今日は早起きして金沢ロードレースへ。
夜中の暴風とバイクの爆音であまり眠れず、体調イマイチ。
その上、今にも降りだしそうな空。
会場についてみるといきなり黄砂の嵐で寒さよけのコーとまで水玉模様。
あー。あまりにも過激なハーフデビュー。
雨まで降ったら降参することにして一番うしろで号砲を待つ。
台の上のQちゃんが「いってらっしゃーい」と元気な声で。
ホントTVで見るのといっしょだ。
ラン友はゆーっくりいくように、とアドバイスして遠くに消えていった。
長い道のり、ホントにゆっくり走ってるというか完全ゆっくりジョグ状態で
10キロにはありえないペース。
うーん、これがハーフのペースか、と実感しつつも周囲にいっぱい人が
いらっしゃるのでこれでOKなんだろう、と白シャツ青ロングパンツの
フォームのきれいなおじさまからかなり離れて勝手にペースメーカーに。
3キロくらい走ったところで、あれはなんとラン師匠ではないか?
故障中とのことでなんかつらそう・・「がんばって!」といいつつ
おいてっちゃった。
給水もゆっくり止まって落ち着いてとり、10キロ地点までは
自分の思ったとおりに進んでいた・・・。
が11キロから5キロくらいものすごい強風でキャップはバタバタ、常に
風があたっている状態でなんだかものすごくエネルギーを消耗してしまった。
15キロ過ぎでついに未知の距離に入ったらどうしていいかわからなく
なって歩きたくなった。
スキップしてみたりお尻をたたいてみたり、足が重くてどうしようもない。
これが私の壁なんだーと思った。
そのとき、師匠が「おひとりさまですかあー」と陽気な声でおいついてきて
先に行って、といってるのに
ずっと伴走してくれた。ちょっと歩いたら後ろを振り返って「どうーしたが、はやく
こんかい」とせきたててくれた。
「だって12キロしかまともに走ったことないがに、ハーフちゃ無謀じゃない?」
と自分で選んだくせに、叫びながら歩を進めた。
「あーあのおにいちゃんスタートから何十回デッドヒートの人!とか
おねえさんにいっぱい追い抜かれたけどもういいわ」とか
ほとんどくだらない話を「余裕あるのお」といいながら聞いてくれた。
最後はラン師匠と同時ゴール。初めて2時間超えたわ、と笑ってくれた。
5、10キロとハーフはぜんぜん違うわー。と心から思った。
ゆっくり力をためて15キロくらいから加速、最後の給水からラストスパート、なんて
うまくいくはずがなかった。
ホントは2時間5分以内が目標だったけど、2時間6分51秒!
ラン師匠は完走できてよかった、次は2時間以内のいい目標がみつかった、と
満足そうだった。
ラン友は失礼なことに、バスに収容されるか、ぎりぎり関門にとびこんで
2時間半、はやくて20分だと予想していたそうだ。
で、初ハーフにしてはよくやった、そうだ。
自分は道中余裕があったのに、ゴールしてみるとあまりの疲れに感激がうすかった。
強風と黄砂の初デビュー。思い出に残る大会となった。
階段を下りるのがとっても大変。明日やすみでよかったー。