面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

無題?「ねずみ」

2006年06月17日 | 落語
ものすごく簡単で、比較的よく演じられる…といっても米朝師でしか聞いたことはないのだが、オーソドックスなネタながら、正式なタイトルがわからない。
「ねずみ」というタイトルでは、長編の噺があるので違う気もするのだが…。

ある男がねずみをつかまえて友達に自慢している。
「おい、どや、このねずみ。大きいやろ?」
「えぇ?どれ。へっ、何言うとんねん。それのどこが大きいねん。もっと大きいのん、つかまえたことあるわい。小さい小さい。」
「アホぬかせ!これのどこが小さいねん!大きいやろが!」
「いやいや、小さい小さい。」
「いや、大きいやろが!」
「いいや、小さいわい。」
「大きいわい!」
「小さいわい!」
「大きい!」「小さい!」「大きい!」「小さい!」
言うてますと、二人の間でねずみが「チュウ」。

紫亭京太郎氏がよく宴席の座興で披露していたが、スベッたためしがない。
また、彼の後輩女史も職場の宴会で披露してウケていたことを、自身の結婚披露宴で友人から暴露されていた。
(落研出身者の宿命か!?)

ことほど左様に、まずハズすことのないおいしいネタであるにも関わらず、先般職場の宴席の座興で披露したところ、ダダスベリにスベッてしまった…。

やはり芸道は厳しい。
「芸の道は一日にしてならず」ぢゃ。
日々精進しなければならない。


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