フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

いち早く紅葉するリョウブ

2019-10-18 | アダージョの森
早いもので、今年も紅葉の季節がやってきた。春の匂うような新緑の美しさはもちろんだが、全山が紅葉する秋の森の美しさにはかなわないだろう。
10月の中旬を過ぎると、森の中のいろいろな木々が色づき始める。
その中でも早いのは、このリョウブだ。

 
紅葉するというよりは、柿色に近い色だが、光の当たり加減によって赤く見えることもある。

 
周りの木々がまだ緑濃いうちの紅葉なので、「あれは何だろう」と思わわせる木である。


赤っぽい樹皮に美しい模様があるのも、木の雰囲気を高めている。



リョウブ(令法)
リョウブ科 リョウブ属
学名:Clethra barbinervis
古名ハタツモリ。

サラシナショウマ 甘い香りに誘われて虫たちがやってくる

2019-10-17 | アダージョの森
9月の終わりごろから、アダージョの森に咲きだすサラシナショウマ。
ブラシのような白い花が、すっきりと立ち上がった茎から出ている。
 
 
サラシナとは、ゆでてさらしてあく抜きをして食べる山菜ということから、ショウマというのは生薬のこと。

甘い香りがするので虫たちが寄ってくる。カナブンの仲間だろうか、ずっと花の中でじっとしている。

近づいてみると、一つ一つの花はなかなか美しい

 

サラシナショウマ(晒菜升麻、更科升麻)
キンポウゲ科 サラシナショウマ属
学名:Cimicifuga simplex 
 

アオハダの赤い実 雌雄異株で雌木は驚くほど少ない

2019-10-16 | アダージョの森
庭のアオハダに赤い実がなっている。
モチノキ科なので、クロガネモチに似た赤い実だ。


樹皮が薄く、爪先で削ぐと青緑色した内皮が現れるので、青膚(アオハダ)と呼ばれる。


アオハダは雌雄別株なので実が成るのはもちろん雌木だけということになる。
ところが、雌木は雄木と同じようにあると思っていたら、これが驚くほど少ない。
これにはどういう自然の原理があるのだろうか。種の保存ということを考えると、雌が多いほうがいいと思うのだが・・
あるいは、男~雄が多いことにより、より雄の競争が厳しくなり、強い個体が生まれる可能性があるからだろうか。
アオハダの世界でも雄は厳しい競争にさらされているのだな。

この庭~森でもほとんどが雄木で、2019年秋では8本の個体を確認しているが、果たしてこれからも増えるだろうか。


アオハダ(青膚)
モチノキ科 モチノキ属
学名:Ilex macropoda


フルート発表会の打ち上げ 難しい顔つきで演奏することから解放されよう

2019-10-15 | フルート

今日は、昨日のフルート発表会の打ち上げがあった。

夕方5時から、フルート仲間のTさん宅に集まり、美味しい料理とお酒を頂きながら、発表会の反省を行った。

美しく、テーブルがセットされている。 

料理はバイキング方式で各自が自分の皿に盛りつける

手作りのパン、ジャガイモとタマネギのオーブン料理

豚肉のオーブン焼き

牡蠣の蒸し料理 料理を盛り付けているお皿は、陶芸教室に通っているご主人が作成されたものだ

野菜サラダ、蒸し鶏

 料理を皿に盛り付け、いよいよ、シャンパンで乾杯だ。

 

料理を頂きながら、和やかな談笑で盛り上がる。

フルートを人前で演奏することの難しさ~話が進み、皆さん余裕がなく難しい顔をして演奏している~演奏は楽しいはずだ~そもそも楽器の演奏というのは、自分ひとりで楽しむのではなく人前でするものだ。

こんな話になり、演奏を楽しみ、楽しい表情を浮かべて演奏しようということになった。

果たしてできるかな

その後は、今年度のノーベル文学賞で、村上春樹がまたもや受賞しなかったのは何故か、と言う話になり、kさんはノーベル賞の選考委員に「二つの月」がわかる人がいればね・・と・

最後に手作りのチーズケーキを食べてひとまずお開きとなる。私たち夫婦は、その後もしばらく、色んな話でお付き合いした。


2019フルート発表会(第4回ちゃみたくムジークシューレ)

2019-10-14 | フルート
12日に予定していた今年のフルート発表会は、台風19号来襲のため、今日14日に延期して開催することになった。
ただ、参加者の都合もあり、ピアノの生徒さんは11月24日に分かれて発表会を行う。
 
会場は、南アルプスを臨む明野総合会館だ。
 
八ケ岳の小さな音楽教室なので、会場の準備などは参加者で行った。
 
今日のプルグラムは次の通り。
 
 
発表会は、参加者全員による「ドレミの歌」の演奏と斉唱で始まった。
続いて、ピアノ講師による連弾やピアノ生徒さんの発表、オカリナ教室の生徒さんの発表があった。
 
その後、フルート生徒さんの発表が続く。
そして、私の「ハンガリー田園幻想曲」だ。「第2楽章」と書かれているが、
「Andantino moderato」と「Allegro」を演奏した。いつものことながら、平常心を保てず、慌ててしまった。特に、半音階で上向下向するパッセージが、うまくいかない。
それも、練習不足ということになる。
気持を切り替えて、また練習を進めていこう
 
 
 
「あんだんて2019」のフルート四重奏も、練習の時には、それなりにあっていたのだが、本番となると、4台のフルートがバラバラになってしまった。特に曲の出だしが揃っていないまま演奏するのがいけなかった。
 
生徒の発表会が終わると、フルート講師による演奏だ。
 
「ハンガリーの主題による小二重奏曲」(ドップラー)は、二台のフルートが美しくキラキラ煌めく楽しい曲だった。
 
 
こうして、今年のフルート発表会は、何とか終えることができた。
 
年末には、恒例の「クリスマス音楽会」を予定しているので、それに向けた練習を始めよう。