面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

ネットカフェ難民

2007年05月04日 | ニュースから
「ワーキングプア」都市部で増加、ネットカフェ宿代わりも(読売新聞) - goo ニュース


もう大分前から問題になっているネットカフェを宿代わりにしている人々。
「ネットカフェ難民」などと呼ばれ、その数の多さが最近ようやく問題視され始めているが、バブル崩壊後の不況時でもこんなことは無かったのではないか。
「いやいや、バブル後はネットカフェなど無かったし、そんな金さえ手にすることができずにホームレスが増えたではないか。それを思えば、ネットカフェとは言え、食う寝るところが確保される昨今、景気が良くなってきた証拠ではないか。」
という反論があるのなら聞いてみたい読んでみたいものだ。

景気が回復傾向にあるなどと経済白書などは謳っているが、その実感の無さを現象として目に見える形に現れているのが、この「ネットカフェ難民」ではないだろうか。
働いても働いても定住できない環境にある国に対して、愛国心を持てなくなるのは当然ではないだろうか。
ましてや「美しい国」などと思える言えるわけがない。

国民の多くが“ワンセンテンス政治”に躍らされ続けた結果がこんな日本を作ることになるとは、衆愚政治をリードしたマスメディアの責任は大きい。
「一億総中流化」が悪いこととは思えなかったが、気がつけばそんな環境はとっくの昔に崩壊してしまった。
こんなアメリカみたいなヒドイ国へと変わっていくことを、本当に国民は望んでいたのか?



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