緑のカーテンのある暮らし

楽しくて、快適で、おいしくて、地球にも優しい緑のカーテン。我が家と学校の緑のカーテンの生長をお知らせします。

月下美人

2010-10-10 11:05:13 | わが家
一昨日の夜、月下美人の花が咲きました。
9月23日にはまだこんなに小さい蕾だったのに・・・


こんなに大きく美しい花が!


純白の花びら、繊細な花弁、豊かな香り。
高貴な美しさです。


毎年咲いている月下美人ですが、
開花はたった一晩で、翌朝にはしおれているため、
気付いたら花が終わっていた、ということも少なくありません。

今年は出会えてよかったなあ。

この写真、最近買ったカメラで撮ったのですが、
薄暗い中、ノーフラッシュでこの美しさ!
びっくりしました。
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ゴーヤーチャンプルーを作ろう2010

2010-10-03 13:14:51 | 学校
学校の緑のカーテン、いまだに元気いっぱいではありますが、
このところの朝夕の冷え込みで、葉の色が少しずつ
黄色っぽくなってきています。

9月30日には、料理研究家 高山厚子先生による、
「ゴーヤーチャンプルーを作ろう」の授業がありました。


昨年、一昨年は子どもたちの育てたゴーヤーを使ったのですが、
今年は種を鳥に2度も食べられてしまい、
苗を植える時期が遅くなった上、あの酷暑で、
ゴーヤーの生長が大きくおくれ、
今ごろになって茂ってきていて、実はほとんどありません。


そこで活躍したのが音楽室のカーテンのゴーヤーたち。
「足りないかな?」と思いましたが、
どっこい6班分の材料は100%音楽室産でまかなえました。


「ゴーヤーは黄色くなっても食べられるのよ。
 私は黄色いゴーヤーを『宝もの』と呼んでいます。
 お店では決して手に入らないでしょ?」
と語る高山先生。
音楽室で黄色くなったゴーヤーたちもお役に立ちました。


下ごしらえや調理方法を教えていただいて、
いよいよ調理開始。
まずはゴーヤーを半分に切ります・・・が、
なんとも危なっかしい手つきでドキドキ!


スプーンでワタと種をとって、


薄く切る、


切る、


切る、


みんなでハラハラ見守り、
「ああじゃない!こうじゃない!」
と大騒ぎで切る。


中には「なかなかやるわね!」という包丁さばきの子も。
切ったそばから集めてお皿に入れていく子とふたり、
ナイスコンビネーション!


切ったゴーヤーを塩でもんで、水で洗います。


フライパンで、まずは水切りをした木綿豆腐を炒め、


もやしとゴーヤーを炒め、ツナを加え、


豆腐も合わせて炒めてできあがり。


「こっちが多い!」の「少ない!」のと大騒ぎしながら
皿に盛りつけます。


と思ったら、まだあなたたちはゴーヤーを切ってるの!?


ようやく「いただきます!」
なんと、ゴーヤー嫌いの担任の先生が、
「おいしい!味付けうまいよ!」
と言いながらしっかり食べてくれました。
うれしかったなあ・・・・。


子どもたちが大騒ぎでチャンプルーづくりをするかたわらで、
高山先生のアシスタントの小野さんは、
黙々とゴーヤードーナツを揚げてくださっていました。
大きなゴーヤーを輪切りにして塩もみして水気を取り、
片栗粉をまぶしてからホットケーキミックスを衣にし、
次々に揚げていきます。
大きな厚切りのゴーヤーなのに、苦みもなく、
美味しいこと!


高山先生は、黄色いゴーヤーを使ったゼリーを
作ってきてくださいました。
少しずつ盛りつけて、仕上げに黒糖パウダーをかけました。


ゴーヤーチャンプルー、ゴーヤーゼリー、
ゴーヤードーナツ、それにナーベラー(へチマ)サラダ。
いろどりも美しく、豪華なメニューになりました。
子どもたちは「おいしい!」と感激しながら完食。


最後に、高山先生から温かいお言葉をいただいて授業は終了。
ヘタ以外、捨てるところのないゴーヤーの食材としての魅力を
満喫した調理実習でした。

音楽室の緑のカーテン、見事でしょ?
夏休み、授業がなくなると元気もなくなっていたのですが、
8月末から子どもたちが音楽室に戻ってくると、
どんどん元気を取り戻し、実をつけ続けています。


青々とした緑のカーテンが見られるのはあとわずか。
大切にお世話を続けます。




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宿谷先生の授業2010

2010-10-03 12:46:24 | 学校
9月16日、子どもたちが楽しみにしていた授業がありました。
授業者は東京都市大学教授 宿谷昌則先生。


ほとんどの人は、一日の約90%を建物の中で過ごしています。
80才まで生きたとして、なんと72年分は建物の中。
だからこそ、室内の環境大きく影響するため、
環境と建築の関係は大切です。


毎年、子どもたちが「お~っ!」の実験。
フラスコを手で温めると、ガラス管の中のゼリーは上へ。


冷却スプレーでフラスコを冷やすと、ゼリーは下へ。
温度による気体の体積の膨張・収縮の実験です。


温度がどんどん下がると、ついには体積がゼロに。
その温度が絶対零度です。


地球、太陽、宇宙の温度についても学習。


子どもたちにはまっさらの画用紙を渡してあり、
宿谷先生のお話と板書をもとに、まとめていきます。


「あとで自分が見てわかりやすいように」がテーマ。


授業はどんどん進み、熱が移動する4つの方法について。


机の金属製の足の部分と、木の板の部分をさわって、
感じ方の違いをくらべます。
金属の方が冷たく感じられるけれど、実は同じ温度。
「伝導」について、よくわかりました。


腕に水をスプレーして振ってみると「冷たい!」
水自体はぬるま湯なのに、とても冷たく感じます。
「蒸発」による作用を実感。


これは、窓の外と内側とで熱を防いだ場合の違いの実験。
窓に見立てたガラスの手前で測ってみると、31.5℃。


ガラス越しに測ってみると、26℃。


窓の外側で熱を防ぐことが、涼しさを得るために大切です。


植物が糖を作り出したり、蒸散したりする仕組みについて。
緑のカーテンの涼しさの秘密もここにあります。


糖を作る仕組みについて、分子モデルも使っての説明。
とても難しい内容なのに、子どもたちはついていきます。


授業後、実験用具に興味を示す子どもたち。


分子モデルにもかなり興味津々でした。


子どもたちの記録を見ると、授業の成果がよくわかります。
上手にまとめられていて、ひたすら感心。


「子どもだからと簡単な内容にするのでなく、
 難しい内容をわかりやすく伝える。」
宿谷先生の授業に対する姿勢が、
子どもたちの「学び力」を引き出しているのだなあ、と
今年も深く感動しました。

私も小学生の時に、こんな授業が受けてみたかった。
そしたら、もっと理科が好きになっていただろうなあ。


コメント (6)
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