H's monologue

動き始めた未来の地図は君の中にある

使命の道に怖れなく どれほどの闇が覆い尽くそうと
信じた道を歩こう

【発掘】 日野原先生とのツーショット!

2021-02-08 | 臨床研修


古いMacを処分するために中身をチェックしていて,行方が分からなくなってずっと探していた写真ファイルを発見!嬉しい!!

10年前に「日本オスラー協会」の総会のあとの懇親会で,創設者である日野原重明先生のほぼ100歳のお祝いも兼ねた会のときの写真でした。以前,このブログで書いていましたが記録のために再掲しておきます(こうすれば失くさないし)。

大学5年生のときに日野原先生の著作『医療と教育の刷新を求めて』という本を読んで衝撃を受けました。そして卒業後は日野原先生のおられる聖路加国際病院で研修したいと思い,6年の夏休みには見学にも行きました。結果的には,聖路加ではなく茅ヶ崎徳洲会病院(当時)での研修を選んだのですが,William Osler先生やPOSシステムについて知り,自分の卒後研修について考えるきっかけになった日野原先生はずっと私にとっては遠い憧れの先生でした。

日本オスラー協会への参加は,前年に協会の幹事をされている先生から,突然ご丁寧な手紙でお誘いいただいたのがきっかけでした。医学界新聞か何かで,私がオスラー先生に言及していたのを読んで連絡いただいたようで,曰く「先生のような”若い”先生にも是非参加してもらいたい」とのことでした。

初めて参加した総会は,すごい重鎮の先生方ばかりで,私などは「場違い感満載」で端っこの方に小さくなっていました。それでも毎年,総会だけには参加させていただき,翌年の総会が,冒頭にあげた日野原先生の100歳の年(正確には99歳)だったように思います。

このパーティでは,ひな壇のように置かれた椅子に日野原先生が座っておられ,参加者が代わる代わる隣に座って短い間お話しさせてもらい記念写真を撮ったのでした。私の番になったとき,緊張しつつ学生時代に先生の著書を読んで感動したことなどをお話ししました。日野原先生に

「先生はお幾つですか?」と尋ねられて年齢を告げると,あの少し甲高い声で
「ああ,それはボクの半分だね〜」とおっしゃって,食事や日頃の生活など健康の秘訣をお話ししてくださったのを覚えています。

その時のツーショットは宝物だったのですが,その後何度かMacを買い替えたときにファイルが行方不明になっていたのでした。今回,たまたま見つかって本当に嬉しい限りです。

その後日野原先生が亡くなられてから,日本オスラー協会も一旦解散という形になりました。しかし今度,徳田安春先生,山中克郎先生,平島修先生らが中心になって「新日本オスラー協会」(なんかプロレス団体みたいですが・・笑)が立ち上がることになっています。本来なら昨年にキックオフの会があるはずだったのですが,コロナの影響で延期になったのがとても残念です。いずれまた,仕切り直しでイベントも行われるだろうと思います。その時を楽しみにしています。

 

コメント
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