この帆船は,昨年の誕生日に若い先生達から貰ったカードです。病院の船長さん頑張ってねという励ましの意味で頂いたので,見えるところに飾っています。
さて今週は火曜日から3日間にわたり,年度始めの一番大切な仕事。今年度の病院の運営方針に関して全職員を対象にした説明会でした。いわば今年度の「キーノート・スピーチ」ですね。管理職をやることになって昨年度から始めたものです。自分が職員の立場なら自分の職場の現状はどうで,将来の展望はどうなのか知りたいですよね。約30分のプレゼンが完成したのは,初日開始10分前でした。いつもながらギリギリ。変に楽観も悲観をせず,冷静にまず現状を理解してもらった上で,現状はなかなか厳しいこと,その中でも希望はあるのだということを,1年前に全職員を対象に行ったのアンケートの結果分析と,この1年それに対してどこまでできたのかの報告(自己採点)をあわせて話しました。
のべ3日間で300数十名の職員が熱心に聞いてくれました。Steve Jobsのようにうまくはいかないけれど,どれだけ職員みんなをその気にさせるか心を砕いたつもりです。最後の締めくくりは,去年から掲げているスローガン。まずは自分のとなりにいる同僚が笑顔になるように,周りが笑顔になるように,職場全体が笑顔になるように,それがひいては患者さんや患者さんの家族,そして職員の家族の笑顔につながります。「みんなを」の「を」は自分達がやるのだ,という意志を示しています。自ら考えて行動しましょう。これが最も伝えたいことでした。