今年のプロ野球のフィナーレとしての、日本シリーズは色んな意味で面白かった。先ず試合内容が拮抗していて、最後の最後までどちらに転ぶか分からないような接戦であった。メディアが最優先する視聴率も相当に高かったのも頷ける好試合続きだった。次に、FAで他チームの有力選手を金で総取りする金満チーム、両チーム選手の個々の実力、年俸で比べたら、前評判通り、巨人圧勝が予想されたのに、チーム力となるとわずかに西武の方が勝っていたのであろう。
私は、中学校でサッカー部の顧問をしていたのであるが、小規模校で、人数もままならないチームを持つことが多かったので、チームワークで勝つしかなかったことを思い出す。そのために、生徒たちには、個々の実力とチームの力とは、桶に入る水の量がチーム力であり、一枚の板が個々の力だ、と説明してきた。個々人は日々の練習で、自分の力を着け、幅の広い、長い板にする必要があるが、それと同時に、チームの力は、一番低い板のところまでしか水はたまらないし、互いにカバーし合い、フォローし合い、サポートし合う必要性を説いてきた。11名の選手を連れて行き、大型バスで乗り込んできた、シード校に、接戦で勝利したのを今でも覚えている。
前年リーグで5位、4番、5番を打った強打者が去り、新チームを任された西武の渡辺監督、評論家の予想も全てBクラス、秘かに闘志を燃やしたのであろう。よき協力者もいたのだろうが、なんと言っても今回の美酒のルーツは、今は亡き彼の父の存在だろう。前橋工業からドラフト一位で入団、西武の黄金時代の投手として活躍したのだから、幼少時からその片鱗は見せていたのであろう。小学校6年の時、少年野球の県の決勝戦で、味方のエラーで、0-1で敗戦、ふてくされた態度を見せた、少年に、“野球は一人でやるんじゃないぞ!”との叱責、そして家に帰ってから『ボゴボゴ』されたとのこと。別な話になるが、サッカーの名ウイングだった杉山選手(メキシコオリンピックの銅メダリスト)、幼少時に、試合の度にゴールを量産、家に帰って母親に、今日は何点取った、と自慢したら、“そうかい、そうかい、ボールは空から降ってくるのかい。”と窘められ、それ以降、彼は、アシストを目指したとか、、、。以前は、そういう父親・母親(学はなくとも、人の心を持つ)がいっぱい居たのだろうけど、今はどうなってしまったのだろうか。
私は、中学校でサッカー部の顧問をしていたのであるが、小規模校で、人数もままならないチームを持つことが多かったので、チームワークで勝つしかなかったことを思い出す。そのために、生徒たちには、個々の実力とチームの力とは、桶に入る水の量がチーム力であり、一枚の板が個々の力だ、と説明してきた。個々人は日々の練習で、自分の力を着け、幅の広い、長い板にする必要があるが、それと同時に、チームの力は、一番低い板のところまでしか水はたまらないし、互いにカバーし合い、フォローし合い、サポートし合う必要性を説いてきた。11名の選手を連れて行き、大型バスで乗り込んできた、シード校に、接戦で勝利したのを今でも覚えている。
前年リーグで5位、4番、5番を打った強打者が去り、新チームを任された西武の渡辺監督、評論家の予想も全てBクラス、秘かに闘志を燃やしたのであろう。よき協力者もいたのだろうが、なんと言っても今回の美酒のルーツは、今は亡き彼の父の存在だろう。前橋工業からドラフト一位で入団、西武の黄金時代の投手として活躍したのだから、幼少時からその片鱗は見せていたのであろう。小学校6年の時、少年野球の県の決勝戦で、味方のエラーで、0-1で敗戦、ふてくされた態度を見せた、少年に、“野球は一人でやるんじゃないぞ!”との叱責、そして家に帰ってから『ボゴボゴ』されたとのこと。別な話になるが、サッカーの名ウイングだった杉山選手(メキシコオリンピックの銅メダリスト)、幼少時に、試合の度にゴールを量産、家に帰って母親に、今日は何点取った、と自慢したら、“そうかい、そうかい、ボールは空から降ってくるのかい。”と窘められ、それ以降、彼は、アシストを目指したとか、、、。以前は、そういう父親・母親(学はなくとも、人の心を持つ)がいっぱい居たのだろうけど、今はどうなってしまったのだろうか。