おっちゃんのウオーキング日誌

日々のウオーキングや出来事を綴ります。

個展に行く

2011年12月05日 20時41分00秒 | 墨彩画
松尾多英先生個展の会場


いちょう塾「楽しんで描く日本画」講座でお世話になった、松尾多英先生の個展に行ってきました。
会場は都営地下鉄神保町駅のすぐそばにあるクリエイティブ アート ギャラリーコルソです。
今年はシルバーパスを購入したので交通運賃はほとんどかからず会場迄行って来れました。

松尾先生から今回の個展の素晴らしい案内状を頂いていたのでぜひ拝見させていただこうと決めていました。
個展の開催期間は11月28日から12月10日迄の約2週間です。
11時ころ会場に着くと松葉杖の先生(いちょう塾講座の期間に足首を骨折されたのです)と若い女性の方が迎えてくれました。私の後から鳥取砂丘情報館の関係の方、絵画の評論家の方などが見えられました。午後からマスコミの取材があるようです。

会場は3っつの部屋をぶち抜き100号×11枚連作の「砂」がどっしりと展示されていました。

先生の個展の案内状に書かれている言葉を紹介します。
 「私は30歳の前半、生きることに行き詰まった時がありました。そんなある時、砂丘との衝撃的な出会いがありました
 夕日に照らされて紫色に光る砂が、風に身を任せて美しい風紋を造ったり、せっかくできた風紋が惜しげもなく消えたり・・・・と繰り返すさまに、生まれて初めて、美しいものを見て涙が出たという経験でした。そして私自身の生きざまを重ねあわせました。
 こんな私であっても、この砂のように淡々と生きていくことができれば・・・  
そう思った時から、日本、アフリカ、エジプト、中国、モンゴル、オーストラリア、ニューメキシコなど世界中の砂丘を訪れ、砂のなかに埋もれるようにしながら30年間「砂」の絵を描き続けてきました。」

今回の砂の連作は100号の絵を1枚描くのに1ケ月、11枚で約1年間もかかったそうです。
いただいた案内状の中に印刷された「砂」の作品がありました。この小さく印刷された絵をひろげると6畳間の一面を占領してしまいます。
今、実物の作品の前に立つとその大きさに圧倒されます。
きゃしゃな先生のどこからこの絵を描き上げる力が出てくるのでしょう。
私は延々と続く砂丘を見ているうちに少しづつですが先生の思いを感じるようになりました。


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1 コメント

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Unknown (とん)
2011-12-05 23:17:34
色々な思いが込められているのですね(^-^)
砂の絵とはどんな絵なんだろう。細かそうなイメージ。さて、今日は寒い寒い。明日はもっと寒いらしい。風邪ひかないようにね(^.^)
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