堀さんの本

青木眞先生のブログの優秀な編集員であり，感染対策アドバイザー，その他（私も詳しくはよ〜知らん）多彩な資格をお持ちの堀成美さんが，こんな本を出されていました。12月の初めに偶然見つけて入手して，内容が素晴らしいのでびっくりました。一般の方々が素朴に感じる疑問について，非常に分かりやすく書かれています。主婦の友社で1000人の読者モニターから集めた質問に対して，堀さんが片っ端から答えていくという形で作られた本だそうです。

患者さん向けの啓蒙のための本として素晴らしいと思ったので，うちの病院の売店においてもらうことにしました。（もちろんCOIはありません・・笑）「院長のオススメ」というポップもつけてもらいました。

私自身，患者さんには「TVのワイドショーなんか見ちゃだめですよ」といつも話してましたが，今度からは「ワイドショー見る暇があったら，この本を読むほうがよっぽどマトモな知識が得られますよ」と話してもいいかなぁ，なんて思っています。

唯一残念なのは旅行や会食に関する記載についてです。この本が出版されたのが昨年の9月頃なので，実際の状況の方がはるかに厳しくなった現在では，一部そぐわない部分があることでしょうか。それでも基本的な感染対策について「何をすべきか，そして何をする必要がないのか（ココ重要！）」が明快に解説されているので，その価値が下がることは全くないと思います。

「空間除菌」だとか「消毒液噴霧」とか怪しげな「感染防止ペンダント」など，医師から見たら（なんでこんなモノにダマサれるの？）と思います。でも知らないこと，分からないことに対する不安から，一部の患者さんが手を出してしまうのは十分理解できます。結局，あの手の商品は不安につけこむ商法なので，正しい知識があれば（一般の方々には難しいことですが）惑わされないと思うのです。だからこそ正しい知識を啓蒙しないといけないと痛感しています。

何よりも感染対策の正しい知識を得ることに関して，この本は（一般の方々には）オススメです。

もう３年，まだ３年

小神さまの命日。

初めて素顔の藤岡先生の写真を見た時は，一瞬BABYMETALにこんなに可愛い長髪のメンバーがもうひとりいるのか？と勘違いしました。でも実はもろ「おっさん」のとんでもないギタリストだったという・・。ほんの少し聞いただけでも分かる変態フレーズのソロが大好きでした。

Legend -M-でShineが演奏されたとき，ステージから遠くてよく見えないし，声も歌詞の内容とかほとんど聞き取れませんでした。しかし曲が進むにつれて，飾られたギターと二人のダンス，まさに藤岡さんに捧げられた曲だとわかった瞬間，とめどなく溢れる涙を抑えられませんでした。

これからもずっと忘れません。

 

合掌

がもううどん

昨日は出勤でしたが３日の今日は休みでした。しかしいつもの正月の朝なら絶対に忘れない箱根駅伝のTV中継はつけるのを忘れたり，なぜか今年は正月気分になりませんでした。どこかで今の発熱外来のことが気にかかっているからでしょうか。

そんな中，年末に香川のS先生から送っていただいた「がもううどん」を昼にいただいて，ちょっとした幸せを感じました。数年前に香川に伺った時に「うどんツアー」に連れて行っていただいた時には直前の「玉切れ」で涙をのんだ「がもううどん」です。

どうです，この美しいうどん。最初は「かけ」で食べて，残りはぶっかけで美味しくいただきました。またリアルに香川に伺って「うどんツアー」にも行きたいものです。

首都圏の新型コロナ感染の状況は，さらに大変なことになりつつあります。でも，まずは明日からの「通常運転」を淡々とこなすのみです。

初出勤日の夕焼け

透析当番でしたが，新型コロナ関連の緊急対応でいつもより朝早くの初出勤でした。覚悟はしていたけれど，いきなりそれ以上のバタバタの一日でした。ふと気がつけば窓の外は綺麗な夕焼けでした。

うちの病院は新型コロナ感染の患者さんの入院診療は行っていません。しかし救急外来（発熱外来）や擬似症病棟は持っているため，当然ながら必ず一定の割合で陽性の方が発生します。年始早々からそんな類の院内対応に追われた一日でした。やれやれ。（COVID-19の重症患者さんに対峙している皆さんの苦労に較べれば大したことがないので，偉そうなことは言えません，本当に皆さんお疲れさまです）

謹賀新年！

皆様，あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

今年も，好きな写真や身体診察，その他いろいろ好きなことについて，思いつくままにアップしていきたいと思います。
昨年は「内科医のカレンダー」については，何とか月１回のノルマを果たすことができました。今年もそれは死守したいと思います。