緑のカーテンのある暮らし

楽しくて、快適で、おいしくて、地球にも優しい緑のカーテン。我が家と学校の緑のカーテンの生長をお知らせします。

今年も緑のカーテン③摘心

2020-05-19 17:29:27 | 緑のカーテン作り方のポイント

ゴーヤーの苗を植えてから2週間。
親づるがどんどん伸びて、ベランダの手すりの高さに届きました。
ここで忘れてはならないのが摘心です。
緑のカーテンが成功するか、残念なことになるか、運命の分かれ道。
それぐらい大切な作業です。

やり方は簡単。
最初に伸びてきた親づるの先端を、

 

「ごめんね」とプチッ。手で摘み取ります。

摘心によって、ゴーヤーは、

「おっ!子づる、孫づるをいっぱい出せってことだね!合点承知!」

と張り切り、伸びてきたつるの途中から、どんどこ新しいつるが出てくるのです。

そうするとね、葉っぱがいっぱい茂って見事な緑のカーテンになり、

孫づるにたくさん実がつくのです。

下の写真は、2011年7月14日に撮影した音楽室の緑のカーテン。

この数日後に「はなまるマーケット」の取材がありましたが、

「都内のどこを探しても、ここほど実がたくさんなっているゴーヤーはありません!」

と懇願され、番組内でお料理するためのゴーヤーを十数本提供しました。

とても簡単だけれど、するとしないとで緑のカーテンの成功に大きく影響する摘心。

みなさま、お忘れなく。

 

 

 

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今年も緑のカーテン②苗の植え付け

2020-05-04 11:46:05 | 緑のカーテン作り方のポイント

さあ、いよいよ苗の植え付けです。

栄養状態のよい土で育った苗には、双葉がしっかりついています。
購入する際には、元気な双葉がついているものを選びます。

まずは、植える場所に苗のポットを置いてみます。

大きなプランターでも、苗は2つまで。

数を増やしてしまうと、プランターの中の限られた栄養と水を分け合うことになるので、

それぞれの苗があまり大きくなりません。

私が試してみた経験からは、1株よりも2株の方がよく育ちました。

ライバルがいるほうが、生きようとする力が湧いてくるのではないかと考えています。

それに1株だけだと、万が一それが枯れてしまったり成長がいまいちだった時、

緑のカーテンとしては残念なことになります。

保険の意味でも、2株をお勧めします。

プランターが小さい場合は1株で。

ポッとの大きさの印をおおまかに土につけます。

その印より少し大きめに穴を掘り、ポットを置いて大きさがそれでよいか確かめます。

ここからが大切。

ポットの中の土の状態を確認します。

乾いていると、ポットから苗を出す時に土がバラバラと崩れてしまいます。

土が崩れて落ちてしまうと、その苗を植えても、ほとんどうまく育ちません。

土が乾いていたら少し水やりをして、土を固めてまとめるつもりで優しく押さえます。

苗はポットから引っ張り出すのでなく、

まずは根元の部分を人差し指と中指ではさみます。

もう一方の手でポットの底をしっかり支え、そのままひっくり返して、

ポッとの底の穴を優しく押して、またはポットの側面を優しくもにょもにょして、

苗を取り出したら、

両手でしっかり支えながら、そ~っとひっくり返して、

優しく穴の中に下ろします。

この時、つるがネットにつかまりやすい向きを見極めてあげます。

苗と穴の隙間を埋めていきます。

表面だけ土をかぶせて、中に隙間が残ると、そこがダンゴムシのすみかになる可能性が!

ダンゴハウスを提供しないよう、土の中の隙間もていねいに埋めていきます。

最後に、根本全体を優しく押さえて植え付け完了。

ゴーヤ先生と苗を植え付ける子どもたちは「大きくなあれ」と言いながら、

私が教えていた小学校の子どもたちは、

「大きくなってね」「がんばれよ!」「君ならできる!」などと言いながら、

土を押さえていました。その姿がとてもすてきなんだなあ。

仕上げに巻きひげをネットにつかまらせてあげます。

最初はまっすぐな巻きひげは、つかまるところを見つけると、

短時間でくるくると巻き付きます。

ネットに届きやすいように、プランターの中央より少しネット寄りに植えてあげました。

植えたばかりの苗は、自分で水を吸う力が弱いので、水やりも忘れずに。

さあこれで、緑のカーテンの準備完了。

小さな苗の成長を楽しむ日々の始まりです。

写真の手前と奥は、ブドウのカーテン。

ゴーヤーより早めに葉を茂らせ始めています。

緑のカーテンは、最初が肝心。

緑に覆われた窓辺と、葉の隙間からの木漏れ日のような光、

そしてさわやかな風を思い浮かべながら、

土づくりと苗の植え付けを楽しんでくださいね。

 

 

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今年も緑のカーテン①土が命

2020-05-03 17:17:45 | 緑のカーテン作り方のポイント

今年も緑のカーテンの季節がやってきました。

毎年お伝えしているのですが、緑のカーテンは「土が命」です。

土づくりをしっかりするか、しないか、土の量はたっぷりか、少ないか。

それでもう、植物の成長は決まってしまうといっても過言ではありません。

 

今年の我が家の土づくりはこちらを使って。

培養土と腐葉土。私は大体2:1の割合で混ぜています。

プランターはこちら

幅60cm、奥行き34cm、高さ36cmで容量は32ℓ。

底面に水を7リットルためることができるので、夏場の水切れ対策にも。

まずは、培養土を入れて、

腐葉土を加えたら、混ぜて、

また培養土と腐葉土を入れて混ぜて、

今回はうっかりして、最後に混ぜ合わせてしまいましたが、

途中で有機石灰も加えます。

全体にまんべんなく石灰がいきわたるように加えて混ぜます。

さらに培養土と腐葉土を入れて混ぜて、

プランターの縁から指の関節2つ分ぐらいの高さまで土づくり。

最後に水をあげて、土づくりの作業はおしまい。

今日は風が強いので、苗の植え付けは明日にします。

混ぜ方のポイント(昨年の画像ですが)。

土の両サイドに「ズボッ!」と手を入れて、

「ゴゴゴゴッ!」と持ち上げます。

イメージとしては、ショベルカーのような感じかな。

今日は、動画を撮りながら「ズボッ!」「ゴゴゴゴッ!」をしたら、

不自然な態勢だったので、プランターの両サイドに手をこすりつけてしまい、

このような姿に。

少し内側にまっすぐ手を差し入れるようにすることが大切です。

後からでは、やり直しのきかない土づくり。

できるだけ大きなプランターに、たっぷりよい土を作ってくださいね。

地植えの場合は、花壇なら腐葉土や肥料、有機石灰を入れて、

もともとは花壇ではない場所に植え付ける場合は、

地面をプランターにするつもりで掘り返し、

培養土、腐葉土、肥料、有機石灰を使ってしっかり土づくりしましょう。

 

 

 

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緑のカーテンを楽しもう②苗の植え付け

2019-05-11 16:27:39 | 緑のカーテン作り方のポイント

ゴールデンウィークが終わり、気温も高くなり、いよいよ苗の植え付けシーズンです。

5月8日は「ゴーヤーの日」。

我が家でもゴーヤーの苗を植えました。

ここでも大切な、はずしてはならないポイントが!

それは「大きなプランターでも、苗は2株まで」です!

「たくさん茂ってほしいから」といっぱい植えると、

プランターの土の中の限られた栄養と水を分けっこすることになり、

それぞれの株があまり大きく成長しません。

でも、以前音楽室で、同じ条件のもとで、プランターに1株と2株で試したところ、

2株のほうが、よりしっかりたくましく育ちました。

植物も、ライバルがいるのが刺激になるのでは、と考えています。

万が一、片方の苗に何かあっても、もう1本残っているのも安心。

 

まずは、土に苗の入っているポットと同じぐらいの大きさの穴をあけ、

 

ポットの土を崩さないように気を付けて取り出し、その穴に苗をそっとおろします。

穴と苗の根元の土との間のこの隙間、しっかり埋めてあげてください。

表面はふさがっていても、土の中で隙間が空いたままだと、

ここが「ダンゴムシハウス」になることが!

 

こんな場所に、ダンゴムシの住まいを提供したくはないので、優しく、でもしっかり埋めます。

 

これで準備完了。

今年は「さつま大長」と「ほろにがくん」の2種類を植えました。

温かい日差しを浴びて、幸せそうなゴーヤーくん。

しっかり応援していくからね。

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緑のカーテンを楽しもう①土づくり

2019-04-28 13:56:25 | 緑のカーテン作り方のポイント

ゴールデンウィークに突入。

緑のカーテンの準備の時期がやってまいりました。

緑のカーテンが大成功か否かがかかっているのが「土づくり」!

ここでポイントをはずすと、もう、しっかり茂った緑のカーテンは無理と言っても過言ではありません。

でも、決して難しくはないんです。

 

できるだけ大きなプランターに、培養土と腐葉土を入れて混ぜる。

プランターの外に土をこぼしたくないので、私はまずはプランターの3分の1程度入れて混ぜます。

 

よく混ざったら、また培養土と腐葉土を入れて混ぜる。

これを繰り返します。

 

 学校などにお手伝いに行ったときは、この混ぜ方をお勧めしています。

手のひらを、プランターの縁に沿って、ズボッと差し込み、

土の中で指先を曲げて、ゴゴゴゴッと持ち上げる。

ゴゴゴゴッ!

これを繰り返します。

 

培養土、腐葉土に、石灰も加えました。

 

プランターの上端から指の関節2つ分の高さまで、しっかり土を入れます。

土のない部分は「ウォータースペース」。

水やりしたとき、水と一緒に土が外にあふれ出るのを防ぎます。

 

緑のカーテンは「土が命!」。

土の質と量で運命が決まります。

よい土をたっぷり用意してくださいね。

 

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緑のカーテン大成功のために「摘心」しましたか?

2018-06-12 12:02:14 | 緑のカーテン作り方のポイント

よいタイミングで投稿しないうちに、6月も半ばになってしまいました。

みなさま、緑のカーテンは元気に順調に育っているでしょうか?

今更ではありますが、作り方のポイントについてはこちらをご覧ください。

 

そして、今の時期、ぜひ行っていただきたいことを重ねてお知らせします。

それは「摘心」!

最初に伸びてきた「親づる」の先端を、プチっと摘むのです。

そうすることで、植物は「子づる、孫づる出しま~す!」と張り切り、

親づるの途中からどんどん新しいつるが出てきて、

立派に茂った緑のカーテンになるだけでなく、

たくさんの実が「孫づる」につくのです。

 

この先端を、

 

プチっとね。

 なんとなく、かわいそうな気がして躊躇しがちですが、

植物はへっちゃらです。

この「摘心」を行わないと、親づるがひたすら上へ上へと伸びて、

ネットの上のほうでもじゃもじゃとするだけで、

心地よい日陰をもたらしてくれる「緑のカーテン」にはなりません。

今なら間に合うこの作業、ぜひぜひプチっとなさってくださいませ。

 

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失敗しない緑のカーテン作りのために

2017-05-06 20:51:11 | 緑のカーテン作り方のポイント

5月5日のラジオ番組でもお話しましたが、緑のカーテンの準備はまさに今です。 

昨年と同じ内容になりますが、緑のカーテン作りに欠かせないポイントをもう一度お伝えします。

緑のカーテンの運命は、準備の段階で決まるといっても過言ではありません。

せっかく挑戦するのなら、ポイントをしっかり押さえて、ぜひとも緑のカーテンのある暮らしを楽しんでください。

 

①土が命

土の量が少ない、土の質が悪い。

この状態でスタートすれば、はじめから失敗は運命付けられています。

培養土に腐葉土、もし可能なら「ボカシ」(園芸店で売っています)を混ぜ込み土作り。

そして、できるだけ大きなプランターにその土をたっぷり入れます。

プランターのふちから3cm程度下がったところまで、土を軽く押していっぱい入れる。

これが大切です。

植物は、苗のときに植えられた環境で育ち方を決めてしまうようです。

あとから「ごめんね~」と土を足しても、肥料を入れても、思うようには育ってくれません。

最初の土作りこそ、緑のカーテン大成功のための最大のポイントです。

②植えすぎない

特にプランターの場合、限られた土の中の限られた水と栄養を吸収して育つ苗たち。

ですから、苗をたくさん植えてしまうと、ひとつの苗の水と栄養の取り分が減るわけですから、

苗が大きく育ちません。

野菜用の大きなプランターでも、多くて苗は2株まで。

それ以上植えないことが肝心です。

③ネットはビシッと張る

ゴーヤーの気持ちになってみましょう。

まだ小さい苗のころ、巻きひげであちこちつかまるところを手探り。

あっちもこっちもつかまることができる、と感じたら、安心ですよね。

でも、つかまるところがなくて心細いなあ、と感じたら、

ゴーヤーはあまり子蔓孫蔓を伸ばさなくなってしまいます。

「おっ!これなら安心して蔓を伸ばせるぜ!」と感じさせることが大切。

ネットの上端と下端に園芸用の支柱を通して、

その支柱をどこかにしっかり固定。

しかも、ネットは苗よりも外側(太陽側)に張ること。

そうすることによって、太陽に向かって伸びようとする蔓の誘引もしやすく、

夏になると茂った葉の陰になるので、土も乾きにくくなります。

 

まずはこの3点。

これだけは、はずしてはならないポイントです。

もっと詳しく知りたい方は、お時間のあるときにこちらもごらんください。

 

 

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失敗しない緑のカーテン作りのために「摘心」

2016-06-12 21:38:13 | 緑のカーテン作り方のポイント

この時期、緑のカーテン作りで忘れてはならない作業があります。

それは「摘心」。

親蔓(最初に伸びた蔓)が1mぐらいまで伸びたら(もっと小さくてもよいですが)、

蔓の先端を・・・・

プチッと摘み取ります。

なんだかかわいそうな気がしてちょっとつらい作業ですが、

こうしてあげることで、

「よし、子蔓、孫蔓をどんどん出せってことだね!オッケー!!」

とばかりにどんどん子蔓孫蔓を伸ばしてくれます。

その結果、こんなに葉が茂り、実もどっさり実ります。

この作業を行わないと、親蔓がどんどん伸びて、

子蔓孫蔓はあまり出ないので、すき間が多く、

ネットの植えのほうでもじゃもじゃしている玉暖簾のような状況に。

「摘心」決してお忘れなく♪

 

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学校でネット張り

2016-05-30 12:37:39 | 緑のカーテン作り方のポイント

緑のカーテン大成功のためのポイントの一つが、ネットの張り方。

ぴんっ!と張ってあげることによって、苗が安心してたくさん蔓を出してくれるのです。

 

高島第五小では5月10日放課後に、教職員でネットを張りました。

学校の緑のカーテンは大きいので、ネット張りも大変。

まずは大きなネットを花壇とプランターの上に広げます。

ネットには、左右を間違えないように、表示をつけてあります。

 

4階からおろしたロープでネットをある程度引き上げたら、

ネットの下端に丈夫な棒を通していきます。

ネットの網目に交互に通して、

最後まで通し終わったら、

その棒をしっかり固定します。

ロープと結束バンドを使って、ぎゅっ!

プランターの穴を利用して固定。

花壇のふちに取り付けた金具に固定。

 

下端を固定し終わったら、4階ベランダでしっかり固定。

 

なかなかの力仕事をがんばった「チーム4階」。

いい笑顔でしょ。

 

ついにネット張り完了。今回は少ない人数でがんばりました。

やったど~!

 

どうです、この「ぴんっ!」な感じ。

土作りとネット張りを終えて、いよいよ準備完了。

苗を植えつけて、2016年緑のカーテン大作戦がスタートします。

 

 

 

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学校の土作り

2016-05-30 12:18:24 | 緑のカーテン作り方のポイント

何度もお伝えしているのですが、緑のカーテンは「土が命」です。

栄養豊富な土をたっぷり。これが成功への第一歩。

 

高島第五小学校でも、4月25日に6年生の子どもたちが、

しっかり土作りを行いました。

「花と緑の応援団」のお母さんたちが子どもたちに指示を出して、

培養土、腐葉土、

肥料、

それに「ボカシ」も加えて(うっ!微妙な香り・・・)

有機石灰も加え、しっかり混ぜ合わせて、

混ぜ合わせて、

混ぜ合わせて、

校長先生も応援してくださって、

最後に優しく踏んで、土のかさが減ったら培養土をさらに加えて、

「花と緑の応援団」にはおじいさんも参加してくださって、

こちらのお母さんは、黙々とスコップにこびりついた泥の始末をしてくださって、

土作りは完了しました。

「花と緑の応援団」の方々から激励メッセージをいただき、

心からお礼を申し上げました。

さあ、これで土の準備は完了。

このあとしばらくおいて、苗を植えつけます。

とても暑い日で、大変な作業でしたが、

「花と緑の応援団」の方々に支えられ、

子どもたちもがんばりました。

赤ちゃんを抱っこして参加してくださった方もいらして、

さすがにあまりの暑さは小さな赤ちゃんには厳しく、

途中でお帰りいただきましたが、

子どもたちを支えようというお気持ちがうれしく、

私たちは感謝の気持ちでいっぱいでした。

 

「大きな大きな緑のカーテンを作れ!」と命ずる方がいらっしゃるようですが、

緑のカーテンの範囲が広がれば、

土作りの作業もさらに大変なものになります。

限られた時間と人手で、無理なく楽しく育てられる。

そんな計画を立てることも大切なポイントです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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