フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

関西シティフィルハーモニー交響楽団演奏会

2012-02-12 | フルート

昨日の車の運転で疲れたのか、今朝はぐっすり眠った。コーヒーを淹れて、溜まった新聞1週間分ほどに目を通す。久しぶりに新聞を読んでみるとやたらと「事件」が多いのに驚く。楽しいのは将棋欄と書評欄ぐらいか。これなら、新聞など読まない方が心静かに過ごせるし、時の流れから取り残されるとも思えない。

今日は昼から、関西シティフィルハーモニー交響楽団の演奏会があるので出かけた。年の初めに、ヴァイオリンとの二重奏をやらせていただいた方が、この交響楽団のメンバーで、演奏会があることをお聞きしていた。関西シティフィルハーモニー交響楽団は、1974年に各大学オーケストラの卒業生を主たるメンバーにして創設された市民アマチュア楽団だ。日頃は社会人として仕事に励む傍ら、毎週土曜日に練習を行っていて、年2回の定期演奏会をこなしている。

先ずは、演奏会場シンフォオニーホールのあるJR福島へ行く。昼食は、駅前のラーメン店「上方屋五郎ェ門」に入る。

小さな店だがひっきりなしにお客が入ってきて満席だ。

ノーマルな醤油ラーメンを注文する。昆布とかつお節が効いたスープが旨かった。麵の湯がき加減もやや硬めで、一番好きな具合だった。


シンフォニーホールは、3年前の暮れにベートーヴェン第9を聴きに来た時以来だ。演奏曲目は、リスト交響詩「前奏曲」、R・シュトラウス交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」、それに、ベートーヴェン交響曲第7番イ長調作品92.

今日の指揮者はギオルギ・バブアゼ氏。グルジア共和国トビシリ生まれ。ヴァイオリン奏者、指揮者。大阪交響楽団や関西フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターを務めるかたわら、2005年より関西シティフィルハーモニー交響楽団常任指揮者。

開演15分前に到着すると、3階席までほぼ満席の盛況ぶりだ。私たちが座ったのは、舞台上手側、演奏者を斜め上から見渡す席だ。

リストの「前奏曲」は初めて聴いた曲。最初のピッチカートが印象的だ、うんうん成程と言っているうちに終わってしまった。次にR・シュトラウス「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」は、管楽器群が多彩な演奏をして実に楽しい曲だ。指揮者のギオルグ・パプアゼも、いたずらっぽいしぐさをして、曲趣を盛り上げていた。100人を超すメンバーの全力演奏だった。

20分の休憩を挟んで、いよいよベートーヴェンの7番だ。この曲は若い時から聴いてきた一番好きな曲の一つだ。何と言っても、第1楽章のフルートとオーボエの主題演奏が好きなのだ。きょうの演奏は十分期待に応えてくれた。その後のオーケストラの盛り上がり、アマチュア楽団とも思えぬ演奏だ。指揮者が思い余ってタクトを飛ばし、第二ヴァイオリン奏者が拾って指揮台に戻すという一幕もあった。第1楽章のホルンの雄叫びも良かった。
一転して第2楽章の静かな進行、しとやかな弦の演奏にオーボエの響きが織りこまれる。第3楽章は、軽快なスケルツォが心地いい。アイルランド民謡を元に作曲されたという第4楽章。奔流のような流れが、ひと時も休むことなく、フィナーレまで突き進んだ。

アンコールはブラームスのハンガリア舞曲第1番。憂愁を帯びた旋律と一転して激しく踊るような旋律との交差がいい。大曲の演奏を終えた奏者たちが、ゆとりを持って演奏を楽しんでいるかのようで、これが逆にいい演奏になった。
久しぶりに心地よい生演奏の感激を味わわせていただいた。アマチュアとは言え、これだけの演奏ができるのだから、客席が満席になるのも、むべなるかなである。


寒いほどお得フェア

2012-02-11 | 日記

今日の八ヶ岳もいい天気だ。外気温マイナス12度、室温10度、湿度12%。いつ通り、コーヒーを淹れて薪ストーブで部屋を暖める。

今日からしばらく八ヶ岳を離れるので、部屋の片づけ、掃除、荷物の車への積み込みと忙しい。水抜きを終えると、12時を回ってしまった。庭の雪はほとんど融けてしまった。

それでも、北側の屋根の雪が落ちるところでは「雪ぐら」ができていた。


今度来る時まで残っていてくれたら嬉しいのだが。名残惜しいが、アダージョの森を後にする。

今日の昼ご飯は、「寒いほどお得フェア」を活用しよう。

10時現在清里駅前の外気温がマイナス5度以下なら、50%割引きになる。このキャンペーンへの協賛レストランは沢山あるが、今日は「ハットウォールデンのネスト」にしよう。イタリアンランチ1980円が1000円になるというお得なサービスが嬉しい。

最初に、スープとサラダ。

次に私は、貝柱のパスタ、

妻はピッツァマルゲリータ。

レストランの前にあるピザ窯で焼いてくれるのが楽しい。


食後のデザートとコーヒーもよかった。

いい天気になったので、清里からの、八ヶ岳の眺めが素晴らしく、萌木の村の駐車場はほぼ満車状態だった。清里を後にして、八ヶ岳高原大橋で八ヶ岳を写真に収める。薄く雲がかかった空の色が素晴らしかった。

その後、図書館に本を返したり、土産物を買ったりしたために、長坂インターに入ったのは15時になってしまった。
高速道路は、ほとんどガラガラだったので、時折眠たくなったものの、実に走りやすかった。


手作り作品展示販売会

2012-02-10 | 趣味

今日もいい天気になった。外気温マイナス10度、室温10、湿度10%。珍しい10のそろい踏みだ。それにしても、部屋はカラカラに乾燥している。

今日は、朝から甲府昭和にあるイオンモールの出かける。八ヶ岳は、実に美しい。

甲府昭和のイオンモールは、昨年3月にオープンしたが、今回初めて行ってみた。実に巨大な敷地の中にあり、駐車場で広い。それでも、ほとんどが車で埋まっていた。富士山や、南アルプス、八ヶ岳が見果たせる景色がすばらしい。
建物の中は、オープンしてから、1年たっていないのでまだまだピカピカだった。

今日は、そのイオンモールの3階で、妻と一緒に陶芸教室に通われている方が、手作り作品展示販売会をされている。「クチュリエ」(服飾デザイナー)と名付けられた会場はいくつかの小さなブースに分かれていて、さまざまな手作り作品が展示されていた。

いいお皿の陶芸作品やコーヒーセット、それに、建物を模した灯り陶磁器は大作だ。素敵なお皿などをいただいた。

 

長居して邪魔をしてはいけないので、しばし立ち話をした後、会場を後にした。(会場内は撮影禁止)

その後イオンモールの中をぐるっと一回りする。店内は、折からのバレンタインデーセール中だった。昼は、若鮨が出している回転寿司の店に入る。

普通の回転寿司店と違うのは、回転してくるお寿司とは別に、特定のネタはタッチパネルで注文し、

それが、レールで席まで運ばれてくるようになっている。


これは便利ともいえるが、あまりにも機械化されてしまって、機械装置の中で寿司を食べるという、実に味けのない風景だ。これなら近くにある「本店」の方が断然よい。グルメ関係は、ほとんどチェーン店ばかりで、個性的な店は無かった。

清里に戻ってきて、銀の森さんに寄り、「人形の服」を受け取ってしばしおしゃべり。

その後、地元のAさん宅に伺う。座敷の炬燵に入れていただいて、私のバックホー講習修了証をいただいたことを報告する。甘く煮た大粒の花豆が美味しい。農業機械の話、医療機関の話、お子さんお孫さんの話、春の新芽のてんぷらが美味しい話など、2時間ほど話し込んでお暇する。

家の着くと玄関先に、段ボールが置かれていた。中にはN子さんからの「バレンタインチョコ」などのプレゼントが入っていた。忙しいなかの心遣いが嬉しい。

夕食後真っ暗な中、フルート仲間のFさんがやってきて、今日作ったという、「豆乳シュークリーム」とコレステロールを減らすという「ひまわり油」を届けてくれた。お茶でも、と誘うと、いやこれからN子さん宅でリコーダーの二重奏を練習するとのこと。そのバイタリティに驚かされる。

清里での生活とは、今日でしばしお別れだ。


八ヶ岳颪とバックホー

2012-02-09 | 日記

今朝はぐっと冷え込んで外気温マイナス12度、室温14度、湿度20%。天気はいいが、南アルプスや八ヶ岳は雲の中だ。

今日は、バックホー講習2日目、いよいよバックホーの実技となる。実技会場には、バックホーが3台置かれていた。

受講生は12人で4人一組となって、教えていただく。最初に、安全確認、バックホーの始動、前進、方向転換、バック前進をやる。成程、このように動くのかと納得した。八ヶ岳颪が厳しく、寒いことこの上ない。

次は、いよいよ穴掘りだ。これが、一番基本的な作業だ。やってみると、簡単ではない。アーム、ブーム、バケット
を右と左のレバーで操作するのが、分からなくなったり、微妙な操作ができなくて、ガタガタ動いたりするので悩ましい。

午前中の実技はそこまでだ。午後は、表面を均す作業だ。掘るのは分かりやすいのだが、掘らずに均すのが、意外と難しい。左右のレバーを微妙に動かさねばならない。これをやって見せたら、どの程度の運転技術があるか過ぎに分かるとのこと。寒い中、2時間ほどやったが、難しかった。実技終了後、「終了証」をいただいた。昨日のテストは全員が合格したとのことだ。これで、晴れて運転できるのが嬉しい。

帰る途中で見た、富士山はいつになく美しい。

アダージョの森に帰ると、今日妻は夕食用にパンを焼いていた。夕食までの1時間ほど、フルートの練習をしておく。基礎練習とアルテ22課の練習曲をやった。

夕食は前日のビーフシチューが残っていたので焼きたてのパンと一緒に食べる。

 


バックホー講習会

2012-02-08 | 日記

今朝は、一転して寒さが戻ってきた。外気温マイナス7度、室温14度、湿度20%。冬の快晴が戻ってきた。

庭の雪はほとんど融けてしまって、赤茶色土が現れた。南アルプスの峰々が美しい。

今日は、バックホーの講習会を受講するため農業大学校に出かける。かねてからバックホーの技術があると、耕作放棄地や原野の開墾など農業分野での活動エリアが広くなるので、役立つと思っていた。

受講生は、私と同じような中高年の人だけでなく、若い人、女性もいる。

今日は丸一日、教室の机に座って講義を受け、明日は技術講習がある。建設機械の種類や機能、車体の構造、ディーゼルエンジンの構造などなど。細かい名前が出てくるのだがこれがなかなか覚えられない。おまけに、暖かい部屋での講義は、眠たくなってくるのも辛いところだ。先生もよくしたもので、授業の後にテストがありますので、しっかり聞いてくださいと釘をさしていた。

午前中の授業が終わり、昼食を食べに、長坂駅前へ行く。駅前には1時間無料の駐車場があるので便利だ。「善来(ようこうそ)」という面白い名前のラーメン屋があったので入る。

カレーライスも美味しいらしいが、私は、オーソドックスにラーメン単品を注文する。ほどなく、チャーシューたっぷりのラーメンが出されてきた。これがなかなか美味しいのだ。スープはあっさりしているがコクがあり、麵もきりっと茹でられている。嬉しい発見だ。

 

昼食を終えてからの講義は安全運転のところまではよかったのだが、関係法令の解説になると、またまた睡魔が襲ってきてかなわない。なんとか打ち勝つために、思い切り力を入れてマーカーで線を引く。そのとき「それでは、休憩にしましょうか」と先生の一言。それを聞いて、机にばったりを上体を倒している人がかなりいた。

授業の最後にテストがあったが、どうだったか。結果は明日までの楽しみだ。ともあれ夕方までの久しぶりの授業が終わった。

アダージョの森に帰ってきて、庭を散歩する。進入路はがちがちに凍っていて、ツルツルだった。西の山に夕日が沈んでいくのをゆっくりと眺める。夕食の鶏肉つみれの鍋は熱々で、身体があったまった。