いよいよ、ゴールデンウィークに突入。
緑のカーテンの準備に最適な季節がやってきました。
毎年お伝えしていることですが、緑のカーテンが成功するか否かは、
スタート時の準備にかかっています。
繰り返しになりますが、大切なポイントをお知らせしていきますね。
まずはネットの張り方。
基本は、網目が10センチ程度のネットを、
上下それぞれに支柱を通して安定させ、しっかり固定。
植物は、安定を感じると安心して子蔓、孫蔓を出しますが、
ネットがゆらゆら揺れて不安定だと、茂りません。
昨年、大規模修繕があったため、我が家のベランダのネットも全て撤収しました。
春を迎え、床にエスウッドを敷きなおし、プランター類を少しずつ戻し、
先日、ネットも張りなおしました。
我が家のベランダには花台があって、そこに緑のカーテン用の枠があるのですが、
この枠にネットを張る際、ネットの上端に支柱を通し、
その支柱を枠にしっかり固定しています。
ネットの下端も同様に支柱を通して、枠に固定。
花台以外の場所には、天井のフックを使ってネットを張りますが、
ネットに通した支柱をフックに直接固定するのでなく、
支柱に結びつけたロープをフックに通すことによって、
上げ下げ可能な緑のカーテンとなります。
ネット上部の支柱を結んだロープをフックの輪に通す、とはこんな感じ。
とはいえ、ベランダは共用部で勝手にフックはつけられないなあ、
という方にお勧めなのが、洗濯物干し用スタンド。
突っ張り棒の上下を説明書と逆にすることにより、
さお受けを高い位置に上げることができます。
これがポイント。
さらに、さお受けの穴に支柱を通すのでなく、
ネット上部を通した支柱に結んだ紐を通すことにより、
ほら、このように上げ下げ可能になるのです。
紐は長めにとり、普段はベランダの手すりなどに結んでおきます。
もちろん、ネットの下の部分にも支柱を通し、
こちらは突っ張り棒にしっかり固定。
もう一つ大切なのが、ネットとプランターの位置関係。
ネットの外側にプランターがあると、
このように土に日差しがいつも当たります。
土の温度が上昇し、水もすぐに蒸発してしまい、
植物にとっては大きなストレスです。
ネットの内側にプランターがあれば、
土に日が当たることもなく、しかも植物は、
のびのびと太陽に向かって伸びていくことができます。
さらに、ネットと建物の間に空間があることで、
室内の涼しさもぐっと増すのです。
もうひとつ、和室前の窓辺にもネット張りの途中です。
まずは縦に突っ張り棒。
そして、横にも支柱を固定して、枠を作ったところです。
ここに、この枠に、上端と下端に支柱を通したネットを張る予定。
このスペースには、ロイヤルジャスミンを植えたいと考えています。
今はまだ、こんな感じのベランダですが、
夏には、こんな空間に。
そうそう、もうひとつ、我が家の「こだわり」はネットの色。
建物がブラウン系の色なので、茶色のネットを使っています。
小池百合子さんは、ご自宅の色に合わせて白いネットを
選んでいらっしゃいました。
葉が茂ってしまえば、ネットの色は関係なくなりますが、
そんなところにもちょっとこだわってみると、
より満足度の高い緑のカーテンになるかも。
とても大切なネットの張り方。
今ががんばりどきです。