人類はいろんな困難を乗り越えて、この奇跡の惑星を起点に無限の宇宙空間に向けて命を引き継いでいける可能性があるし、その愚かさ、傲慢故に、あらゆる命の消滅をもたらさないとも限らない。この惑星の新参者、人類の共通の先祖は勇気ある指導者に率いられてアフリカを脱出した300人あまりの人達と言えるし、もっと遡れば、一人の女性、ルーシーにたどり着く。つまりすべての人類は、例外なく”万世一系”の存在である。
自らをホモサピエンス(賢い人)と自称しながら、愚かなことを繰り返しているのが人類と言えるかもしれない。その愚かさの最大のものが戦争なのだが、戦争のない世を実現する為の、人類のたどり着いた最先端部分が、悲惨な戦争を体験したこの国の新しい憲法、日本国憲法なのだが、、、、。資本主義の最大の欠点、過剰生産、売れ残る、倒産、失業、購買力低下、さらなる売れ残り、との悪循環を断つべく主張された、公共事業(ケインズの経済理論)。これによって資本主義に危機は免れたが、最大の公共事業を軍需産業によって最大の利益を得ることが出来る経済仕組みに陥ってしまった最大の資本主義国、アメリカ。そのアメリカに占領され、アメリカに軍産共同体のネオコンが力を持つようになり、その下請けを余儀なくされたこの国は、歴代保守政権ににとって日本国憲法は常に継子扱いされて来たし、今の安倍政権の元で捨て子にされようとしている。
古今東西、権力のあるところに甘い蜜が集中する。それ故に、”権力は腐敗する、絶対的に腐敗する”は絶対的真理である。権力者は、その腐敗を隠蔽し、それを暴こうとするものを弾圧する、のも紛れもない現実である。この国でも、多くのジャーナリストの不審死もあるし、その逆に権力者に寄り添い良い思いをしているものも存在する。今回勇気ある女性ジャーナリストが。表に顔を出して、腰巾着を告発しているが、彼女を孤立させてはならない。同じく、加計学園問題にもの申した元文部官僚、同じく私的問題で個人攻撃にさらされているが。同じく孤立させてはならない。、
そんな時、ふと山宣の言葉が甦ってきた。”山宣一人孤塁を守る、だが僕は寂しくはない。背後には多くの大衆の支持があるから、、、”奇しくも現代版治安維持法が衆議院で強行採決、参議院での審議も強引に進められる中、お二人に寂しい思いをさせてはならない。