自由人

 己を『”親も無し、妻無し、子無し”職も無し、ローンもなければストレスもなし』と詠んで、六無斎清々を僭称。

水無月(六月)を送る、、、

2020年06月30日 10時21分06秒 | コラム

 2020年も半年が過ぎる。激動の時代と言われていたが、”新型コロナ”騒動で巻き込まれたこの地球だが、現在75億人に達する、この地球上の人類は、繁栄のあかしなのか、異常繁殖なのか、、、。後者だと人類削減として、第三次世界大戦か、病原菌の流布が企てられ兼ねない。

 人類史500万年と言われているが、その大部分は生きていくのがやっと、農耕の始まりにより、生きていく糧が確保、保存が可能となり、人口も飛躍的に増え始め地球全域にその生活の場を広げていった。その農耕が始まったメソポタミアの地が、紛争の場となっていることに人類は猛反省をする必要がある。

  この地球上で、人類が生存を続け、さらに大宇宙へ向けてその可能性を伸ばしていけるには、”人権と金権”との争いでどちらが勝利するかにかかってくる。世界最大の資本主義大国アメリカで、4年前の大統領候補の選出にあたって、”サンダース現象”なるものが起き、0,1%と99.9%の問題が起きたのだが、今回の民主党候補の選出にあたり、再びサンダース氏は敗れてしまった。人権派のサンダース氏が、金権派に敗れてしまったといえるだろう。

  さて金権全盛のこの国だが、何時になったら、人権派がこの国の多数派になるのであろうか、、、。この国の近代史を見ても、アメリカの砲艦外交によって、鎖国をやめたこの国だが、自由民権運動や大正デモクラシーという人権派の勢いのあった時代もあったが、金権派が勝利し、やがて師匠役のアメリカ、イギリスに代わって、アジアの覇者になろうとする金権派の企みは、75年前に頓挫したのだが、、、。まずかったのは師匠役のアメリカに背いたこと、その後はアメリカの意図に従い、朝鮮戦争で経済回復、ベトナム戦争で高度経済成長を実現した。それ故に、アメリカへの従属度が強いと長期政権を維持できるという状況になってしまった。かってはこの国の経済人でも、”社会は豊に、個はつつましく”を唱える人もいたが、今では絶滅危惧種、金権全盛の時代を迎えてしまい、”盆の上の豆”的体質がいたるところで見られるようになってしまった。”盆の上の納豆”を目指して日々生活しているのだが、人権重視の生き方は個々の努力以外にないのだと思う。


60年前の昨日は何の日、、、

2020年06月16日 08時21分54秒 | ニュ-ス

 60年前の昨日(6月15日)、国会周辺は新安保条約に反対の市民、学生で取り囲まれ、”国会突入”を試みたゼンガクレンの行動で、若い女子学生が圧死した事件が起きた時である。当時学齢前の現首相は、安保反対闘争の報道に影響されていたのであろう、祖父(岸首相)のくつろぐ部屋で、”アンポ、ハンタイ”と声をあげながらデモ行進の真似事をしていたそうだ。その際に祖父は、”ああゆう連中は泥棒より悪い奴”と孫に諭したそうだ。幼児教育は効果的であるし、現首相の揺るぎのない言動につながっているのだろう、、、。

 欧米に生まれた資本主義の拡張政策により、鎖国政策をペリーの砲艦外交に破られたこの国は、一挙にして”脱亜入欧”に切り替え、アジア近隣に勢力を伸ばし、欧米諸国にとっても大きな魅力の地(中国、当時は清)を巡る争奪戦はやがて米英戦を発動し、完膚なきまでに叩き潰されたのが75年前の8月15日である。.歴史上他国に占領支配された経験のなかったこの国は、占領したアメリカの日本研究が充実していたのであろう。さほどの混乱もなく異民族の支配を受け入れた。かっては当時の世界最大の帝国、モンゴルの侵攻を防いだ鎌倉武士、対外侵略戦争と国土防衛戦争との違いがあるのだろうが、、、、。”靖国神社”が国を守るために犠牲となった人を祭る社だとしたら、該当者は鎌倉武士だけではないだろうか、、、。外国(アメリカ)に占領され、いまだに完全に独立を実現できないでいる現実を、今のこの国の主権者はどう考えているのだろうか、、、。