フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

やすらぎと情熱のほとばしり きいてけしコンサートVOL.12

2014-11-03 | フルート

今日は午後から、山梨県立図書館の多目的ホールで、「きいてけしコンサート VOL.12」があったので聴きに出かけた。

甲府駅の北側にある県立図書館は総ガラス張りのお洒落で明るい建物だ。
なかに入ると、勉強テーブルがずらっと置かれていて、受験生が必死に勉強している。
その奥のところに、「多目的ホールがある」

14時30分開演。

今日のプログラムは、次の2曲だ。

ベートーヴェンの交響曲第8番ヘ長調、作品93、
それに、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品35

ベートーヴェンの8番は私の好きな曲で、聴くとなぜか心の安らぎを覚える。
今日の演奏は、弦の響きの弱さは否めないものの、ホルンやファゴットがよく鳴っていて、
全体としてよくまとまっていた。私のフルートの師匠、鈴木卓さんの指揮はメリハリがきいていた。

続いて、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲。これは、池澤卓郎さんのヴァイオリンの迫力がすごい。
次々と繰り出される超難度のテクニックと情熱的な演奏の姿には、思わず唸らされた。
コンサート会場の響きがイマイチだったため、音が拡散してしまったのが残念でならない。

暮らしの身近なところで、気軽に足を運べるクラッシクコンサートに取り組んできた「きいてけしシリーズ」、果たして2015は、どんな意欲的なプランがあるのだろうか。
楽しみにしておこう。