緑のカーテンのある暮らし

楽しくて、快適で、おいしくて、地球にも優しい緑のカーテン。我が家と学校の緑のカーテンの生長をお知らせします。

緑のカーテン大作戦・ヘチマの苗を植えました

2017-05-21 18:16:50 | 学校

土作り、ネット張りで準備完了した緑のカーテン大作戦。

5月15日に、苗の植え付けを行いました。

プランターには、ヘチマメインですが、やはり食べる楽しみも味わってほしいので、キュウリも少し植えました。

花壇には、ひたすらヘチマ。

 

ポットの置いてある場所を指でなぞって場所を確認し、土に丁度よい大きさの穴をあけます。

人差し指と中指で、苗の根元を優しくはさんで、ポットをそっとひっくり返し、

ポットをモニョモニョすると、苗が土ごとスポンと抜けます。

 

根元の土を崩さないように、慎重に、慎重に、苗を先ほどの穴におろし、穴と苗の根元に隙間ができないように、

埋め戻していきます。

土の中にすき間があると、そこが「ダンゴハウス」に!

ダンゴムシは、コロンとかわいいふりをして、実はヘチマの葉っぱをバリバリ食べる悪さをすることがあります。

だから、すき間がないように、確かめて、確かめて。

 

苗の植え付けを終えて、今後のお世話ついて話すために集合。

「あら、コンクリートに土がこぼれてる」と私が言うと、すぐさま数名飛んできて、土をかき集めてプランターへ。

わずかな土の中のたくさんの微生物くんを救出しました。えらいぞ。

 

水遣りのこと、蔓の誘引のこと、観察のことなど、子どもたちは真剣に聞いてくれました。

そのことが、この写真の子どもたちの姿勢からも見て取れて、うれしかったなあ。

 

数名が教室に上がり、他の子どもたちは下から見上げ、

「しっかり大きくなってね~!」とみんなでパワーを送りました。

 

この日は、NHKの「ひるまえほっと」の取材が入りました。

教室に戻る子どもたちに、インタビュー。

カメラマンさんが「そう言わせたわけじゃないのに、『こんなこと、言ってくれたらいいなあ』ということを言ってくれて、

びっくりしました!」とほめてくださいました。

 

ふと気付くと、インタビューが行われている傍らで、黙々と作業する子どもたちが。

「ダンゴハウス」予定地がないかどうか、一株ずつ根元を確かめ、すき間があると埋めてくれているのです。

この子たちも、

この子も。

「もう一度、確認してね」と指示したわけでもないのに、自分で考えて、行動する子どもたち。

こんな姿に触れるたび、「ああ、子どもってすてきだな。」「がんばってよかったな」と心から思います。

 

苗の植え付けを終えた、花壇。

今は、校庭が見えるこの場所も、夏には美しい緑に包まれます。

 

そう、今はネットだけですが、夏には・・・

こんなすてきな緑のカーテンが出来上がり、子どもたちもまた、緑と一緒に成長していくのです。

精一杯応援するからね。

がんばれ、高島第五小6年生の子どもたち。

 

この日の様子は、5月23日(火)の「ひるまえほっと」で放送される予定です。

 

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今年もしっかりネット張り

2017-05-21 17:51:41 | 学校

高島第五小学校緑のカーテンの苗の植え付けに先立ち、5月12日の夕方に、教職員でネット張りを行いました。

 

箱に入れて倉庫に保管していたネットを校庭に運び、

まずは、左右のネットの位置を確かめ、

花壇の上に広げます。

ネットをしっかり固定するための支柱も置いておきます。

 

4階ベランダからおろしたロープの先端に付けられたカラビナを、ネット上部の両端に取り付けたら、

ロープを引き上げて、ネットを持ち上げていきます。

 

程よい高さまで上がったら、4階ベランダ班はネットをいったん固定。

地上班は、ネット下部に、支柱を通していきます。

 

長い支柱を通していくので、支える人も含め、三人がかり。

 

こんなふうに支柱をネットに通します。

 

まずは、支柱の両端でネットをしっかり留める。

 

次に、花壇の金具と支柱を結束バンドとロープで、

プランターの穴と支柱をロープで、しっかり結びつけて固定します。

 

葉が茂り、実がなるとネットはかなりの重さになるうえ、風にあおられるので、

万が一にも外れることの無いよう、がっちり固定。

先生たちは真剣そのものです。

 

地上班の固定が終わると、ベランダ班の教職員があらためてネットをひっぱり、こちらもしっかり固定していきます。

 

ベランダ班も、真剣そのもので作業。

 

花壇、プランターから4階ベランダまで、ビシッとネットが張られました。

このネットの校舎側にヘチマの苗を植えつけると、緑のカーテン大作戦がいよいよ始まります。

 

今はネットだけのこの風景。

夏には、美しい緑と青空のコントラストも見事な姿に変貌します。

楽しみだなあ。

忙しい中、がんばった教職員の方々、お疲れさまでした♪

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今年も土作り

2017-05-21 17:11:46 | 学校

5月11日、高島第五小学校で土作りを行いました。

まずは生活科室で、簡単な説明と、土作りに協力してくださる「花と緑の応援団」のみなさん、教職員のみなさんにご挨拶。

 

ミミズが土の中で果たしてくれる役割を知ると、すぐにミミズは子どもたちにとって大切な仲間になります。

 

培養土と、

腐葉土と、

連作障害対策に、土壌改良の働きのある堆肥を加えます。

花壇に、

プランターに、資材をまいたら、

ひたすら混ぜ合わせる。

途中でボカシも加えて、

混ぜ合わせる。

プランターチームの子どもたちは、移植ごてを使うのをやめて、

「気持ちいい!」「やわらかい!」「あったか~い!」と、土の感触を楽しみながら手で混ぜ合わせていきました。

 

花壇チームの一つでは、「天才」図工の先生のアドバイスで、資材を積み重ねていく、

名付けて「富士山作戦」。

そして、崩しながら混ぜ合わせる。

 

資材を全てしっかり混ぜ合わせたら、スコップで平らにならして、

足でやさしく踏みならし、かさが減った分土や腐葉土を加えて、とにかくたっぷりの土を作ります。

 

お掃除もしっかり。

わずかな量の土の中にも、たくさんの微生物が住んでいますから、

こぼれ落ちた土は集めてプランターや花壇に戻します。

 

土作り完了。

それぞれの花壇やプランターを担当して、手伝ってくださった大人の方々お一人ずつからお言葉をいただき、

お礼を伝えて土作りの作業を終えました。

 

緑のカーテンは、土が命。

大変だけれど、4階天井まで届く緑のカーテンを作るには、土作りは何より大切な作業です。

暑い中、みんなよくがんばったね。

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失敗しない緑のカーテン作りのために

2017-05-06 20:51:11 | 緑のカーテン作り方のポイント

5月5日のラジオ番組でもお話しましたが、緑のカーテンの準備はまさに今です。 

昨年と同じ内容になりますが、緑のカーテン作りに欠かせないポイントをもう一度お伝えします。

緑のカーテンの運命は、準備の段階で決まるといっても過言ではありません。

せっかく挑戦するのなら、ポイントをしっかり押さえて、ぜひとも緑のカーテンのある暮らしを楽しんでください。

 

①土が命

土の量が少ない、土の質が悪い。

この状態でスタートすれば、はじめから失敗は運命付けられています。

培養土に腐葉土、もし可能なら「ボカシ」(園芸店で売っています)を混ぜ込み土作り。

そして、できるだけ大きなプランターにその土をたっぷり入れます。

プランターのふちから3cm程度下がったところまで、土を軽く押していっぱい入れる。

これが大切です。

植物は、苗のときに植えられた環境で育ち方を決めてしまうようです。

あとから「ごめんね~」と土を足しても、肥料を入れても、思うようには育ってくれません。

最初の土作りこそ、緑のカーテン大成功のための最大のポイントです。

②植えすぎない

特にプランターの場合、限られた土の中の限られた水と栄養を吸収して育つ苗たち。

ですから、苗をたくさん植えてしまうと、ひとつの苗の水と栄養の取り分が減るわけですから、

苗が大きく育ちません。

野菜用の大きなプランターでも、多くて苗は2株まで。

それ以上植えないことが肝心です。

③ネットはビシッと張る

ゴーヤーの気持ちになってみましょう。

まだ小さい苗のころ、巻きひげであちこちつかまるところを手探り。

あっちもこっちもつかまることができる、と感じたら、安心ですよね。

でも、つかまるところがなくて心細いなあ、と感じたら、

ゴーヤーはあまり子蔓孫蔓を伸ばさなくなってしまいます。

「おっ!これなら安心して蔓を伸ばせるぜ!」と感じさせることが大切。

ネットの上端と下端に園芸用の支柱を通して、

その支柱をどこかにしっかり固定。

しかも、ネットは苗よりも外側(太陽側)に張ること。

そうすることによって、太陽に向かって伸びようとする蔓の誘引もしやすく、

夏になると茂った葉の陰になるので、土も乾きにくくなります。

 

まずはこの3点。

これだけは、はずしてはならないポイントです。

もっと詳しく知りたい方は、お時間のあるときにこちらもごらんください。

 

 

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