学校の緑のカーテン、いまだに元気いっぱいではありますが、
このところの朝夕の冷え込みで、葉の色が少しずつ
黄色っぽくなってきています。
9月30日には、料理研究家 高山厚子先生による、
「ゴーヤーチャンプルーを作ろう」の授業がありました。
昨年、一昨年は子どもたちの育てたゴーヤーを使ったのですが、
今年は種を鳥に2度も食べられてしまい、
苗を植える時期が遅くなった上、あの酷暑で、
ゴーヤーの生長が大きくおくれ、
今ごろになって茂ってきていて、実はほとんどありません。
そこで活躍したのが音楽室のカーテンのゴーヤーたち。
「足りないかな?」と思いましたが、
どっこい6班分の材料は100%音楽室産でまかなえました。
「ゴーヤーは黄色くなっても食べられるのよ。
私は黄色いゴーヤーを『宝もの』と呼んでいます。
お店では決して手に入らないでしょ?」
と語る高山先生。
音楽室で黄色くなったゴーヤーたちもお役に立ちました。
下ごしらえや調理方法を教えていただいて、
いよいよ調理開始。
まずはゴーヤーを半分に切ります・・・が、
なんとも危なっかしい手つきでドキドキ!
スプーンでワタと種をとって、
薄く切る、
切る、
切る、
みんなでハラハラ見守り、
「ああじゃない!こうじゃない!」
と大騒ぎで切る。
中には「なかなかやるわね!」という包丁さばきの子も。
切ったそばから集めてお皿に入れていく子とふたり、
ナイスコンビネーション!
切ったゴーヤーを塩でもんで、水で洗います。
フライパンで、まずは水切りをした木綿豆腐を炒め、
もやしとゴーヤーを炒め、ツナを加え、
豆腐も合わせて炒めてできあがり。
「こっちが多い!」の「少ない!」のと大騒ぎしながら
皿に盛りつけます。
と思ったら、まだあなたたちはゴーヤーを切ってるの!?
ようやく「いただきます!」
なんと、ゴーヤー嫌いの担任の先生が、
「おいしい!味付けうまいよ!」
と言いながらしっかり食べてくれました。
うれしかったなあ・・・・。
子どもたちが大騒ぎでチャンプルーづくりをするかたわらで、
高山先生のアシスタントの小野さんは、
黙々とゴーヤードーナツを揚げてくださっていました。
大きなゴーヤーを輪切りにして塩もみして水気を取り、
片栗粉をまぶしてからホットケーキミックスを衣にし、
次々に揚げていきます。
大きな厚切りのゴーヤーなのに、苦みもなく、
美味しいこと!
高山先生は、黄色いゴーヤーを使ったゼリーを
作ってきてくださいました。
少しずつ盛りつけて、仕上げに黒糖パウダーをかけました。
ゴーヤーチャンプルー、ゴーヤーゼリー、
ゴーヤードーナツ、それにナーベラー(へチマ)サラダ。
いろどりも美しく、豪華なメニューになりました。
子どもたちは「おいしい!」と感激しながら完食。
最後に、高山先生から温かいお言葉をいただいて授業は終了。
ヘタ以外、捨てるところのないゴーヤーの食材としての魅力を
満喫した調理実習でした。
音楽室の緑のカーテン、見事でしょ?
夏休み、授業がなくなると元気もなくなっていたのですが、
8月末から子どもたちが音楽室に戻ってくると、
どんどん元気を取り戻し、実をつけ続けています。
青々とした緑のカーテンが見られるのはあとわずか。
大切にお世話を続けます。