面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

え?そんなことできるんですか?

2009年02月20日 | ニュースから
阪神ファンの聖地? 本籍「甲子園町1番」499人に(朝日新聞) - goo ニュース


日本国内なら原則自由に本籍を置くことができる制度があるとは知らなかった。
実際に住んでいなくても、好きなところを本籍地にできるということだ。
よく考えれば、実家を出ても本籍地を移したりすることはなかったから、逆もまた真なりということか。

住居表示や地番がある場所であれば、本籍を移す転籍は原則として自由とか。
皇居がある「東京都千代田区千代田1番」のほか、領有権問題で揺れる竹島や尖閣諸島に本籍を置く人もいるとのこと。

制度としては面白いが、自分が利用するかと言うと、それはまた別の話…


賛成

2009年02月19日 | ニュースから
「もっとひんしゅく買え」たけし、中川前財務相を痛烈批判(読売新聞) - goo ニュース

たけしの意見に激しく同意。
どうせやるなら、そこまでトコトンいってしまえば伝説になれるものを。
しょせん、そこまでのタマではなかったということなわけで、だから辞任会見でも見苦しく「国家のため」などと陳腐なことを言ってしまうのである。
在日米軍のことを「番犬を飼っているのだ」くらいのことが言える政治家は、もう二度と現れないのだろうか。
もとい、「政治屋」にはそんな気概を持てという方が無理というもの。
せめてその手前くらいの発言ができる肝の据わった政治家の登場を祈るばかり。


何やってんだか。

2009年02月18日 | ニュースから
中川財務相釈明「薬の飲みすぎ」 進退は「総理の判断」(朝日新聞) - goo ニュース


G7というハレの舞台に立ちながら、どう見てもろれつの回らない酔っ払いの醜態をさらした財務大臣。
結局辞任するハメに陥ったようだが、何やってんだか。
100歩譲って風邪薬の飲みすぎに原因があったにせよ、風邪薬を服用しているときにアルコールを摂取すればどうなるか、全く知らなかったというのなら、あまりにも無知に過ぎるというもの。
大臣という国家の要職にありながら、この危機管理能力の無さは言語道断。
大臣以前に大人の男としての見識を疑う。

麻生総理を「ただ首相になりたかっただけの男」と喝破したのは大橋巨泉だったか。
中川財務大臣もまた、「ただ大臣になりたかっただけの男」だったのだろうか?
なんでもいいが、政治家におけるこの人材難はどうにかならないものか…


「新怪談必殺地獄少女拳 吸血ゾンビと妖怪くノ一大戦争」

2009年02月17日 | 映画
時は江戸時代。
伊賀のくノ一・スガル(大野由加里)は、頭領(五味龍太郎)の命令に従った結果、実母を殺してしまう。
忍者として生きるための冷徹さを求めた頭領が仕組んだものだったが、そんな仕打ちに耐え切れず、人間らしく生きるために、スガルは抜け忍となる。
「抜け忍には死あるのみ」という厳しい掟に従い、仲間のくノ一・カスミ(高嶋ひとみ)は頭領の命により刺客となり、スガルを討つべく彼女を追う。

そして二年の月日が流れた。
とある山中で戦うカスミとスガルの前に突然ゾンビが現れ、居合わせた村娘を喰い殺した。
呆然とする二人の前に次々とゾンビが現れ、周りを囲まれて窮地に陥るスガルとカスミ。
しかしそこへ、妖魔退治人・愛玲(森愛子)が登場、瞬く間にゾンビを倒して二人を救う。
愛玲と旅を共にする妖怪研究家・カラーサワ俊一郎(唐沢俊一)は、今や巷にはゾンビが溢れており、徳川の天下は崩壊寸前だと言う。
そしてそのゾンビ達を操るのは、ヨーロッパからやって来たという吸血鬼、ドラキュラ(盛井雅司)だった。
ドラキュラは、吸血鬼カーミラ(金子珠美)、吸血蝙蝠チュチュ(赤神こだま)、吸血蛇女アナ(田中美鈴)、吸血魔女バラバラ(金沢涼恵)を従えてヨーロッパを荒らし回り、次に中国に魔の手を伸ばし、更には日本へと渡ってきたのである。
愛玲はドラキュラ退治を依頼され、中国からドラキュラを追って日本にやって来た、妖魔退治人だったのだ。

ドラキュラは、日本でのキリスト教弾圧政策に便乗し、吸血鬼の王国を築こうと企んでいた。
そんなドラキュラ達による横暴な振る舞いに対して、日本の妖怪達は見て見ぬふりをしていたが、それに我慢ならない妖怪たちもいた。
そんな妖怪である化け猫のすず(中西絵理奈)、河童のかあこ(佐々木彩乃)、鎌鼬のふうこ(uta)、雪女のゆきよ(岡本朋子)、女郎蜘蛛のおいと(藤崎小梅)の5人は、徒党を組んで闘いを挑むが、吸血鬼軍団の圧倒的な強さに歯が立たない。
強大な敵・ドラキュラの前に、追い詰められ、進退窮まるくノ一、刺客、妖魔退治人、日本の妖怪たち。
生き残りをかけた決戦の火蓋が切って落とされた…

どこかのスタジオの暗がりにしか見えない洞窟、怖さのカケラも無くショートコントの幽霊のようなゾンビ、赤い光が映り込んでいるだけにしか見えないCG処理による血しぶき。
とことんチープなセットに特殊メイク、ほんわかとしたCG処理。
究極まで経費をかけずに特撮画面を撮るとこうなるのか!?と、改めて勉強になる。
いや、あのCG処理は、前衛芸術的な美しさとして観るべきか。

緩い殺陣ながら、ミニスカ風のくノ一スタイルで思いきり敵を蹴り上げて見事な開脚で下着を披露し、ほのかなお色気を漂わせて奮闘するも観客は欲情できない(少なくとも自分は)女優達。
大学の「映画研究会」もかくやと思わせる、何かに毛が生えた程度というべき台詞回しと、“女優オーラ”の薄い華の無さが、そこはかとなく哀愁を漂わせる。
いや、これは日本の伝統である「詫び・寂び」ととらえるべきか。

戦闘シーンで、いよいよ派手なアクションへと移る!と思いきや、突然役者達を画面から消してしまう驚愕のカメラワーク。
話は江戸時代であり、清国からやってきたという「妖魔退治人」アイリンが、「中国」という言葉を使ってしまう緩い台本…

凄い映画だ!
頭をハンマーで殴られたような衝撃ではない。
観終わった瞬間は軽い脱力感のようなものを覚えるだけだが、劇場を後にして時間が経つほどに、己の中の常識が揺らぎだした。
まるで心に長時間、低周波を浴びていたかのようだ。
そう、90分の上映時間の間、自分の心はずっと低周波に曝され、微細な振動を与えられ続けていたのだろう。
もし本作の続きが上映されていて、劇場で連続して観ていたならば、二度と日常のサラリーマン生活に戻ることはできなかった。
こんなに“心地よい世界”にどっぷりと我が身を浸らせた感覚を味わったのは、学生時代以来ではないだろうか。
自分が身を置くべき場所は、もしかすると…?やはり…?

くノ一、チャイナドレス、ゾンビ、ドラキュラを登場させ、モンスターに緩いスプラッター・ホラーを織り交ぜた挙句、朝日放送の「必殺仕事人」シリーズにヒントを得たシーン(いわゆるパクリ?)まで、寄せ鍋というより“闇鍋”のようなゴッチャ煮映画。
正論に基づきこの映画を酷評しようとすれば、いくらでもそのタネは掘り起こせる。
しかし、この作品の本質は、そんな皮相的なところには無い。
頭で観るのではなく、五感のみならず第六感まで駆使して、思い切り“感じる”作品。
京極夏彦のナレーションも納得。

なお、エンドロールの後に次回作とおぼしき作品が紹介された。
題して「呪殺 うらみごろし」。
恨みを晴らすべく呪い殺すのか!?呪い殺し?恨み殺し?どないやねん!?
み、み、観たい…っ!!
山田誠二監督、恐るべし。


新怪談必殺地獄少女拳 吸血ゾンビと妖怪くノ一大戦争
2009年/日本  監督:山田誠二
出演:大野由加里、森愛子、高嶋ひとみ、中西絵理奈、盛井雅司

「風邪うどん」 by紫亭京太郎 in落語Kタイム

2009年02月16日 | 落語
2月16日(月)夜10時(翌朝10時再放送)
インターネットテレビ net channel KYO
「落語Kタイム」

今回は「風邪うどん」にて、ご機嫌を伺います。

昔は、商売道具の荷を担いで夜の街を歩いて商売をしていたという、夜鳴きソバならぬ夜鳴きの(?)うどん屋さん。
今夜も商売に励んでいますと、とある長屋に差しかかったところで、小声で注文がかかります。
聞けば10杯ものうどんの注文。
どうやら路地奥の家で、世を憚って“お遊び”の場が催されている様子。
なにはともあれ、大量の商いに気を良くして再び歩き出したうどん屋さん。
しばらく行くと、また小声で注文がかかります…

いつものように「ほほぉ、こんな噺もあるんや」と興味をもっていただき、プロの話芸へ手を伸ばしていただければ幸いです。
まずはごゆるりと、お付き合いくださいませ。

アクセスはこちらまで!

http://www.nc-kyo.com/

☆ ご覧の際に ☆
アクセスしてしばらく、何も映らない黒い画面が表示されることがありますが、しばらくすると音声と映像が流れますので、そのままお待ちください。

師弟

2009年02月15日 | 野球
キャンプで激突、ノムさんVS古田は“弟子”の圧勝(夕刊フジ) - goo ニュース


他のニュースなども眺めていると、この二人は結局仲がいいのではないだろうか?という気がしてくる。
いや、仲がいいというよりは、二人がやろうとしている野球のベクトルは同じなんではないだろうか。
やはり古田は、プロ野球人生の最初に野村監督と出会い、その薫陶を受けて一流選手へと育っていったのだから、思考・指向が同じになるのも自然な流れだろうし。
なのでノムさんが下地を作ってきた楽天を継ぐのに適した監督は、古田が一番なんだろうと思たり。
古田がヤクルトの監督として成功しなかったのは、プレイング・マネージャーという非常に難しい役割を担ったからであり、選手を引退した今、楽天で監督に専念して采配を振るえば、面白いことになるんではなかろうか。

ステキなタイミング

2009年02月14日 | ニュースから
小泉氏、首相を痛烈批判 「選挙戦えない」(共同通信) - goo ニュース


小泉純一郎という人は世間的な注目の集め方は相変わらずうまいなあと。
なんだか絶妙のタイミングでマスメディアに登場し、またインパクトのある発言で話題を撒き散らす。
誰か演出家でもいるかのような見事なパフォーマンスには感心する。
自民党がこれだけ揺れる中、民主党も一気に世間をリードしていけるかというとそうでもなく…
そして小泉さんはどうしたいのだろう。


一週間

2009年02月13日 | よもやま
金曜日はイイね。
一週間が終わったー、という感じがすばらしい。
今週は水曜日が祝日だったにも関わらず、なんとなくいつもより疲れた一週間だった。
病み上がりの影響?

ま、とりあえず一週間が終わった…

はじめ人間ゴゴンゴーン!

2009年02月12日 | ニュースから
ギャートルズ肉、2929本即完売(朝日新聞) - goo ニュース


昔、テレビのアニメを“ライブ”で見た人間のひとりとして。
マンガに出てきた肉のイメージで商品を見たが、食をそそられるかというとちょっと…
リアルな「骨付き肉」は、やはり見た目がグロテスク。
ホンモノの骨にそのままの肉をつけるのではなく、マンガの絵をそのままにしたもの、作り物の骨につくねの肉を巻きつけたようなものの方が、個人的にはうれしいが。


「チェ 28歳の革命」

2009年02月11日 | 映画
1955年、貧困にあえぎ、搾取される人々を救いたいという思いを抱くエルネスト(チェ)・ゲバラ(ベニチオ・デル・トロ)は、放浪中のメキシコでフィデル・カストロ(デミアン・ビチル)と運命的な出会いを果たす。
キューバの革命を画策するカストロ共感を覚えたゲバラは、わずか82人で海を渡り、キューバ政府軍と戦うというカストロの作戦に同意し、ゲリラ戦の指揮を執った…

「チェ」という愛称で呼ばれ、軍医としてもゲリラに参加するゲバラ。
純粋に虐げられる民を救い、本気で世界を変えようとした彼の行動を追体験できる、ドキュメンタリータッチの作品。
戦士としての猛々しさだけでなく、常に仲間達への気配りと愛情を絶やさず、女性や子供には特に優しさをみせる彼に、惹かれない者はいなかっただろうことがみてとれる。

最近、ゲバラの顔がデザインされたTシャツやグッズを目にする機会が増えているが、それが誰なのか、またどのような人物なのか知ることなく、ただなんとなくカッコいいからということだけで接してきた人々には、是非観てもらいたい作品。
「20世紀最大のカリスマ」と言われるキューバ革命の英雄チェ・ゲバラって誰?というくらいは知ってもらえる。

ただし、この作品を鑑賞する際には、自分もゲバラ率いるゲリラの一員となることをお勧めする。
ヘンに客観視してしまうと、よほどのゲバラ・ファンでない限り、どこかの時点で“置いてきぼり”をくらってしまう可能性が高く、そうなるとあとは睡魔との戦いを余儀なくされかねない。
映画「クローバー・フィールド」を楽しむときと同様、スクリーンの中に自分を置き、ゲバラと一緒になって戦えば、ゲバラに触れることができる。

キューバ革命を達成した後、国連総会に出席し、歴史的な演説を行ったクライマックスまでを描いた本作は、ゲバラに対するソダーバーグ監督の思いと、全身全霊を傾けてゲバラを演じたゲニチオ・デル・トロの熱演が見事に融合した佳作。


チェ 28歳の革命
2008年/アメリカ  監督:スティーヴン・ソダーバーグ
出演:ベニチオ・デル・トロ、デミアン・ビチル、サンティアゴ・カブレラ、エルビラ・ミンゲス