゃむしゃ食べてしまったのは、

うじゃうじゃ集まったダンゴムシ。

一昨年もそうだったのに、またやられた!

仕方なく、新しい苗を購入して、そばに植えました。

 

花壇のそばでうらやましいほど元気に発芽している1年生のアサガオ。

 

マップ式のプランターに植えた苗は元気いっぱい。

このプランターのすばらしさを証明しています。

 

同じように土作りをし、同じ日に同じ苗を植えたのですが、

花壇のほうはこんな感じ。

 

見比べると違いがはっきり。

でも、夏に向かって花壇のヘチマも大きくなり、

最終的にはどちらも同じように4階天井に届く予定です。

 

キュウリの苗には、気の早い花が咲いていました。

きれいだなあ。

 

雌花にはすでにキュウリらしい姿が見られます。

 

関東地方も今日から入梅。

しばらくはゆっくりのんびり、少しずつ生長していく苗たちです。

 

 

 

 

 

 

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緑のカーテン・作り方のポイント ⑧苗のあれこれ

2011-05-26 21:41:19 | 緑のカーテン作り方のポイント

今日ようやく、音楽室の緑のカーテンの苗の植え付けをしました。

そこで、苗の選び方についてお知らせしますね。

 

選び方のポイントひとつ目は、根元に双葉の残っている苗。

 

これが双葉。

土の栄養状態がよいと、このようにちゃんと残っています。

土の栄養が足りないと、植物は生き延びるために、

下から葉を落としていきます。

双葉は、栄養状態のよさのしるしです。

 

苗の選び方のポイントふたつめは、「節間が狭いもの」。

たとえば、この苗の双葉と次の葉っぱの出ている場所との間は、

指一本分ぐらいの長さですが、

 

こちらの苗は、ヒョロロ~ンと長いのがお分かりいただけますよね。

昨年、種まきした種を2度までも鳥に食べられたため、

家庭科室の窓辺の流しで育てた苗です。

日照が不十分で、お日さまを求めて首を長~くのばしました。

よい環境で育った苗を選ぶことが大切です。

 

こちらが「巻きづる」。

始めは細くてほぼまっすぐですが、

ネットなど、つかまることのできる場所に触れると、

くるくるんと巻きつきます。

 

巻きづる、かわいいですよね。

つるを誘引するときは、この巻きづるをうまく使うとよいです。

 

巻きづるでネットにしっかりつかまることができるようになるまでは、

麻ひもなどを使って、ネットに固定する方法をとります。

そうしないと、強い風に揺さぶられて、折れてしまうことも。

ゆるみを持たせて、八の字で結びます。

 

単純に八の字だと安定しない場合は、

真ん中で軽くひと結びするのもよいのでは、と思います。

 

苗は欲張ってたくさん植えないことが大切。

こちらのプランターには、あばしゴーヤーを2株。

 

こちらには、キュウリ2株と琉球アサガオ1株。

キュウリは実の収穫を楽しみますが、

葉が早い時期に枯れあがってしまうので、

カーテンとしてのメインは琉球アサガオです。

5階のベランダなので、他の場所に伸びていってしまう心配もなし。

 

真ん中のプランターは、別の植物を植えたいので、まだあいています。

今は校庭がしっかり見えていますが、

 

やがてこんな感じになります。

 

今はこんなにかわいい琉球アサガオの苗。

夏には「たくましい」というか「しぶとい」というか、

とにかく力強い姿に成長します。

 

今はこんなに小さいゴーヤーの本葉も、

夏には私の手のひらを覆い隠すほどの大きさに。

 

苗の生長の過程も、ぜひ楽しんでくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

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緑のカーテン・作り方のポイント ⑦水やり

2011-05-24 00:32:00 | 緑のカーテン作り方のポイント

水やりって、どのぐらいあげたらよいのか迷うことがありますね。

晴れているのか、曇っているのか、雨の後なのか、

暑いのか、涼しいのか、風は強いのか。

その日の天候によって、植物がほしがる水の量も違います

 

土の乾き具合を確かめる簡単な方法をご紹介します。

土を手に取り、ぎゅ~っと握ってみて、

 

土がぱらぱらと崩れてしまうようなら、かなり乾いています。

水をたっぷりあげてください。

 

握ってパッと手を開いたら、塊になっている場合は、

水分はいい感じ。

 

写真はありませんが、握ったらぽたぽたと水が滴り落ちるようなら、

水分は多すぎです。

 

ただし、苗が大きく成長した時期に、

とても暑い日、風の強い日は、あっという間に土が乾いていきます。

葉っぱの様子をよく見て、しおれているようなら水をあげてください。

 

大切なのは、とにかく様子を見て、植物の気持ちになってみること。

毎日見ていれば、必ず

「おお、水がほしいのね!」とわかるようになります。

やっぱり「愛」なんだなあ。

 

 

 

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緑のカーテン・作り方のポイント ⑥今さらですが

2011-05-22 20:47:10 | 緑のカーテン作り方のポイント

今年は、今まで以上に緑のカーテンに取り組む方が多いようです。

初めて挑戦なさる方もいらっしゃるので、

今さらですが、苗を植えるときのポイントをお伝えします。

 

大切なのは「土をくずさない」こと。

子どもたちに、何も言わずに苗のポットを渡すと、

苗の根元を掴んでポットから無理やり持ち上げて苗を折ってしまったり、

土をくずして、根っこむき出しにしてしまったりします。、

これでは、間違いなく苗は枯れてしまいます。

 

苗のポットを手にとる前に、土に水やりをして、

水分を十分行き渡らせます。

 

まずは、土にポットと同じぐらいの大きさの穴を開けます。

(写真左側の手元は気にせず、右下の穴にご注目ください)

 

苗の根元を人差し指と中指ではさんで、

ポットをそっとひっくり返します。

 

土をくずさないように、ポットから押し出して、

 

そのままそっとひっくり返し、

 

さっきあけた穴の中に入れて、

 

周りの土との隙間がないように、やさしく隙間をうめて、

トントン。

 

そして、水やり。

植えたばかりの苗は、水を吸う力が弱いので、

土の乾き具合や苗の様子をよく見てあげてください。

 

ついでに、緑のカーテンでよく植えられる植物の見分け方を。

前任校では、担任の先生が苗を見分けられず、

間違えて植えて、後から苗を動かしたところ、

かなりの数の苗が枯れてしまいました。

 

キュウリとヘチマとゴーヤーの苗。

どれがどれだかわかりますか?

(わかってしまえば、なんでもないことなのですが)

右端がゴーヤー。

葉っぱを触るとやわらかくて、豆っぽいにおいがします。

真ん中の一番葉っぱが大きいのがキュウリ。

葉っぱの裏に細かい毛があるので、

さわると「ジョワジョワ」します。

左端がヘチマ。

葉っぱに、白っぽく文様が見えます。

一番背高のっぽになるのはヘチマですが、

苗の段階ではキュウリのほうが大きく立派に見えます。

 

かわいい苗たちが元気に大きくなるように、

気づかって植えてあげてくださいね。

 

 

 

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旧騎西高校に緑のカーテンを

2011-05-22 18:07:10 | 「仮設住宅×緑のカーテン」プロジェクト

昨日5月21日、埼玉県加須市の旧騎西高校で、

緑のカーテンの苗の植え付けを行いました。

作業に先立ち、騎西コミュニティセンターで研修会。

始めに実行委員会会長、加須市役所島崎経済部長のご挨拶。

 

続いて、NPO法人緑のカーテン応援団理事長の挨拶。

 

そのあと、私がお話しました。

 

さらに、実行委員会の稲葉さんから植えつける苗についてと、

作業についての説明があり、

 

トキタ種苗の方からは、提供なさったトマトの苗について、

説明がありました。

 

旧騎西高校に移動して、全員集合。

左半分がボランティアの方々、右半分は双葉町の住民の方々。

 

双葉町長 井戸川克隆さんからご挨拶。

大変な状況の中でお疲れもかなりのものではとお察ししながら、

凛としたお姿と力強いお言葉に胸打たれました。

 

いよいよ、作業開始です。

まずは、苗を運んで、

 

どんどん植えつけていきます。

記録のための写真撮影が間に合わないほどのスピードでした。

 

あっという間に植え付けは終わり、ていねいに水やり。

かたわらを「何を植えたんだろうねぇ。」と会話しながら通り過ぎる方も。

 

校庭に面したヘチマ用のネットは、

なぜか地面から1m離れて張られているため、

焼き鳥用の竹串に麻ひもを結んだものを地面からネットへ。

 

 

植物が元気に生長して、大きな緑のカーテンが双葉町のみなさまに

涼しさと安らぎをもたらしてくれますように。

 

屋上に上がって、ネットがしっかり固定されているか確認。

 

夏のような日差しの中、広い広い屋上で確認作業は続きました。

 

午後は、中庭に面した2階から5階のベランダでネット張り。

応援団の小堺さんがリーダーとなり、張り切って開始・・・

 

・・・したのですが、何枚ものネットの長さが足りない!!!

網目がひし形の海苔網を使ったため、

準備してくださった方が切るときに寸法が違ってしまったようです。

 

呆然とした後、なんとか気を取り直して作業する中庭では、

2時からイベントが始まりました。

スポーツジャーナリストの増田明美さんと、

ロコトレの石橋英明さんがゲストでした。

 

気を取り直して、急遽購入した大きなネットを張ります。

屋上から1階まで、みんなで声を掛け合って、

 

地上と屋上との連絡係。

 

めまいがするほど強い日差しと暑さの中、

予定時間を大きくオーバーしながらも、

ボランティアの方々は最後まで笑顔で作業してくださいました。

最後の最後、作業を終えた「チーム2階」の方々。

ね、すてきな笑顔でしょ?

 

ここで保健師をつとめていらっしゃる栗田さんと、

緑のカーテン応援団のアイドル、ちひろさん。

 

高所での作業も難なくこなす、消防士の木家さん。

かっこいいです!

 

作業を終えて、応援団副理事長よりお礼の挨拶。

 

そして、みんなで記念撮影。

初めてお会いした方がほとんどなのに、

以前から知り合いだったような気がする、すてきな方ばかりでした。

 

応援団の車につけるステッカーと、

メッセージを書いてみんなで胸につけたシール。

 

facebookであまりに好評で、要望もあったため、

カエルの衣装でがんばった矢野さん。

この方の支えなしには応援団は成り立たない、大切な方です。

募金箱も応援団らしいでしょ?

 

避難所での生活にふれ、さまざまなことを感じ、考えました。

大変な状況の中でも、双葉町の方々は明るく前向きで、

気持ちよく挨拶をしてくださいました。

何人かの方のお話もうかがうことができました。

ボランティアの方々の想いの深さ、強さを感じた一日でもありました。

みなさま、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

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緑のカーテン・作り方のポイント ⑤しつこいようですが

2011-05-18 21:50:07 | 緑のカーテン作り方のポイント

節電意識の高まりとあいまって、緑のカーテンへの関心も高まり、

テレビや新聞でも毎日のように取り上げられています。

 

緑のカーテンの涼しさは、茂った葉がもたらしてくれるもの。

葉の緑色と、そのすきまからこぼれる光の美しいこと。

ため息が出るほどです。

だからこそ、植物の選び方が大切です。

 

新聞や雑誌、インターネット上のサイトに掲載されている

緑のカーテンに適した植物紹介を見ていると、

「それはどうかなぁ?」

と感じることが。

 

たとえばキュウリ。

ヘチマよりもゴーヤーよりも早く葉が茂り、おいしい実もなりますが、

下のほうから葉の枯れ上がる時期も早い植物です。

これは音楽室のカーテン。

ちょっとわかりにくいかもしれませんが、

左端の部分がキュウリ。

ゴーヤーはこの後どんどん茂りましたが、

キュウリは隙間が増え、ゴーヤーでカバーしました。

しつこいようですが、キュウリは身の収穫を楽しむならOK。

でも、暑い盛り緑のカーテンとしては、役目を果たせません。

しかも、風に弱く、風の強い日に、

1日で枯れてしまったこともありました。

 

ヒョウタンも「おすすめの植物」に入れられていることが多いのですが、

キュウリ同様、茂るのも早ければ、枯れるのも早い植物です。

この写真は、数年前の8月4日に撮影したもの。

ぶら下がる実はかわいいですが、葉っぱはほどんどありません。

しつこいようですが、プランター栽培は厳しく、

よほどヒョウタン栽培に自信のある方でなければ、

避けたほうがよい植物です。

 

空に向かって花を開き、一日中咲き続ける琉球アサガオ。

蔓も伸び、葉も旺盛に茂り、緑のカーテンにぴったり・・・

・・・のようではありますが、かなりの注意が必要です。

 

ちょっと目を離していると、このように蔓を外側に伸ばし、

 

その蔓が土や水に触れると、そこで根を生やして繁殖。

 

あろうことか、空気中で根を出すことも。

しかも、その後ろの部分の太い蔓をご覧ください!

「離さないわよっ!」と、グルグル何にでもまきついていきます。

特に、大きなカーテンを琉球アサガオで作った場合、

シーズン終了後の片づけが恐ろしく大変だと聞きました。

 

さらに、一日中咲いた花は、夕方になるとくしゅっとしぼんで

ぼたっと落ちます。

マンションなどで、下の階の方とのトラブルのもとにも。

しつこいようですが、ネットの設置場所や方法に配慮し、

こまめに蔓の管理ができないと大変な植物です。

 

楽しく快適な緑のカーテン。

だからこそ、植える植物選びもしっかり行うことが大切です。

 

しつこくて、ごめんなさい。

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ちょっと待った!

2011-05-17 22:21:33 | 感じたこと、思ったこと

緑のカーテン準備シーズン真っ盛りで、

このところ、たくさんの取材が入り、

問い合わせやご相談の電話もいただきます。

その中で、どうしても気になることが。

 

自治体でも学校でも、トップの方が、

「とにかく大きい緑のカーテンを作れ!」

「学校中緑のカーテンで覆うんだ!」

とミッションを出されるケースが増えています。

でもね、大きな大きな緑のカーテンを作ることは、

決して楽なことではありません。

 

私の学校では、この部分しか苗を植えられないため、

この大きさの緑のカーテン2枚を作っています。

毎年、6年生の児童数は40名前後。

それに、全教職員と、保護者のサポーターズの方々と、

みんなで力を合わせてカーテン作りに取り組みます。

土作りから始まり、ネットを張って、苗を植えて、

毎日の水やりと蔓の誘引、観察。

葉の茂った夏になると、水やりも枯れ葉取りも、草むしりも、追肥も、

かなりきつい作業になります。

そして、なんといっても大変なのがネットはずし

手の届く範囲の蔓をはずして少しずつネットを下ろし、

はずしたネットを校庭に広げて絡みついた蔓を取り去るのですが、

緑のカーテン大好きの子どもたちでも、

「こんなにからまなくてもよかったかも・・・。」

とこぼすほど過酷な作業です。

 

学校の校舎全てを覆う緑のカーテンを作る、ということは、

そのぶん、もっとたくさんの作業が必要になる、ということ。

ただでさえ時間のゆとりのない先生たち、子どもたちが、

その作業を無理せずこなせるのか。

担当学年に押し付けるのでなく、全教職員で支えられるのか。

保護者の応援は十分得られるのか。

負担を減らすため、ある程度業者さんに委託する方法もありますが、

その費用は捻出できるのか。

その場合、業者さん任せになって、

子どもたちの学習の場としての位置づけがゆらぐことはないのか。

 

家庭での緑のカーテンは、規模も小さく、無理なく楽しむことができます。

でも、学校での緑のカーテンは、規模が大きくなればなるほど、

「植えれば育つ」というわけにはいきません。

 

それらをしっかり考慮に入れ、無理のない計画を立てられるのかどうか、

じっくり考えてからスタートしていただきたいと願っています。

 

 

 

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第6回三井住友銀行チャリティコンサート

2011-05-15 21:58:16 | MIDORI~繋がる輪~

紀尾井ホールで開催された第6回三井住友銀行チャリティコンサート。

第3回からオープニングで

「MIDORI~繋がる輪~」を歌わせていただいています。

合唱団、ボランティアスタッフYUIのみなさんと一緒にリハーサル。

響きのすばらしいホールで一安心。

本番も、立ち位置が違ってちょっとびっくりしましたが、

気持ちよく歌うことができました。

もともと人さまの前で歌うなど考えたこともなかった私は、

どこかで歌うたびに「どうして?」「おかしい・・・・」と感じていたのですが、

今日初めて「楽しい!」と感じました。

最後の「繋がってく 広がってく・・・・」の部分では、

ワクワクして楽しくて、気持ちよくて、こんな気持ちは初めてでした。

 

歌い終わって、ボランティアスタッフYUIの皆さんと記念撮影。

まるで織姫と彦星のように、一年に一度しかお会いできないのですが、

ずっと一緒に過ごしてきたような懐かしさと安心感を感じます。

「I love you」のサインをしながら。

 

合唱団の歌は、静かに心にしみてきました。

「瑠璃色の地球」はとにかくすてきで、涙がこみ上げてきました。

YUIのみなさんの手話とともに会場の方々も歌った「翼をください」では、

ハンカチで何度も涙をぬぐう方々がいらっしゃいました。

室内合奏団は「聴いたことある!クラシック」。

4人のピアニストによる連弾やピアニスト2人の連弾の演奏、、

そして私の大好きなチャイコフスキーの弦楽セレナーデと、

バラエティに富んだプログラム。

吹奏楽団は、「吹奏楽世界旅行!」というテーマで、

おなじみの曲を迫力たっぷりに演奏。

いずれの演奏もとにかくレベルが高くて、

三井住友銀行の底力を感じました。

 

コンサートが終了後、ステージから客席をパチリ。

 

昨年、「来年は紀尾井ホールなんですって。」と娘に話したところ、

「ママ、それは歌わなくちゃ!」と言われた、響きのよいホールです。

 

会場の片付けも終わり、CSR室長の城さんから、

本日のチャリティーで集まった金額の発表。

なんと、昨年の2倍もの寄付が集まりました。

 

三井住友銀行副頭取から、子供地球基金代表の鳥居さんに、

寄付金を贈呈。

例年は戦争・貧困・災害や病気などに苦しむ

世界の子供たちのためのチャリティですが、

今年は東日本大震災の被災者の方々への支援に使われます。

津波で全てを流されてしまった学校に、電子ピアノを贈るとのこと。

この会場から直接被災地に向かわれました。

 

会場のスタッフに感謝の拍手。

 

休憩時間に声をかけてくださった、前CSR室長の佐藤さん。

スケールが大きくて、温かくて、楽しくて、

月に一度はお目にかかりたい方です。

 

毎年、たくさんの方が応募なさるコンサート。

 

「MIDORI~繋がる輪~」についても解説を掲載してくださいました。

「『MIDORIは命の歌ですね』と言われることがあります。

生まれ、輝いて、いつかその命を終えて、思いを次の世代に託していく。

MIDORIはそういう歌です。

被災地の方々の気持ちが復興に向かって行くとき、

この歌によって少しでも悲しみを癒していただけるよう願っています。」

 

子供地球基金のチャリティで購入したエコバッグとブレスレット。

象のおしりに惚れました。

ブレスレットのチャームは、子供たちの描いた絵をもとに、

スターリングシルバーで作られています。

 

今回初めて、専用の控え室もご用意いただきました。

入り口のドアを入って右手には洗面室とトイレ。

奥にはゆったりとしたスペースが。

うれしくて、感激で写真を撮りまくる私。

 

このすばらしいコンサートを企画、運営なさったCSR室の方々。

この笑顔にお人柄がそのままあふれています。

私にとって(一方的ではありますが)間違いなく

「心の友」と呼べる方々です。

忙しい日常の中で時間を作り、練習を重ねることができるのは、

心から音楽が好きだから。

そしてその演奏が、多くの方々の心を癒し、幸せで包んでくれました。

演奏者以外のスタッフの方々のホスピタリティあふれる姿にも

静かな感動を覚えました。

2007年のエコジャパンカップエコミュージック部門での受賞以来

お付き合いさせていただいてる三井住友銀行のみなさま。

回を重ねるごとに、もっともっと好きになっていきます。

ありがとうございました。

 

 

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