面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

日本の敵は我にあり。

2013年03月12日 | 野球
オランダがサヨナラ勝ち、侍と対戦へ…WBC(読売新聞) - goo ニュース


パワフルな強打が特徴の両チームによる試合は、“どつきあい”の様相を呈する打撃戦となったようだ。
8回にツーランで追いついたオランダが、その勢いそのままにサヨナラ勝ちを決めて、初の決勝ラウンド進出となった。

まさかキューバが負けるとは!
韓国の1次ラウンド敗退とともに、予想だにしなかった事態。
台湾も結局はエース王ひとりしか頼りになる投手がいないという選手層の薄さをさらけ出して敗退して、伏兵的な扱いだったオランダが勝ち残ることになった。
大方の予想が外れまくる大番狂わせが続いた今回のWBCにあって、日本だけは淡々と自チームらしい戦いをしてきた。
いわゆる“普段着”の野球ができたことが、ヒヤヒヤながらも勝ち残れた要因ではないだろうか。
自国での試合という、最大限のアドバンテージも一役買っていると言えるかもしれない。

バレンティンとジョーンズさえ徹底的にマークすれば格段に攻撃力が落ちるオランダ。
投手陣もハイレベルとは言い難く、どのバッターもこすっただけで入りそうなイメージのあるキューバに比べれば、倒しやすい相手であることは間違いない。
日曜日にコールド勝ちしたことも、更に全日本の勝利を後押しする。

しかし、オランダに対して格下と飲んでかかるのはまだしも、「楽勝♪」などとナメてかかったときは危うい。
侍JAPANにとって最大の敵は「慢心」である。
ライオンはウサギ一匹倒すのにも全力で襲いかかるもの。
もう一度コールド勝ちする気持ちで、決して油断することなく最終戦に臨んでもらうことを、希望します。
(某やんごとなきお方風)

あっさり

2013年03月11日 | 野球
【WBC】侍6発16点!マエケンも5回9K!7回コールドで米国切符(スポーツ報知) - goo ニュース


実に順当に日本がオランダを降して、アッサリ過ぎるほどあっさりと決勝ラウンド進出を決めた。
東京ドームならではの凄まじい“空中戦”…いや、戦闘になっておらず、日本が一方的に空中戦を制した形になった。
こういう一発対決となるとオランダの長打力はヤバいのではないかと心配したが、全くの杞憂に終わった。

“殴り合い”の試合になるには、両軍の投手が乱調もしくは低レベルでなければならないが、全日本の投手陣は世界一と言っていいレベルにあるのだから、“殴り合い”となれば一方的になるのは必定というもの。
しかも先発はカープの若きエース・マエケン。
彼に先制点を与えれば、余程のことがないかぎり勝ったも同然。
案の定というべきか、実に見事な投球で5回無失点。
それも66球という理想的なピッチングで、ブリブリ振り回すばかりのオランダ打線を見事に手玉に取った。

これでオランダは敗者復活を勝ち上がったキューバと再び対戦することに。
この試合でキューバが“正気”に戻ればオランダを撃破してくるに違いない。
そうなれば、これこそ全日本チームの力試し。
キューバを撃破して1位通過すれば、3連覇の可能性はグッと高まるのだが、果たして…!?

ボロクソやな(笑)

2013年03月04日 | 野球
ノムさん、WBCは「イライラする」(サンケイスポーツ) - goo ニュース


ノムさんがおっしゃるとおり、“超格下”のブラジル、中国相手に辛勝の試合にはイライラさせられた。
圧勝してしかるべきはずのところを、どちらの試合もしんどい展開だった。

ことに田中の不出来にはガッカリ。
彼が春先は調子が上がらないのは織り込み済み。
立ち上がりが悪いのも百も承知であり、強化試合でも露呈していたにも関わらず、何らかの手立ては講じていたのか甚だ疑わしい。
立ち上がりが悪ければ試合前の投球練習の球数を増やすなどの工夫があってしかるべき。
ノムさんが東尾コーチのことをボロクソに言ってるが、これまた至極当然。
何も見てない、即ちコーチらしいことを何もしていないと言われても仕方なかろう。

まあ、各チームの主力が集まっているのだからコーチがとやかく言いにくいというのもあるだろうが、しっかりアドバイスすべきところは押さえてもらいたいもの。
阿部ひとりに首脳陣までがおんぶにだっこでは困るのだ。

WBC

2013年02月21日 | 野球
日本代表に阿部ら=村田、浅尾ら外れる【WBC】(時事通信) - goo ニュース


いよいよWBCのメンバーが確定した。
33人の中から5人が外れて28人に絞られるとのことで、この5人だけ落ちるメンバーに誰が入るのかが注目されていたが、選抜する時点で28人にしておけばいいのに何なんだろう?と思っていた。
結局、中日の山井、浅尾、大島、讀賣の村田、楽天の聖沢の5人が選考から漏れたとのことで、彼らの落胆はいかばかりか。
自チームに戻って残りのキャンプ期間に調子を整え、シーズンでは悔しさをバネに大活躍!といけばカッコイイが。
(個人的には中日3選手と村田には頑張ってもらいたくはないが(笑))

大リーグ組が誰ひとり参加しない初めての大会となる今回。
“おかわり”中村がいない分、大砲の期待が持てるバッターが中田しかいないところは小粒な感が否めないが、巧打者ぞろいなので打線としてしっかり繋がっていけば、勝機は十分にある。
また、ダルビッシュや松坂といった迫力のあるエースや、絶対的な守護神といえる抑えの切り札的な存在がいない投手陣も、何となくこじんまりとした印象があるが、田中や前田、それに3大会連続出場のうえに前回はヒットを許さなかった杉内は十分期待がもてる。
どんどん厳しくなる投球数や連投の制限を考えると、各チームの先発エースを揃えた布陣は決して悪くない。
全体としては、うまくまとまった良いチームではなかろうか。

個人的には、鳥谷、能見には存分に暴れて名を上げてもらいたいもの。
そしてその勢いでシーズンでもチームを引っ張っていってもらえれば、去年のテイタラクは払拭されるはず。
ゆめゆめ、WBCでヘトヘトになって疲労骨折した新井の二の舞にだけはならぬよう…

驚きのトレードではあるものの。

2013年01月24日 | 野球
日本ハムナイン動揺 糸井トレードに武田勝絶句(スポニチ) - goo ニュース


このトレードは本当に驚いた。
しかし、よく考えると、日本ハムのチーム作りに対する真摯な姿勢が見て取れるのではないだろうか。

契約交渉の過程から糸井に対する球団の不信感はあっただろうが(昔から糸井は“宇宙人的発言”で何を考えてるか分からないようなインタビューもあったが)、ポスティングの希望まで出た時点でファイターズは彼に見切りを付けたことだろう。
以前からファイターズはオリックスの大引には目を付けていたらしいし、オリックスの幹部候補生とまで言われた人材でもあり、ベテラン金子の後釜としてうってつけの存在と言えよう。
また木佐貫は右の先発投手としてローテーションを守れる存在であり、吉川、武田と左の先発投手は充実しているファイターズにとって、左の八木を出しての獲得は理にかなっている。
赤田はぶっちゃけた話、糸井が抜けた後の外野手のストックとしては有用な選手である。
それよりも糸井を放出することで、その後釜に大谷を外野手としてしっかり育てていこうという育成目標が定められることができたのではないだろうか。

一方のオリックスも、このオフの補強作戦の集大成になったのではないだろうか。
タイガースから平野を“カムバック”させ、ホークスから馬原を獲得してと矢継ぎ早に“準大物”クラスを獲得し、最後に主軸を打てる糸井と左腕の先発投手・八木を入団させて完了。
Bクラス脱出に向けては、なかなか充実した補強ができている。

ただ、中長期的な補強ができたと言えるファイターズに比べて、オリックスはいかにも「とにかく最下位から脱出!」を目指した短期的な補強の感が否めない。
糸井はポスティング希望で今季のオフにモメるのは必至であるし、馬原は故障からどの程度回復できるか未知数。
獲得した選手たちの年齢も、八木が29歳でかろうじて20代である以外は皆30代。

“カラー”が見事に出ている両チームの補強。
どちらも自チームにとってはベストな補強ができたことは確かか。

WBC

2012年11月08日 | 野球
ダル、WBCに参加せず「来シーズンに備える」(読売新聞) - goo ニュース


懸念していたことが現実になったのを大スポの記事で知った。
ダルビッシュは参加しないとのこと。
いたしかたなし…
記事タイトルを見たときは、てっきり契約上の制限があるのかと思っていたら、さにあらず。
ダルビッシュ本人の苦渋かつ確固たる信念に基づいた決断だった。

まだ若いし、次回、その次で頼みますわ、といったところ。
しかし裏を返せば国内組にはその空いた枠を狙える大チャンス!
こぞって競い合って、高めていってもらいたいもの。

ストーブリーグ

2012年11月05日 | 野球
44歳木田が退団=プロ野球・日本ハム(時事通信) - goo ニュース


日本シリーズも終了し、今年のプロ野球シーズンが幕を下ろした。
惜しくも日本一を逃した日本ハムも、シーズン終了と同時に来季に向けた編成に入った。
吉井コーチが監督との意見の相違を理由に退団したのは少し驚いたが、木田の退団には大変驚いた!
といっても、退団したことにではなく、まだ現役やったんやという驚きだ。
彼に関する記事を読んだこともなかったし、スポーツニュースで見ることも無かったこともあり、現役で投げていることさえ知らなかった。
本人はまだ現役続行を望んでいるようだが、果たして獲得に動く球団があるだろうか。
「とにかく野球がやりたい」という意味での現役続行の意思が強ければ、高津のように来季は独立リーグで投げているかもしれない。
そしてその方が、テレビへの露出も多いかもしれない。

ボーグルソン!

2012年10月29日 | 野球
元阪神・ボーグルソンが好投! 海の向こうもジャイアンツが逆王手(夕刊フジ) - goo ニュース


久しぶりに名前を聞いたと思ったら、メジャーで投げていたとは驚いた!
(なぜか表記が「ボーゲルソン」になっているが)
タイガースに入団したときは、ハリウッド女優並みにキレイな奥さんばかりが話題になり(確か何かのCMにも出ていたように記憶しているが…)、肝心の実績の方は記憶に残らない程度のものだったが、その苦労した時期が糧になったのなら来日の甲斐があったというもの。
帰国してメジャーを代表するパワーヒッターになったフィルダーのように、大きく羽ばたけるだろうか。
ワールドシリーズという檜舞台をステップに、来年はシーズン中も大いに話題になるよう頑張ってもらいたい!

彼我

2012年09月25日 | 野球
「屈辱のシーズン」虎・和田監督、戦犯認めた(サンケイスポーツ) - goo ニュース


今日は珍しく安打を続けての逆転勝ち。
エンドランを絡めたりして動いたのが功を奏したようだったが、これがなぜ随所でできなかったのか。
「屈辱のシーズン」と、讀賣の優勝を受けてサンスポに和田監督がコメントしているが、ファンから言わせればフザけるなである。
4月28日からの敵地3連戦で2敗1分けと1勝もできなかった時点では屈辱は感じなかったのか?
その後もダラダラと讀賣に負け続け、シーズン通してたった5勝しかできなかったのは、何よりもシーズンを通して屈辱感を味わっていなかったからではないのか?
サンスポのコメントに「シーズンを通した中途半端なタクトでグラつき続けた阪神」とあるが、全くその通り。
「優勝」に向けて、とにかく勝つために自分の信念に基づいた采配でブレなかった原監督とは、歴然とした違いを見せつけられることになってしまった和田監督。
監督経験の差だけとは思えず、そのために来年も不安は尽きない。
しかし、85年の日本一を知り、その後の暗黒時代も知り、野村・星野・岡田と仕えてきた経験は、何物にも代えがたい財産になっているはず。
今季の讀賣との差が、本当に監督経験の差だけであることを念じてやまない。
いや、念じるしかない……

金本引退

2012年09月14日 | 野球
虎・金本引退、南社長から進退勧告受け決断(サンケイスポーツ) - goo ニュース



1985年の日本一の際、
「優勝するのは、なんと簡単なことか」
と思ったという久万オーナーの、素人考えというのはあまりにも稚拙な勘違いから始まった、その後の大低迷期。
優勝から遠ざかったばかりか、Aクラスさえ程遠い万年Bクラスの成績が続きに続いて、さすがに業を煮やした(遅いわ!)久万オーナーが、「監督はOBから」という根強い“内部昇格”の因習を打ち壊し、“外様”の、それも“劇薬”だったノムさんを監督に招いて始まったチーム改革。
3年連続最下位の後、自らの目で選んだ選手たちを獲得してそろえて、「さあ、これから!」というところで、妻のスキャンダルで球団を去ることになったノムさんの意見を入れて、星野監督を招聘したことでチームの変革に拍車がかかった。
2002年を経て、当時の若手が頭角を現し始めた中で星野流の大型補強を導入し、星野の“男気”で金本を獲得すると、チーム改革はイッキに実を結び、18年ぶりの優勝を勝ち取った。
体調不良をきっかけに星野が監督を岡田に禅譲すると、岡田は金本をチームの中心に位置付けて4番を任せ、2005年の優勝へと突き進んだ。

その後も、もはやカープにいたことなど記憶の彼方へと消え去ってしまうような活躍と存在感で、金本がチームを引っ張り続けたことで、常に優勝争いに絡むAクラスチームへと変貌を遂げることができたタイガース。
しかし2008年、“まさかの大逆転”で優勝を逃した岡田が去ってから、暗雲が立ち込め始める。
そして、今となっては大きなターニングポイントとなった、2010年の開幕前のオープン戦。
試合前の練習で若手選手とぶつかった金本は、後に肩の筋肉が断裂していたことが分かる程の重傷を負ってしまう。
そして忘れもしない4月18日の横浜スタジアム、ついに連続フルイニング出場が途絶えた。
ここからの金本の苦悩は、記者会見で彼自身が語った通りである。

公の場で決して涙を見せることのない金本が流した涙について、広島時代にまだ若手だった金本を徹底的に鍛えた大下氏は凡そこう語った。
「本人は来年に勝負をかけるつもりだったのに、タイガース成績不振の詰め腹を切らされた。よほど無念の思いがあったのだろう。」
まだまだやるつもりだった金本に対して、球団フロントから「辞めろ」と無理やり辞めさせられたかのようなニュアンスで、何やら不穏な空気が感じられた。
しかし、他紙を読みこんでいくと、決して昔のタイガースに見られたような“オドロオドロしい”ものではなかった。
南球団社長は金本と話し合いをもったという。
「自分の進退を含めて、しっかり考えてみたらどうか。」
社長からの投げかけに、来年も続行を決めていたという金本は抵抗したとか。
若手にはまだまだ負けないという金本に対して、
「今の若手と比較してどうする。そんなレベルの選手ではない。」
と言ったとも。
球団社長は、讀賣における王や長島と同等の選手として金本を評価しているが、同時に彼らのような引き際を望んでいたのではないだろうか。
金本自身も「惨めだった」と語っていたこの3年間、南社長はそんな姿を見ることに耐えられなかったのだろう。
代打での出場しか機会が与えられない、あるいは2軍落ちすることも覚悟しておいてもらいたいが、長島や王が2軍に行くだろうか?と金本に説いたという南社長の思いは、Aクラスのチームに返り咲いたタイガースにおける最大の功労者である金本には、現役にしがみつくような姿を見せてほしくなかったに違いない。
ただ、あくまでも本人の意思を尊重したかった南社長は、急ぐことはないのでじっくり考えるよう促した。
そして10日間にわたる熟考の末、金本は引退の結論を導き出したのである。

南社長は、金本に引導を渡すという、誰もがやりたがらないであろう、しかし非情な重責を全うしたようだ。
過去のタイガースのフロント陣には決して見られなかった、「責任」を持った対応をしたという点において評価したい。
これ以上現役を続けても、チームは若手中心へとシフトしていくのであり、さすがに力の衰えは隠せない金本に対して、例え金本といえども優先的に活躍の場を与えることはできないという、これからのチーム運営に臨む態度を明確にした宣言であると解釈する。
そこに一縷の望みを託し、タイガースのこれからのために「泣いて馬謖を斬」ったと理解して、金本の引退を受け入れることにする…