牧草としては最高の雑草にあたるのだが、白爪草は形状は三つ葉、たまに四葉のクローバ=が見られ、その確率は1万分の1と言われ、それ故に幸運のシンボルと言われてきた。散歩の途中、ちょっとした空地にも群生しているし、あぜ道、田圃道でも繁茂している。時折四つ葉を見つけたときは摘んできて、ガラスの皿に浮かべて、1週間ぐらいは楽しめた。また散歩の途中で、牛を飼育してるところがあって、藁を食んでる時によく出会った。わらよりクローバーを好むのではと思い、繁茂しているクローバーを両手でつかんで与えたところ喜んで食んでくれた。その後もそこを通りかかる時、クローバーを投じていたのだが、そのうち牛も覚えたものか、近くに来ると小屋から餌場に出てきて声を上げて催促するようになった。
四つ葉のクローバーのその後だが、散歩の途中でよく見かけることもあり、時には一か所で4~5枚も摘める時がある。長持ちさせるために、栞を作ることを思い立ち、カードに押し花のように、ヒートシートでアイロン加工をするようにした。知人や身近な人にプレゼントするとたいそう喜ばれたが、今は作った栞を散歩の途中でも持参し、”幸せのおすそ分け”ができるようになっている。
スーパーのレジで赤ちゃんを抱いた母親に出会ったとき、”この子にいいことがあるように、母子手帳の栞に使ってください”と言って手渡すのだが、すごく喜んでもらえる。散歩の帰り道、近くの広場にいた3~4人の小学生と出会ったが、元気よく挨拶をしてくれたので、”ご褒美に四つ葉の栞をあげる。学校の図書館の本を読むときに使ってちょうだい”としてプレゼントしたのだが、丁度その時、彼女らは四つ葉を探していて見つからなかったようで、”○○ちゃんがあいさつしてくれてよかった:”なんて言って喜んでもらえた。その他、”農事暦の栞に”、”ジョギングノートに栞に”、”家計簿の栞にすると黒字になりますよ”、”サッカーノートの栞に”とか言って手渡しているのだが、、、。中にはごつい感じの高校生でも、”彼女が出来たらプレゼントしな”と言って渡してやると、笑顔で反応してくる。
弁慶の千本刀じゃないけれど、四つ葉の栞を、1000人の人に渡すことが出来ればいいなあと考えている昨今である。
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