面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

「てれすこ」 by紫亭京太郎 in落語Kタイム

2007年11月11日 | 落語
11月12日(月)夜10時(翌11月13日(火)朝10時再放送)
インターネットテレビ net channel KYO
「落語Kタイム」

この度は「てれすこ」にて、ご機嫌を伺います。
「え?映画を落語にしたのか?」と勘違いされた方は、なかなか微妙な映画通。
11月10日公開となりました中村勘三郎・柄本明・小泉今日子の「やじきた道中てれすこ」に登場する謎の魚・てれすこは、この噺がもととなっておるのでございます。

長崎より向う(上方から見て)にある大浦の港に、誰も見たことの無い魚があがりました。
漁師町にも関わらず、誰にも名前が分かりません。
どんな魚でも見てきたことのある長老でも初めて見るという珍魚。
時の長崎奉行は優秀と評判のお方、生きたまま献上すれば、その名をご存じやも知れぬと届けられますが、漁師に分からぬものを、魚の専門家でもないお奉行さんが知るはずもなく。
しかし自分の支配下において名前が分からないというのも癪なことと、名前を知るものには百両下げ渡すと、絵を付けて高札を立てたところ、雑穀問屋・多田屋茂兵衛という男が、「珍魚の名を存じおります」と申し出てきました。
その名を尋ねると「てれすこと申します」。
そんな名の魚があるものか!とお奉行は思いましたが、誰も確認できるものがいないゆえ、認めざるを得ません。
しばらくして珍魚が死んでしまいましたが、ふと一計を案じたお奉行さん。
今度はその死骸を干物にして、再び名前を尋ねる高札を立てますと、再び茂兵衛がやってきて…

いつものように「ほほぉ、こんな噺もあるんや」と興味をもっていただき、プロの話芸へ手を伸ばしていただければ幸いです。
大阪在住の皆さんには、ぜひ天満繁昌亭へ足をお運びいただければと存じます。

まずはごゆるりと、お付き合いくださいませ。

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