緑のカーテンのある暮らし

楽しくて、快適で、おいしくて、地球にも優しい緑のカーテン。我が家と学校の緑のカーテンの生長をお知らせします。

緑のカーテン大成功のために⑥摘心

2013-06-18 19:12:28 | 緑のカーテン作り方のポイント

このところ、帰宅が遅く、日々の切実な願いは

「スーパーが開いているうちに退勤して買い物したい!」

という私ですが、今日は出張先から直帰のため、

早めに帰ることができました。

自転車で家を目指す道々、緑のカーテンを見かけるたび、

「摘心してください、摘心・・・・・・」

とつぶやきました。

 

苗の植え付けからしばらくたった今、

忘れてならない大成功のポイント、それは「摘心」です。

「摘心」とは、このようにゴーヤーの親づるの先端を、

 

ぷちっと摘み取ること。

こんな簡単な作業をするかしないかが、運命の分かれ道です。

 

このような緑のカーテン、よく見かけます。

土もたっぷり入ってるのに、苗も植えすぎてないのに、

なんだか葉っぱがぱらぱらと育ち、カーテンとしてはスカスカ。

 

ひょろひょろと伸びたつるがネットからはみ出し、

この後、上のほうでもじゃもじゃと絡まる感じに。

 

ところが、きちんと摘心すると、ごらんあれ!

このように、みっちり葉が茂るだけでなく、実もごろごろと。

摘心すると、ゴーヤーが、

「なるほど、子づる、孫づるをどんどん出せってことだね。」

と感じて、次から次へとつるが伸び、

緑豊かなカーテンになるのです。

 

摘心のタイミングは、緑のカーテン的には、

親づるが1mぐらい伸びたとき。

ベランダなら、手すりに届くぐらいに成長したときです。

 

もう一度、方法を見ていただきましょう。

ゴーヤーの親づるの先端を優しくもって、

「ごめんね。」と言いながら、

ぷちっと3cmぐらい摘み取る。

以上です。

では、ここで問題です。

この、指先に黄色い絵の具がついている指の持ち主は誰でしょう?

 

はい、正解です!

もちろん、高島第五小が誇る「天才」図工の先生。

こんな優しい笑顔で摘心してもらうと、ゴーヤーも安心でしょう。

 

「もう、かなり親づるが伸びちゃってるんだけど・・・・。」

という方。

無理に1mぐらいのところで摘んだりしなくて大丈夫。

今伸びているつるの先端を「ぷちっ」としてあげてください。

必ず、必ず、摘心を!!!

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アルマジロ???

2013-06-09 22:11:46 | 学校

先日の4年生の授業での出来事。

音楽室に入ってきた子どもたち、

「ああ、音楽室のにおいがする!」

「菊本先生のにおいがする!」

『先生のにおい?』

「そう、先生の香水のにおい。」

「そうそう、階段を掃除してて、菊本先生がそばを通ると、

 アルマジロのにおいがするんだよ。」

「する、する!」

『えっ?!アルマジロ???アルマジロって??

 なんで、なんで私アルマジロのにおい??

 そもそもアルマジロってどんなにおい?????』

猛烈に動揺する私に「アルマジロのにおい」と言った子が、

「先生、アロマジェルだよ!」

『えっ?だからアルマジロってどういうこと?

 どうして私がアルマジロ????』

と引き続き動揺。

「違うよ、アロマジェル。アロマジェルだよ!!」

 

香水はつけてないし、

「アロマジェル」入りの柔軟剤は使っていないけれど、

どうやら、洗剤や柔軟剤に入っている香りのことだったようです。

 

ああ、びっくりした。

久々に激しく動揺したできごとでした。

アルマジロ・・・・・って聞こえたんだもの。

 

 

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気仙沼を訪れて

2013-06-09 14:56:07 | 感じたこと、思ったこと

陸前高田から気仙沼に戻る車中からの光景は、

今は草が茂り、知らずに見れば草はらのように見えますが、

いずれも、かつては住宅のあった場所ばかりです。

 

突然目の前に現れた巨大な漁船。

 

全長約60メートル、総重量500トン、総トン数330トンの

第十八共徳丸。

海から500m離れたこの場所まで流されてきたのだそうです。

 

あたりを見渡すと、そこにもここにも家の土台だけが。

 

こうして残された玄関のステップに立ってみると、

夕暮れが訪れて、学校や仕事から帰るとここに立ち、

ドアを開けて「ただいま。」「お帰りなさい!」

そんな日常が、ひとりひとりのしあわせが、

根こそぎ奪われたことを感じ、

悲しみで胸がいっぱいになりました。

 

目を上げると、ちょっと高くなった場所がありました。

近づいてみると、

そこは、大船渡線の鹿折唐桑駅跡でした。

ホームと線路は、一見何事もなかったかのように残っています。

でも、よく見ると線路がぐにゃりと折れ曲がり、

駅舎のあった場所には、ベンチだけがありました。

そして、その向こうには漁船の姿。

ホームに立ち、海と反対側に目を向けると、

ここにも津波が押し寄せてきたことがわかりました。

数え切れないほどの人々がこのベンチに座り、

電車の到着を待ったことでしょう。

この駅に降り立ち、ほっとしたことでしょう。

 

駅跡から降りようとして、気づきました。

真っ黒にこげた木の根元が。

あっ、と思って住宅跡の地面を見てみると、

細かい炭状の破片がたくさんあります。

あちらこちらに残る焼け焦げた跡。

この地域は、漁船から漏れ出した燃料に火がついて、

二日間燃え続けたのでした。

 

草むらに倒れていた子ども用の椅子。

ただただ悲しみがこみあげてくるばかりでした。

 

津波に襲われた水産加工場。

更地となった場所には、

今は水産加工施設や製氷工場などが操業しています。

 

にぎやかだった港町の繁華街も壊滅状態。

登録有形文化財に指定されていた「男山本店」の

3階建て木筋コンクリート作りの社屋も倒壊しましたが、

モニュメントとして残されるそうです。

大島行きのフェリー。

島民の方々の足となる客船やフェリーはすべて打ち上げられ、

大島は四方からの津波襲来で大きな被害を受けました。

 

震災から3年、東京に暮らしていると、

あの大きな震災への意識が日々薄れているように感じ、

とても気になっていました。

子どもたちに、伝え続けたい。

でも、そのためには自分の目で見て、感じて伝えなくては。

そんな願いから、今回の気仙沼市での緑のカーテンのお話を

お引き受けしました。

ある程度わかっていたつもりでも、実際に訪れてみると、

とてつもなく大きく重い震災の爪あとに言葉を失いました。

終わっていないのではなく、まだ始まっていない。

そんな思いも強くしました。

一方で、明るく前向きに生きる方々の笑顔に、

こちらが元気をいただくような場面もたくさんありました。

小原木保育園、小学校、中学校の子どもたちや先生方との

心洗われるような出会い。

「来てくれてありがとう。」の言葉もどれほどいただいたことか。

こちらこそ心から「ありがとう」の気持ちでいっぱいです。

忘れないこと、思い続けること、思いを届けること。

私が日々向き合う子どもたちに、しっかりと伝えていきます。

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陸前高田を訪れて

2013-06-09 14:08:33 | 感じたこと、思ったこと

今回私は、震災以来初めて被災地を訪れました。

車での移動中に、あちらこちらで津波の爪あとに出会いました。

防波堤の一部だけが残っている小さな港。

 

こんなに大きく厚いコンクリートが引きちぎられるなんて・・・

 

漁火パーク仮設住宅での作業を終えた後、

津波被害のひどかった地域を案内していただきました。

陸前高田市の気仙中学校。

3階建ての校舎を飲み込む勢いで、津波が通り抜けていきました。

なんとか校名を読み取ることができます。

バリバリに割れた窓ガラス。

地震の直前まで、この場所には

子どもたちの話し声や笑顔があふれていたはずです。

どんなに恐ろしかっただろう、どんなに悲しかっただろう。

学校のこんな姿に、胸が締め付けられる思いでした。

 

ふと遠くに目をやると、水位調整門と奇跡の一本松の姿が。

がらんと広い場所に一本だけ立つその姿。

このときはまだ、樹形の調整を待っているところでした。

 

気仙中学校の横には、瓦礫の山が。

積み重ねられた瓦礫に土を盛ったこのような山が

たくさん作られています。

きれいに整えられた瓦礫の山の真ん中あたりに・・・・・

たくましく葉を伸ばしている植物が。

なんだか胸を打たれました。

 

気仙大橋。

橋脚を残すのみで流されてしまったこの橋は、

2011年の7月にすぐ横に新しく開通しました。

新しい橋の向こう側に、古い橋脚が見えます。

 

ニュースで何度も目にした共同住宅。

津波は4階の高さまで襲いかかりました。

 

4階と5階と、はっきりと違いがわかります。

ここにお住まいだった方々は、屋上に避難なさったのでしょうか。

 

瓦礫の山を背景に、ぽつんと建つ集合住宅。

周りを見回しても、そこにあるのは瓦礫の山と、

がらんとした更地だけ。

 

今は解体されて、門と瓦礫だけが残っている高田病院

この病院の屋上で、職員の方々が「SOS」の合図を

送っていらしたのを思い出しました。

今は場所を移して診療を行っているそうです。

 

道の駅「高田松原」。

かつては多くの方が訪れたこの道の駅。

旅の思い出にたくさんのお土産を購入した場所も、

今はその形をとどめているだけです。

写真の右にある標識。

「津波浸水区域 前方3130m 後方1420m」

言葉もありません。 

 

白い砂浜に青々とした松原。

多くの人に愛された風景、

たくさんの人の生活が営まれていたこの地に立つと、

津波の威力と失われたものの大きさをひしひしと感じました。

 

 

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気仙沼で緑のカーテン④小原木中学校で

2013-06-09 13:02:09 | ひろがる緑のカーテン

19日の午後は、小原木中学校へ。

玄関前に飾られた花たちを見るだけで、

温かくていねいな教育活動が行われていることを感じます。

 

エスペックの土田さんに続いて私も、

土の混ぜ方を説明しました。

「こうして、プランターの土に『ズボッ!』と手を入れて、

 ブルドーザーになったつもりで『ゴゴゴゴッ!』と持ち上げて」

「はい、ご一緒に!」

「ズボッ!」「ゴゴゴゴッ!」

「ズボッ!」「ゴゴゴゴッ!」

全校生徒がすなおに一緒に土の混ぜ方のエアー練習。

そのすなおさに驚きながら、楽しく練習しました。

 

そしていよいよ土作り。

あちらこちらに響く「ズボッ!」「ゴゴゴゴッ!」の声。

「ズボッ!」「ゴゴゴゴッ!」

「ズボッ!」「ゴゴゴゴッ!」

ねえ、なんだか窮屈じゃない?

 

わいわい楽しく作業は続きました。

 

そして、苗の植え付け。

「大きくなあれ!」「がんばれ~!」

 

土だらけの手を洗った女の子たち。

「ねえ、ねえ、なんだか、手、すべすべしてない?」

「してる、してる、すべすべ~!」

すべすべの手のひら、撮影させていただきました。

もう、なんてかわいいの!

 

室内に戻って、短時間だけど緑のカーテンのお話。

 

そして最後は、ゴーヤ先生に感謝の気持ちをこめて、

「MIDORI~繋がる輪~」をプレゼント。

中学生らしい、力強い歌声でした。

 

ゴーヤ先生とのふれあいを楽しむ子どもたちのかたわらで、

ゴーヤ先生の帽子をかぶる子が。

小学校でも中学校でも、必ずこういう楽しい子がいるんだよね。

 

「すてきな子どもたちですね。」と言う私に先生方は、

「そうなんです、本当にいい子たちなんです!」

「学校に来ると、しあわせな気持ちになるんです!」

「毎日、心洗われる思いなんです!」

「地域がいいんです!」

いえいえ、やっぱり先生方もすてきです。

子どもたちの作業を笑顔で見守り、

どんな「すてき」も見逃さないように写真を撮る先生方。

小原木地区は、地域と先生方とのすばらしい連携で、

うらやましいほどすてきな子どもたちを育てていらっしゃいます。

 

今回の授業では、歌い方のポイントもいくつか伝えました。

終了後、何人かの先生がこんなことを言ってくださいました。

「大規模な学校に行くと、合唱コンクールがあって、

 担任が指導しなくてはいけません。

 歌の指導のポイントがとてもよくわかりました。

 ありがとうございました!」

どんな機会も逃さず、しなやかに学ぼうとするその姿勢が、

とてもとてもすてきだなあ、とまたまた感激しました。

すなおでかわいい小原木中の子どもたち、

すてきな先生方、ありがとうございました。

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気仙沼で緑のカーテン③小原木保育園で

2013-06-09 12:34:56 | ひろがる緑のカーテン

小原木小学校の後すぐに、小原木保育園へ。

11名の園児たちもまた、しっかり土田さんのお話を聞きます。

 

教えてもらったことをよ~く思い出しながら、

ゴーヤーの苗を植え付ける子どもたち。

「おおきくなあれ、おおきくなあれ。」

と言葉をかけ、それはやさしい手つきで苗を植えていました。

 

水やりももちろん「おおきくなあれ。」。

ああ、そのかわいいことといったら!!!

 

植え付けの後、ゴーヤ先生と感動の対面。

大喜びする子どもたち。

 

ゴーヤ先生と土田さんは、福知山市のひまわり保育園から、

プレゼントをあずかってきました。

ひまわり保育園のみなさんは、震災直後から小原木保育園に

応援のメッセージを送っています。

 

小原木保育園の園長先生がプレゼントの中身を紹介。

園児たちの心のこもった絵と、園長先生からのお手紙と。

お話を聞く園児たちのこの後姿をごらんください。

みんな、ちゃんとすわって、しっかりお話を聞いています。

 

そして、ゴーヤ先生と楽しく遊んで、

あっという間に時間は過ぎ去り、お別れの時が。

 

まっすぐな廊下を去っていくゴーヤ先生の後姿に、

「ばいば~い!」「またね~!」と

いつまでも手を振り続ける子どもたち。

かわいいなあ。

 

みんなで遊んだこの部屋の窓辺に、

緑のカーテンが育っていきます。

 

この窓が、美しい緑でおおわれるのです。

写真の右側で撮影しているのはエスペックの上杉さん。

大好きななかまです。

 

園庭の向こうには、やはり遠く三陸海岸を見渡せます。

 

この日の午前中に作業に加わってくださった

木家さんと瀬川さん。なんてすてきな笑顔!

短時間での作業のたのもしい応援隊でした。

ありがとうございました。

「かわいい子どもたちですね!」と言う私に、先生方は、

「そうなんです、本当にすなおでかわいい子たちなんです!」

「地域がいいんです。」。

いえいえ、やっぱり先生方もすばらしい。

温かなまなざし、やさしくていねいなことばかけ。

保育園の先生方もまた、すてきな方々でした。

 

もう水やりは終わったころ、じょうろを持った女の子が、

私のそばに立っていました。

「どうしたの?」

「手・・・。」

土で真っ黒になっていた私の手に、

やさしくそっと水をかけてくれたのです。

こんなやさしい心と、行動力。

小原木保育園の子どもたち、すてきです。

ありがとう。

 

 

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気仙沼で緑のカーテン②小原木小学校で

2013-06-09 12:09:10 | ひろがる緑のカーテン

5月20日の午前中、気仙沼市立小原木小学校を訪れました。

校舎には「やればできる」の文字が力強く掲示されています。

 

まずはご挨拶。背の高いこの方が教頭先生です。

 

この日は月曜日だったので、子どもたちは体育館で朝会中。

今年度新しくこの学校にいらした先生のお話を聞いていました。

体育座りするその背中のピンと伸びていること。

1年生から6年生まで、すべての子どもたちが、

先生のお話に集中して、笑ったり驚いたり。

 

一度教室に戻って健康観察の後再び体育館へ戻ってきて、

ゴーヤ先生の見守る中、エスペックの土田さんから、

土作りと苗の植え付けについて説明を受けます。

 

ごらんください、この話を聞く見事な姿勢。

しっかり集中しているりりしい横顔。

感動すら覚える子どもたちの様子。

すばらしい子どもたちです。

 

ゴーヤ先生と触れ合いながら、作業に向かいます。

 

学年ごとに担当する場所で、土と堆肥をしっかり混ぜ合わせます。

 

初対面の私とも、楽しく会話してくれる子どもたち。

人とかかわる力を自然に身につけているのですね。

 

作業を終えて、体育館に戻り、私の授業。

緑のカーテンについて、土の中の命について、

短い時間でしたがお話して、

MIDORI~繋がる輪~」も一緒に歌いました。

「はい、ゴーヤ!」で記念撮影。

とにかく素直でかわいい子どもたち。

先生方に「すてきな子どもたちですね!」と言うと、どなたも、

「そうなんです。いい子たちなんです!」

「地域がいいんです。」

そうおっしゃる先生方もすてきです。

子どもたちに向ける温かなまなざし。

やさしくていねいな言葉かけ。

すばらしい地域の方々とすばらしい先生方と、

その連携で、こんなにすてきな子どもたちが育っているのです。

初めて会った子どもたちが、

私の作った歌を一生懸命歌ってくれたのもうれしかった。

小原木小学校の先生方、子どもたち、ありがとうございました。

 

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気仙沼で緑のカーテン①仮設住宅で

2013-06-09 11:14:04 | ひろがる緑のカーテン

5月19日、J-WAVEの「WORLD VISION」に出演した後、

上野駅から気仙沼に向かいました。

一ノ関駅からは大船渡線に乗り換え。

一両編成でワンマン運転のかわいい車両です。

 

大船渡線から眺める景色は、東京から1ヶ月遅れの風景。

新緑やチューリップ、花盛りのヤエザクラが美しかった!

気仙沼駅に到着すると、ホヤぼーやがお出迎え。

はっぴ姿の方もたくさん並んでいらして、

気仙沼を訪れる人を歓迎しようという温かい気持ちが

伝わってきました。

 

今回の気仙沼訪問は、エスペックみどりの学校と、

福知山環境会議からの要請で、仮設住宅と市内の保育園、

小中学校のみどりのカーテンづくりをお手伝いしました。

 

昼過ぎに気仙沼駅に到着して、他のメンバーと合流。

午前中に作業の終わった様子を見学しました。

狭い通路を挟んで、目の前に他のお宅の玄関が見える環境。

緑のカーテンは、目隠しの役割も果たしてくれます。

この仮設住宅のすぐ裏手の光景。

ここまで津波が押し寄せてきたとのこと。

住宅のあった場所は更地になっています。

震災後、3回目の春。ヤエザクラが見守っていました。

 

昼食後、漁火パーク仮設住宅へ。

まずは、住民の方々とご挨拶。

5月中旬で、たくさんのこいのぼりが風に泳いでいました。

高台にあるこの場所からは、

三陸海岸の絶景をぐるりと見渡すことができます。

それだけに、風もかなり強い場所です。

 

昨年使用した土に「アグミック」という堆肥を加え、土壌改良。

 

ネットのないお宅にはネット張りも。

屋根の上での作業も手馴れた様子で進みます。

 

一番端のお宅のネット張り。

みんなでアイディアを出し合いながら、しっかり張りました。

 

土と堆肥をしっかり混ぜ合わせたら、今度は水やり。

バケツに汲んだ水を運ぶのはなかなか大変です。

プランターの土にた~っぷり水を入れ、

さらに混ぜ合わせて土全体に水をいきわたらせます。

 

作業しながら、住民の方々とお話をしました。

「私ね、去年、植えっぱなしだったの。」

「なるほど。」

「水もほとんどくれなかったの。」

「そうですか。」

「それでね、あんまり育たなかったの。どうしてかしら?」

「水です!」

緑のカーテン成功の秘訣、しっかりお伝えしました。

 

なかには、支柱を使ってこんなに上手にネットを張っている方も。

達人はこの方!

他のお宅のおばあちゃんたちも、

「これ、いいわね!私も支柱を買ってこよう!!」

支柱の使い方、教えてもらってくださいね。

 

学校では、子どもたちが苗に名前をつけて育てていることを

お話しすると、

「じゃあ私、昔の彼氏の名前をつけよう!」

「苗、3本ありますけど。」

「大丈夫、3本分つけられるから!」

みなさん、明るく元気で笑顔のすてきな方ばかりでした。

 

福知山みどりの親善大使「ゴーヤ先生」と一緒に記念撮影。

 

16日から気仙沼入りしたメンバーのほとんどが、

この日が最後の作業でした。

みなさん、お疲れさまでした。

女子チームでぱちり。

エスペックという会社は、採用条件に

「笑顔がすてき」という項目が入っているに違いありません。

 

車に分乗して次々に出発。

ね、やっぱりすてきな笑顔。

さようなら、またお会いしましょうね。

 

作業しながら、住民の方が何度も何度もおっしゃったこと。

「また来てね。」

「がんばって、育てるからね。夏にきっと見に来てね。」

 

「また来ましたよ!」と継続して訪れること。

それが、何よりの支援なのだとあらためて思いました。

震災直後から緑のカーテンを通しての支援を続けている

エスペックみどりの学校、そして福知山環境会議の方々。

その活動に敬意を表します。

 

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