緑のカーテンのある暮らし

楽しくて、快適で、おいしくて、地球にも優しい緑のカーテン。我が家と学校の緑のカーテンの生長をお知らせします。

卒論応援のお願い

2013-11-26 23:31:49 | 感じたこと、思ったこと

みなさまにお願いが!

大変お世話になった方の娘さんが、卒論のためのアンケート調査をなさっています。

協力をお約束しながら忙しさに追われ、動くのが遅くなってしまいました。

簡単なアンケートです。
ぜひご協力をお願いいたします。


今回、卒業論文におけるアンケート調査のご協力をお願いしたく

ご連絡させていただきました。

私は卒論に向けて

『八女市福島におけるまちづくりに対する住民意識の変化』

について調査しています。

福岡県八女市福島が伝建地区(重要伝統的建造物群保存地区)に選定されてから約10年が経ちました。
https://www.acros.or.jp/r_culture/tatemonokikou01.html


今回、経年による伝建地区の実際のモノの変化と市内外の住民の意識変化を分析し、


八女市福島のまちづくりの成果や課題を抽出、それに対する解決策を提案したいと考えています。
つきましては、八女市外にお住まいの方々を対象に、


伝建地区八女福島のまちづくりに関する簡単なアンケート(4~5つの質問事項)を用意しました。


以下のサイトにアクセスし、回答をお願いいたします。


https://jp.surveymonkey.com/s/Z6R3M3F


お忙しいところ恐れ入りますが、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

 

私自身は「卒業演奏」だったので卒論に取り組んだ経験はありませんが、

緑のカーテン関係で卒論のお手伝いをすることがたびたびあり、

大変なものだなあ、と感じています。

みなさまのご協力、よろしくお願いいたします。

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ゆうたくんの朝顔

2013-09-17 21:37:21 | 感じたこと、思ったこと

この夏、我が家のベランダの一角を飾ってくれた朝顔。

風が吹き抜けるため、どんな植物もうまく育たないこの場所で、

元気に美しい花を咲かせてくれました。

 

 この朝顔は「ゆうたくんの朝顔」。

平成11年4月生まれのゆうたくん。

どんなにつらい時にも笑顔を忘れない、

人を思いやる優しい子どもだったゆうたくんは、

平成20年7月に、突然の水の事故でその生涯を終えました。

享年9歳。

ゆうたくんが大切に育てていた朝顔は、

その後も毎年夏になると美しい花を咲かせています。

 

ゆうたくんの学校の子どもたちや、縁のあった方々が、

種を分けていただいて、大切に育てています。

ゆうたくんのお母さんが、Web上で私を見つけて、

facebookで友だちリクエストをしてくださったご縁で、

今年は私も自宅でゆうたくんの朝顔を育てることができました。

「ゆうたが亡くなってから育てている朝顔の花は、

 毎年、鮮やかなな花を咲かせ、私の心を癒してくれます。」

お母さんの言葉です。

どれほどつらかったか、どれほど悲しかったか、

今もどれほど恋しいことか。

 

種に添えられたカードの写真のゆうたくんは、

元気いっぱいの笑顔で、微笑みかけてくれています。

小さいころからずっと知っていた、そんな気がするほど、

身近に感じられる、笑顔です。

見つめていると、胸がいっぱいになってきます。

 

朝顔が咲くたび「おはよう、ゆうたくん。」と語りかける、

そんな夏でした。

ゆうたくんのお母さんは、来年の7回忌を前に、

この連休に遺品の整理をなさったそうです。

「この勇気を出すまで、だいぶん時間がかかりました。

 本当は離れたくない遺品たち…でも、

 いつまでもこんな遺品に囲まれた生活は自分の為にならない、

 と思い本当に離れたくない!!と言う物だけを最小限に残して、

 小さい頃からのおもちゃ、~小3の教科書まで整理しました。

 でも私はゆうたを忘れない!! 心の中にずーっと生きてます。」

 

カードの最後には、こんな言葉が添えられています。

「子どもたちがすこしでも安全な社会で元気に暮らせるよう

 祈っています。」

安全な社会を守る、それが私たち大人に課せられた責任。

そう心に刻みます。

 

ゆうたくんがこの世を去ってしばらくしての出会い。

でも私は、確かにゆうたくんの存在を感じ、

ゆうたくんは、私の心の中で生き生きと微笑んでいます。

この出会いは大切なたからものです。

 

ありがとう、ゆうたくん。

そして、ゆうたくんのすてきなお母さん。

 

 

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気仙沼を訪れて

2013-06-09 14:56:07 | 感じたこと、思ったこと

陸前高田から気仙沼に戻る車中からの光景は、

今は草が茂り、知らずに見れば草はらのように見えますが、

いずれも、かつては住宅のあった場所ばかりです。

 

突然目の前に現れた巨大な漁船。

 

全長約60メートル、総重量500トン、総トン数330トンの

第十八共徳丸。

海から500m離れたこの場所まで流されてきたのだそうです。

 

あたりを見渡すと、そこにもここにも家の土台だけが。

 

こうして残された玄関のステップに立ってみると、

夕暮れが訪れて、学校や仕事から帰るとここに立ち、

ドアを開けて「ただいま。」「お帰りなさい!」

そんな日常が、ひとりひとりのしあわせが、

根こそぎ奪われたことを感じ、

悲しみで胸がいっぱいになりました。

 

目を上げると、ちょっと高くなった場所がありました。

近づいてみると、

そこは、大船渡線の鹿折唐桑駅跡でした。

ホームと線路は、一見何事もなかったかのように残っています。

でも、よく見ると線路がぐにゃりと折れ曲がり、

駅舎のあった場所には、ベンチだけがありました。

そして、その向こうには漁船の姿。

ホームに立ち、海と反対側に目を向けると、

ここにも津波が押し寄せてきたことがわかりました。

数え切れないほどの人々がこのベンチに座り、

電車の到着を待ったことでしょう。

この駅に降り立ち、ほっとしたことでしょう。

 

駅跡から降りようとして、気づきました。

真っ黒にこげた木の根元が。

あっ、と思って住宅跡の地面を見てみると、

細かい炭状の破片がたくさんあります。

あちらこちらに残る焼け焦げた跡。

この地域は、漁船から漏れ出した燃料に火がついて、

二日間燃え続けたのでした。

 

草むらに倒れていた子ども用の椅子。

ただただ悲しみがこみあげてくるばかりでした。

 

津波に襲われた水産加工場。

更地となった場所には、

今は水産加工施設や製氷工場などが操業しています。

 

にぎやかだった港町の繁華街も壊滅状態。

登録有形文化財に指定されていた「男山本店」の

3階建て木筋コンクリート作りの社屋も倒壊しましたが、

モニュメントとして残されるそうです。

大島行きのフェリー。

島民の方々の足となる客船やフェリーはすべて打ち上げられ、

大島は四方からの津波襲来で大きな被害を受けました。

 

震災から3年、東京に暮らしていると、

あの大きな震災への意識が日々薄れているように感じ、

とても気になっていました。

子どもたちに、伝え続けたい。

でも、そのためには自分の目で見て、感じて伝えなくては。

そんな願いから、今回の気仙沼市での緑のカーテンのお話を

お引き受けしました。

ある程度わかっていたつもりでも、実際に訪れてみると、

とてつもなく大きく重い震災の爪あとに言葉を失いました。

終わっていないのではなく、まだ始まっていない。

そんな思いも強くしました。

一方で、明るく前向きに生きる方々の笑顔に、

こちらが元気をいただくような場面もたくさんありました。

小原木保育園、小学校、中学校の子どもたちや先生方との

心洗われるような出会い。

「来てくれてありがとう。」の言葉もどれほどいただいたことか。

こちらこそ心から「ありがとう」の気持ちでいっぱいです。

忘れないこと、思い続けること、思いを届けること。

私が日々向き合う子どもたちに、しっかりと伝えていきます。

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陸前高田を訪れて

2013-06-09 14:08:33 | 感じたこと、思ったこと

今回私は、震災以来初めて被災地を訪れました。

車での移動中に、あちらこちらで津波の爪あとに出会いました。

防波堤の一部だけが残っている小さな港。

 

こんなに大きく厚いコンクリートが引きちぎられるなんて・・・

 

漁火パーク仮設住宅での作業を終えた後、

津波被害のひどかった地域を案内していただきました。

陸前高田市の気仙中学校。

3階建ての校舎を飲み込む勢いで、津波が通り抜けていきました。

なんとか校名を読み取ることができます。

バリバリに割れた窓ガラス。

地震の直前まで、この場所には

子どもたちの話し声や笑顔があふれていたはずです。

どんなに恐ろしかっただろう、どんなに悲しかっただろう。

学校のこんな姿に、胸が締め付けられる思いでした。

 

ふと遠くに目をやると、水位調整門と奇跡の一本松の姿が。

がらんと広い場所に一本だけ立つその姿。

このときはまだ、樹形の調整を待っているところでした。

 

気仙中学校の横には、瓦礫の山が。

積み重ねられた瓦礫に土を盛ったこのような山が

たくさん作られています。

きれいに整えられた瓦礫の山の真ん中あたりに・・・・・

たくましく葉を伸ばしている植物が。

なんだか胸を打たれました。

 

気仙大橋。

橋脚を残すのみで流されてしまったこの橋は、

2011年の7月にすぐ横に新しく開通しました。

新しい橋の向こう側に、古い橋脚が見えます。

 

ニュースで何度も目にした共同住宅。

津波は4階の高さまで襲いかかりました。

 

4階と5階と、はっきりと違いがわかります。

ここにお住まいだった方々は、屋上に避難なさったのでしょうか。

 

瓦礫の山を背景に、ぽつんと建つ集合住宅。

周りを見回しても、そこにあるのは瓦礫の山と、

がらんとした更地だけ。

 

今は解体されて、門と瓦礫だけが残っている高田病院

この病院の屋上で、職員の方々が「SOS」の合図を

送っていらしたのを思い出しました。

今は場所を移して診療を行っているそうです。

 

道の駅「高田松原」。

かつては多くの方が訪れたこの道の駅。

旅の思い出にたくさんのお土産を購入した場所も、

今はその形をとどめているだけです。

写真の右にある標識。

「津波浸水区域 前方3130m 後方1420m」

言葉もありません。 

 

白い砂浜に青々とした松原。

多くの人に愛された風景、

たくさんの人の生活が営まれていたこの地に立つと、

津波の威力と失われたものの大きさをひしひしと感じました。

 

 

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初めての虫垂炎

2013-03-20 22:28:43 | 感じたこと、思ったこと

3月13日から18日まで、虫垂炎の手術のため入院しました。

3月6日午後の会議中、お腹が突然爆発的に痛くなりました。

「痛い・・・・痛い…痛い・・・・なんでこんなに痛いんだろう?」

と前かがみになりながらも、会議で発言し続け、

会議後の研究紀要とじ込みのための作業も

「く、苦しい・・」

と思いながらしっかり参加。

その後、担任の先生との打ち合わせも行い、

さらに仕事を続け、6時過ぎに「もうだめだ、病院に行かないと・・・!」

と自転車に乗りました。

自宅近くの内科に行くつもりでしたが、あまりの痛さに、

学校の目の前にある救急病院の夜間外来窓口に飛び込みました。

名前や年齢、症状をたずねられ、

「すぐに看護士が来て対応しますから。」

と言われてまった挙句、

「今、急患で手が離せないので、他をあたってくださいとのことです。」

「・・・・・・・」

絶望的な気持ちになりながら、もともと行くつもりだった内科に、

受付時間ぎりぎりで到着。

虫垂炎が一番疑わしいけれど、血液検査は15分前で終了した、

とのことで、抗生剤をいただいて帰宅しました。

症状は幾分おさまり、翌日も「痛い・・・」と思いながら勤務して、

夕方今度は胃腸科クリニックへ。

腹部のレントゲンとエコーで調べていただいた結果、

やはり虫垂炎が怪しいけれど、抗生剤を服用したためか、

血液検査では数値が低く、確認できず。

金曜日に別の病院でCTの撮影の結果、やはり虫垂炎と判明。

卒業式までは何とか、とお医者さんにすがり、

とりあえず抗生剤の点滴で散らしてみることに。

週末も毎日点滴に通いました。

 

週が明けて、火曜日になっても微妙な痛みが消えず、

翌日手術を受けることになりました。

虫垂が厄介な場所に潜り込んでいたため、2時間ほどの手術に。

取り出した虫垂は、ものすご~く悪い虫の幼虫みたいな感じ。

「これは、とっちゃってよかったねぇ。」

とお医者さんがおっしゃいました。

術後は順調に回復し、3日目のお昼から食事の許可が出ました。

重湯とスープとプリンみたいなものと、アイスクリーム。

うれしかったなあ。

 

そして、18日、最後の昼食をいただいて、午後退院しました。

1週間の入院生活、いろいろなことを思いました。

思いのままに体や腕を動かすことのできるありがたさ。

好きなものを、好きなだけ食べることのできるしあわせ。

家族がそばにいる安心感。

そして、お医者さんや看護士さんの存在の心強さ。

 

何かと不安になったり、動いたつもりはないのに点滴が漏れたりして、

質問したり、お願いしたりするたび、

笑顔で、「そうですよね。」「大丈夫ですよ。」と対応してくださると、

心の底から安心して過ごすことができました。

二人部屋だったのですが、お隣が高齢の方で、カーテン越しに、

その方にそれは優しく語りかけながらお世話する様子が

伝わってきました。

保護者の方々と私たち教員の関係も同じだな、と感じました。

何か問題があってお話しする時、保護者の方は不安だったり、

時に情けなかったり、腹が立っていたり。

私たちは、まずは保護者の方の気持ちをしっかり受け止めなくては。

その上で、ていねいにK前向きに話し合い、

よりよい道を一緒に考えていくことが大切。

 

学校で緑のカーテンを始めて10年。

忙しく駆け抜けてきました。

こんなに体を休めたこともありませんでした。

これからは、体を大切に、家族との時間を大切に、

そして心身ともに充実した状態で仕事もしっかり。

そう心に誓いました。

 

学年末の大切な、そして忙しい時期にお休みしてしまったけれど、

明日はいくつかの学年の最後の授業と卒業式練習。

明後日の卒業式リハーサルと25日の卒業式に、

間に合ったことは幸いでした。

さあ、がんばらなくちゃ。

 

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2013年を迎えて

2013-01-06 14:12:11 | 感じたこと、思ったこと

新年明けまして、おめでとうございます。

みなさまは、どんなお正月を過ごされたでしょうか。

冬休みもあっという間に終わり、明後日から3学期がスタートします。

 

今年はどんな年になるのかな。

いくつか、楽しみにしていることや、抱えてしまったことがある私。

年頭の決意も込めて、お知らせしますね。

 

昨年3月に刊行された絵本「みどりのカーテンをつくろう」

全国学校図書館協議会と毎日新聞社が主催する

現在「日本絵本賞」の「読者賞」候補作品に入れていただいています。

すばらしい作品ばかりそろった中に加えていただいたこと、

とてもとても光栄でうれしいです。

すてきな編集者、木内さんのにこにこ笑顔が浮かびます。

インターネットまたはハガキでの投票で受賞作品が決まるとのこと。

「一等賞」は望むべくもありませんが、

一人でも多くの方に応援していただけたらうれしいな。

 

学研教育出版から出版予定の「緑のカーテン大百科」

子どもたちが緑のカーテンについて学ぶ参考になるように、

学校の図書館に置くタイプの三冊組の本です。

主人とともにこの本の監修をつとめていて、

今まで緑のカーテンを通してかかわってきた方々の

実践もたくさん掲載されています。

昨年後半から、

「監修ってこんなに大変なのね・・・・」

と泣きべそをかきながら、次々に送られてくる原稿をチェック。

その甲斐あって、今までにない本ができあがりそうです。

 

音楽之友社からは「ドラムサークルハンドブック(仮称)」を出版予定。

昨年のドラムサークル・フォー・ティーチャーズ講師、

メアリー・クニッシュさんと、

ドラムサークルファシリテーター協会理事、

石川武さん、飯田和子さん、私の共著です。

ドラムサークルに取り組んでみたい全国の方々が、

はじめの一歩を踏み出すための手助けになるような、

そんな本にしたいと願っています。

 

同じく、音楽之友社の「教育音楽小学版」で昨年4月号から連載の

「教室の窓から ruriko先生のスクールダイアリー」というエッセイ。

1年間の予定でスタートし、1月号の記事を書き上げたところで、

「う~ん、あと2回で終わりかぁ。

 つらいと思ったけど、終わるとなるとさびしいもんだなあ。」

なんて余裕でつぶやいていたら、

担当の方から「もう一年!」と連絡が。

「くう~っ!また締め切りを気にする日々が・・・・どうする、私?」

と悩みましたが、結局お受けすることに。

何より、職場の同僚が喜んでくれて、

「もう一年」と言ってくださる音楽之友社の方々のお気持ちもうれしくて。

そろそろ連載計画をたてなくては。

 

歌作りも少しずつ進めていて、

昨年も何曲か「教育音楽」の付録に入れていただきました。

今までにすでに7曲、3月号にもう1曲出版されます。

私の作った歌を歌わせてくださった先生方から、

とてもうれしいレポートも寄せられ、力をいただいています。

作った曲を、子どもたちに教えると、

「先生、いいよ!」「のりのりになっちゃうよ!」

「気に入った、なんてもんじゃないよ!」

と大喜びしてくれるので、それが何よりうれしいです。

ふと心に浮かんだメロディを忘れずいかせるように、

「その場でとりあえず録音するわ!」と心に決めました。

 

1月13日(日)には、板橋区のグリーンドームねったいかんで、

「みんなで歌おう『新春音楽会』」に出演。

発声指導をしながら、参加者の方と一緒に歌う、という

ちょっとおもしろい企画です。

11時からと14時からの45分間、定員は各50名。

お近くにお住まいの方、のぞいてみてくださいね。

 

もうひとつ、ご報告が。

発足以来理事をつとめてきた「NPO法人緑のカーテン応援団」ですが、

昨年、理事を退任いたしました。

思えば2003年に学校で緑のカーテンを始めて以来、

ずっと応援していただき、ともに歩んできた仲間です。

しかし、「仮設住宅×緑のカーテン」プロジェクトで

現地に行っての参加が難しく、

きちんと役割を果たせないことが心苦しくて、

悩みに悩んで決断しました。

もちろん、これからも大好きなメンバーの方々と、

できることは一緒に取り組んでまいります。

 

一方で、昨年の緑のカーテンの広がりを見てみると、

取り組む自治体や団体、個人の方々は増えたものの、

メディアの取り上げ方も含めて

その価値や作り方のポイントが十分理解されず、

残念、と感じることがとても多かったのが現実でした。

緑のカーテンを楽しみ、その恵みを味わうために、

緑のカーテンの魅力や、知ってみれば簡単なポイントを、

一人でも多くの方にお伝えしたい。

そう願って、主人とふたりで、昨年12月1日、

任意団体「緑のカーテンのある暮らし」

を立ち上げました。

無理せず楽しく一歩ずつ、

自分たちにできる活動をしていきたいと思っています。

 

新年のご挨拶と、2012年の振り返りと、

渾身のブログアップをいたしましたが、

今年はこまめにブログアップ、も目標に歩んでまいります。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

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2012年を振り返って(1月~4月)

2013-01-06 14:11:48 | 感じたこと、思ったこと

バタバタと忙しかった2012年。

ブログのアップもままならず、

お知らせできずに過ぎてしまったこともたくさんありました。

あらためて振り返ってみたいと思います。

 

1月、サグラダファミリアの専任彫刻家、外尾悦郎さんから

子どもたちのメッセージにお礼のお便りをいただきました。

丁寧で優しいお言葉に、外尾さんのお人柄を感じ、

大感激しました。

 

音楽之友社のムジカノーヴァ

「音楽の仕事『ムジカばーばのハローワーク』」のコーナーで、

音楽朝会に始まり、授業の様子がをいきいきとレポートされていて、

とにかくおもしろいのなんの。

「お受けして得しちゃったな」とうれしい記事でした。

 

2月18日

鹿児島市の「緑のカーテン&ビオトープ シンポジウム」で講演。

すばらしい実践をなさっている方々との出会いがありました。

以前からずっと購入し続けているお酢のメーカーを訪問。

強烈な個性の会長さんにもてなされ、

決して忘れることのできない体験をしました。

 

3月4日

「レタスクラブ」の取材。

 

猛烈に寒い日でしたが「春らしい服装で」という無情のオーダーで、

ひとり震え上がりながら必死で笑顔を作りました。

俳優さんやモデルさんはどんなに大変なのか、

ちょっとだけわかった気がしました。

 

3月10日

埼玉県鶴ヶ島市の環境学習会で講演。

ここでもすばらしい実践に出合い、感動!

 

3月23日

あかね書房から、絵本「みどりのカーテンをつくろう」が出版されました。

私が絵本の文章を書くなんて!

あちこちの書店で見つけるたびうれしくてたまりませんでした。

すばらしい編集の方との出会いに感謝いっぱいです。

 

3月25日

幕張メッセで開催された「日本フラワー&ガーデンショウ」で講演。

座席があっという間に満席になり、立ち見の方もたくさんいらして、

緑のカーテンへの関心の高さを感じました。

 

4月3日

読売新聞で「みどりのカーテンをつくろう」が紹介されました。

 

4月25日

寒さに耐えて受けた取材が「レタスクラブ」に掲載されました。

緑のカーテンの準備の時期、とてもタイムリーな内容。

4ページに作り方のコツをぎっしりつめこんでくださいました。

 

4月27日

NHKの「ラジオ朝いちばん」の「あさいちウォッチ」に出演。

後日、ディレクターさんからうれしいご配慮が。

 

同じく4月27日

「eco japan cup TV」に出演。

大好きな野村さんと楽しくお話ししました。

 

4月29日

館林市の「緑のカーテン教室」で講演。

 

幼稚園でのかわいくてすてきな実践に感激。

 

4月29日

東京新聞「新刊紹介」で「みどりのカーテンをつくろう」を発見。

うれしかったなあ。

 

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2012年を振り返って(5月~8月)

2013-01-06 14:11:15 | 感じたこと、思ったこと

5月4日

「J-WAVE GOLDEN WEEK SPECIAL

 GROW OUR FUTURE」に出演。

すてきなパパでもある藤田琢己さんと楽しいひと時。

 

5月12日

InterFMの「神宮前センタービル」に出演。

辻本好二さんがとにかく楽しい方でした。

 

残念ながらこの番組は9月で終わってしまいましたが、

またいつかお会いしてお話ししたいと思っています。

 

5月13日

三井住友銀行チャリティコンサート「名曲のおもちゃ箱

オープニングで「MIDORI~繋がる輪~」を歌いました。

合唱団のすばらしいハーモニーと、

ボランティアスタッフ「YUI」の方々の手話に支えられ、

幸せな気持ちで歌わせていただきました。

 

5月14日

小池百合子さんのお宅で開かれたツバルからの留学生ティロウさんの

大学進学をお祝いする会にお招きいただきました。

 

ツバルの子どもたちが希望を持って前に進めるように、

という小池さんの強い思いと行動力のすばらしさ。

その思いに響いた方々の温かさに触れ、

刺激的でしあわせなひとときでした。

 

5月20日

取材を受けた記事が毎日新聞に掲載されました。

 

5月26日

「NIKKEIプラス1」の掲載記事。

知り合いの方から「菊本さんの手ですよね?」とメールが。

 

5月27日

板橋区高島平2丁目自治会の緑のカーテン勉強会。

緑のカーテンの効果や魅力、作り方のポイントをお伝えしました。

 

6月26日

千代田区麹町小学校の6年生の子どもたちに、

緑のカーテンについての授業を行いました。

 

「MIDORI~繋がる輪~」も一緒に歌いました。

その後、高五小の子どもたちが育てた苗を送り、

麹町小学校の子どもたちががんばってお世話をして、

立派な緑のカーテンが完成しました。

 

6月27日

博報堂の島崎さんの退職を祝う会。

「MIDORI~繋がる輪~」の楽譜ピースのデザインも、

この方にお世話になりました。

みんなで次々に演奏して盛り上がりました。

 

6月30日

DCFA(ドラムサークルファシリテーター協会)まつり。

理事会メンバーにジャズボーカリストの飯田さつきさんも加わったライブ。

私も「MIDORI」を歌いました。

 

東京都市大学の宿谷正則先生が

日本建築学会教育業績賞」を受賞なさったお祝いの会。

宿谷先生を慕うたくさんの方が参加なさり、

宿谷先生のお人柄、そしてお仕事での素晴らしさを実感しました。

私もスピーチさせていただいて光栄でした。

 

7月8日

TBS「みのもんたの朝ズバッ」の撮影。

 

8月3日

板橋区の「緑のカーテン見学ツアー」で高五小も見学地に。

参加者の方々に、緑のカーテンの涼しさの秘密や、

この時期にできるお世話のポイントなどをお話ししました。

 

この日の午後、音楽室に素敵なお客さまが。

翌日から開催される「ドラムサークル・フォー・ティーチャーズ」のため

来日したメアリー・クニッシュさんが来てくださったのです。

 

夏休み中にもかかわらず、たくさん集まった子どもたちに、

すてきなドラムサークルを経験させてくださいました。

 

8月4日、5日

ドラムサークル・フォー・ティーチャーズが開催されました。

私も理事を務めているドラムサークルファシリテーター協会の主催。

私も小学校での実践についてお話ししました。

全国から集まった熱意あふれる参加者の方々と、

感性豊かなドラムサークルを惜しみなくシェアしてくれるメアリーと。

すてきな仲間たちと有意義な時間を共有しました。

新学期から、またがんばっていこう。

そんな気持ちになりました。

8月8日

主人と二人、長野県の安曇野へ。

ずっと憧れていた安曇野。

山に囲まれ、田んぼをわたってくる風のさわやかなこと。

 

気に入って1往復半もしてしまった並木道。

久しぶりにのんびりした気持ちになりました。

 

しかし!このたびに出かける途中、ものすごいころび方をして、

手足にかなりの傷を負い、しばらく包帯が手放せなくなりました。

いまだに左ひざと手首が痛みます。

 

8月12日

学研教育出版「緑のカーテン大百科」のための撮影。

 

8月27日

始業式を終えると東京駅へ走り、新幹線で名古屋へ。

日本家庭園芸普及協会のグリーンアドバイザーの方々に、

お話をしてきました。

 

こうして、あっという間に夏も過ぎて行ったのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

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地球環境問題と住まいの環境

2012-10-08 14:41:12 | 感じたこと、思ったこと

9月25日、東京都市大学の宿谷昌則先生の授業がありました。

 

テーマは「地球環境問題と住まいの環境」。

 

大学生の授業と同じ内容を、小学生にもわかりやすく伝えてくださる。

宿谷先生の授業は、何度見てもおもしろくて感動的です。

 

まっ白な画用紙に、宿谷先生のお話をまとめていく子どもたち。

なんだか楽しそうに見えます。

 

温度と体積の関係の実験。

フラスコの管にゼリーを詰めて、

 

フラスコを手で温めると、管の中のゼリーがどんどん上へ。

次に、フラスコをコールドスプレーで冷やすと、

ゼリーは見る見るうちに下がってきて、最後はポトンと落ちました。

フラスコ内の空気が膨張したり収縮したりすることを、

視覚的に教えてくださいました。

 

温度が下がると、体積もどんどん小さくなる。

そしてついに体積がゼロになる温度、それが絶対零度。

「おお~っ!」と感心しながら聞き入る子どもたち。

 

たくさんの「!!!」に満ちた授業が進んでいきます。

 

太陽の温度と、ヒトの体温。

もちろん太陽はくらべ物にならないくらい高いけれど・・・・

 

質量あたりの発熱温度を比較すると、

なんとヒトのほうがずっと高いのです。

 

涼しいと感じるには、熱を上手に逃がすことがポイント。

熱の伝わり方は4つあります。

 

机の木と金属の部分を触ってみると、金属のほうが冷たく感じます。

それは、木よりも金属のほうが熱の伝導率が高いから。

 

これは、今回初披露の実験。

次々に新しいアイディアを考えていく宿谷先生、

またまた尊敬の念を新たにしました。

 

子どもたちの画用紙も、どんどん学びで埋められていきます。

 

それぞれに個性的でおもしろい。

 

授業を終えた宿谷先生。

学研教育出版の本のための撮影も行われました。

 

緑のカーテンの効果を確かめるために行った温度測定。

そこで得た数値の理由も理解することができました。

空の温度がとても低かった謎も解けました。

 

「難しいことをわかりやすく伝える」

私自身もそんな授業ができるようがんばらなくては、

そう感じる授業でした。

 

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音楽室では・・・

2012-07-10 19:21:45 | 感じたこと、思ったこと

夕方、音楽室の緑のカーテンの様子を見ると、

心なしか、葉っぱがしおれているような・・・・・・まさかっ!と思って

プランターの調水器をのぞいてみると、やっぱり!

根っこが伸びてきて、水をためられなくなっていました。

 

「んまあっ!大変!!」と引っ張り出したゴーヤーの根っこ。

 

キュウリのプランターの調水器をあけて思わず「きゃあ~っ!!」

根っこが金属の棒を伝わって、上に伸びてきています。

 

カビじゃありません。

キュウリの根っこです。

こんなの、初めてです。

 

くっついていた調水器の部品から外しても自立するほどの根っこ。

たいしたもんだ・・・・・。

 

もちろん、調水器のそこにもびっしり。

この根っこも取り去り、しっかり水やりしました。

 

根っこ対策を終え、ほっとして見渡すと、立派なキュウリが。

しかも、よく見るとキュウリの実の右下には・・・・・

 

かわいい赤ちゃんゴーヤーが!!!

 

今年は、あばしゴーヤーのほかに、「さつま大長れいし」も植えました。

これがその実です。

 

ふと見上げると、ネットからはみ出した蔓がモジャモジャと・・・・そこで

 

摘心。

 

こちらはかなりの暴れぶり・・・・・・・で、

 

摘心。

 

摘み取られた先端くんたち。ごめんね。

でも、こうすることで、たくさん孫つるが出てきて、

しっかり茂った緑のカーテンになるのです。

 

水もたっぷりもらって、摘心ですっきりしたゴーヤーたち。

みるみる元気になりました。

緑のカーテンのない家庭科室のベランダは、

もろに日差しを浴び、床も熱くなっていますが、

音楽室のベランダは、別世界の涼しさです。

 

そして、この心癒される緑の窓辺。

緑のカーテンのある暮らし、本当にしあわせです。

 

 

 

 

 

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