面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

「トイレの神様」

2010年04月22日 | music
「トイレの神様」という歌が話題だと知ったのは最近。
「ぴあ」に載っていたのだが、歌っているのは川西出身の植村花菜という歌手。

はっきり言って、全く知らなかった。
「どんな歌やねん?『おかあさんといっしょ』か『ポンキッキ』か??」
と思っていたら、深夜のテレビ番組でフルコーラス聴くことができた。

小さい頃からおばあちゃんの家で暮らしていた女の子が、大きくなるにつれて段々とおばあちゃんと疎遠になっていき、大人になるとおばあちゃんを残して上京する。
2年ほど経ったとき、おばあちゃんが入院したというので、久しぶりにおばあちゃんに会いに病院へ見舞いに行った翌日、亡くなってしまった。
自分をきちんと育ててくれたのに、なんの恩返しもしていないのに、いい孫じゃなかったのに、こんな私が来るのを待ってくれていたかのように逝ってしまった大好きなおばあちゃん…

「トイレの神様」とは、小さい頃にトイレ掃除が苦手だった自分に、おばあちゃんが言ってくれた言葉。
「トイレには、それはそれはキレイな女神様がおるねん。そやから毎日トイレを掃除してたら、その女神様みたいにべっぴんさんになれるんやで。」

聴く人の涙を誘う感動の1曲として話題になっているとの評判は、間違っていなかった。
おばあちゃんのセリフがリフレインされるところはジーンとくる。
心にじんわりと温もりを与えてくれる佳作。

9分52秒もあるのでフルコーラスのオンエアは難しいが、たまたま新聞の番組欄の中に気づいてチャンネルを合わせることができてよかった。
シビれた頭に、イイ薬…



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