2月18日、かごしま環境未来館で開催されたシンポジウムに参加しました。
草牟田小学校教諭、岩切先生による開会の言葉。
岩切先生は、現在は理科専科をなさっています。
環境教育のみならず、合唱指導でも手腕を振るい、
信じられないようなハードスケジュールを笑顔でこなす
スーパーマン並みの先生です。
続いて私が「つながる 広がる みどりのカーテン!」というタイトルで
基調講演をさせていただきました。
ごらんください!参加者の方々の、この見事な手の挙げ方!!
熱心に聞いてくださることに力をいただきながら、
1時間お話させていただきました。
次は、コンテストの緑のカーテン部門で入賞なさった
平田經倫さんの事例発表。
ご自宅での取り組みについて、手づくりの自動灌水装置や、
施肥、誘因、授粉、葉量調節、植える植物などについて、
具体的にわかりやすくお話しなさいました。
さらに緑のカーテン&ビオトープ部門で入賞した
新和技術コンサルタント株式会社の事例発表。
緑のカーテンについては、
環境部温暖化対策支援室の橋口政信さんが発表。
緑のカーテンの様子はもちろん、
省エネ効果や壁面の遮蔽効果についての分析も加えた、
迫力ある発表でした。
ビオトープについては環境調査部の徳永修治さんが発表。
藺牟田(いむた)池の岸辺にある湿原が乾燥し、
そこに生育するベッコウトンボの幼虫が絶滅寸前。
問題解決のために取り組まれているビオトープ作りについて、
熱意を込めて語られました。
いずれの発表も、強い思いに支えられた活動がひしひしと伝わってきて、
胸を打たれる内容でした。
パネルディスカッション「鹿児島らしい緑のカーテン&ビオトープとは」。
パネリストとして主人も参加しました。
「『ゴーヤー』ではなく『ニガウリ』『ニガゴイ』と言おう!」
「ハヤトウリもよい」
という意見が出され、外来種についての問題も提起されました。
主催者 鹿児島県体験的環境学習教育研究会顧問の
成見和總先生による総括。
「ヒトも自然の一員也!」
「自然は偉大な教師也!」
「3K(感じ、考え、行動する)」運動を!
NPO法人緑のカーテン応援団のプロジェクトについてもご紹介しました。
会場には、草牟田小学校の子どもたちが育てた緑のカーテンの種も。
一袋ずつに添えられたメッセージがかわいかった~!
会場となったかごしま環境未来館は、
屋上がみごとに芝生化されて草屋根に。
遊びながら、環境についてさまざまな角度から学習できる施設です。
近くにこんな場所があったらなあ、と思いました。
トイレでちょこっと感動。
一見、普通のちょっとすてきなトイレですが、
入ってドアに向かって座ると・・・・・
ドアにこのようなボードが!
ひと部屋ごとに違う言葉。
奥の深いトイレだなあ、と感心してしまいました。
翌日は岩切先生のご案内でちょこっと観光。
城山公園から眺める雄大な桜島。
岩切先生が勤務する草牟田小学校を訪問。
体育館がすばらしくてびっくり。
木をふんだんに使った、ぬくもりあふれる体育館、うらやましい。
草牟田小で見つけた「なんでっ?!」
視力検査のボード。
どうしてこんなところに?????
空港に向かう途中に立ち寄った「(有)長命ヘルシン酢醸造」。
ここで作られる玄米黒酢は我が家のお気に入りです。
一度醸造元をたずねてみたいと思っていた私たちの願いを、
岩切先生がかなえてくださいました。
岩肌に描かれた龍の絵。
山全体が巨大な龍の姿です。
会長さん宅のベランダからの眺め。
ここで、あの黒酢が作られているんだなあ、と感激。
ちょうどご在宅だった会長さんに、温かくもてなしていただきました。
生卵二つにはちみつと黒酢を入れて、ガガッと混ぜたドリンクと、
大きな、それは大きな蜂の子(もちろん煮てありますが)3匹という、
いまだかつて経験したことのないごちそうをいただきながら、
会長さんの熱い思いをうかがい、空港へ向かいました。
短いながら、大きなインパクトのある旅でした。
最近、よく感じることですが、
「仕事だから」「やらなくちゃいけないから」ではなく、
「思い」を持って物事に対峙する姿勢が大切なのだ、ということを、
今回のシンポジウムでもあらためて感じました。
遠く鹿児島の地で、すばらしい会に参加させていただいたこと、
心から感謝しています。
鹿児島での今年の緑のカーテンの展開が楽しみです。