東日本大震災という言葉が定着していて、人為の及ばない自然災害として納得させられているのだが、インターネット上では”人工地震”説が流布され、それなりの説得力を示している。確かに3年前、この国の地震学者は、東南海地震の発生の確率を高い割合で示し、三陸沖の地震はさほど問題にさていなかった。今まで学んだ地震のメカニズムとは異なる事象に自信を失ってしまったのかもしれないが、世界各地で今まで実施された地下核実験はすべて察知してきた事実から、地震学者の名誉にかけて、3年前の大地震のメカニズムを解明してほしいものだ。
”大震災”故の福島原発事故も定着しているのだが、原発事故は、”原子力の平和利用”の技術を実験室で十二分に検証し、プルサーマル技術を確立し、原発の廃棄物を無害にするまでは実用化すべきではなかった。それまでは原爆も原発も悪魔の科学による双子の兄弟、使用はもちろん、作ることもやめるべきである。
人間が作ったものは、人間が役に立つように使うべきで、人に役に立たないものは処分しなければならない。杉並の主婦からスタートした原水爆反対は、世界的、人類的運動に高められたのに、分裂して、年中行事になってしまった事実を反省しなければならない。毎週金曜日に国会周辺から生じた反原発の運動も、同じ道をたどらないように、セクト主義を排し、人類的課題にまで高めていかなければならない。