フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

暖かい心遣い

2011-04-30 | 人々との交流

今朝は、晴れているが、ぼやっとした春霞がかかっている。山はうっすら見える程度だ。
外気温マイナス0度、室温12度、湿度29%。少し寒い感じだが、薪ストーブはいいだろう。

デッキに出て鳥の餌台に餌をやっていると、「お早う!」と声がかかった。地元のAさんが散歩がてら、用水路を見回っておられるのだ。
「今日、畑を耕しに行くから」と言ってくれた。ありがとうございますと返事をする。
朝食は、昨日TMTMさん宅で頂いたポトフを参考にしたポトフ風のスープになった。食後、しばらくフルート練習をやっていると地元のAさんのトラクターが見えてきたので練習をやめ、着替えて畑へ行く。

耕運機が畑に入り、作業を始めた。

端から順に耕していく。

一通りやって、もう一度やる。


夫婦で作業を見ている間に、奇麗な畑が出来上がった。土を踏んでみるとふかふかだ。現地でこれからの農作業の指導を受ける。まず、鶏糞を3袋を畑全体に撒く。種イモは二つに切り、切った方を上に向けて、足幅で植えていくようにとのこと。作っていただいた溝を基準に、苗を植えていけばよいので楽だ。

 

 

ガレージの入り口に、ニラの苗が置かれていたので、Aさんが置いてくれたのかと思って聞いてみると、「いや違うよ」という返事。いったい誰が置いてくれたのであろうか。近くの農家の方がわざわざ持ってきてくれたのである。ニラは、毎年収穫できるので、耕運機が当らない畑の端に、苗を数株ずつ分けて植えること。


畑の土手の草刈りは、年3回、6月末、7月末、9月10日ごろにやること。「農業とは草との戦いだ」とはAさんの弁である。野菜苗の植え付けは連休明けに行うこと。このあたりは遅霜には気を付ける必要があるのだ。その他色々楽しい話を聞かせていただいた。畑を耕してくれたり、色々農作業を教えてくれたりと、Aさんの暖かい心遣いは嬉しい限りだ。

今日は、フルートのレッスン日。水曜ではないが、月3回になっていて、今月の前半やれなかった分今日やることになっている。時間があまりないものの、昼食までさらっと音を出しておく。

昼食後、妻もフルートのレッスン日に合わせて陶芸教室へ行くことになっている。妻を送って、私はフルートレッスンへ。アルテ18課NO4のリズムがやはり甘いのでやり直し、NO5も、大分できているが、完成度が浅くやり直しだ。続いてNO6も一通り吹き、変え指の確認をした。

帰りにHCに寄って、鶏糞15Kを4袋、野菜用肥料1袋(5K)、腐葉土14Lを2袋買う。野菜苗は、次回にしよう。
妻を迎えに行くと先日作った香炉には「春夏秋冬」の切りこみが入れられていた。深皿は、黒っぽい釉薬が塗られている。

「きらら」に行くと、さすが凄い車の列だ。例年5月の連休の混雑はものすごいので、買い物には気を付ける必要がある。

家に帰ると入り口ドアの所に今度は種イモを置いてくれていた。朝、話に出ていたのでAさんが持ってきてくれたのであろう。

今日の夕食は、久しぶりにたこ焼きを焼く。焼きあげたたこ焼きの熱々をAさん宅にお届けしよう。出てこられた奥さんからは、何度も「ありがとうございます」とお礼を頂きこちらが却って恐縮してしまった。

田舎に移り住んだ私たちに色々心遣いをしてくれることに、少しでもお返しができると嬉しい。家に帰って、パリッとした外皮、中はトロッとしたたこ焼きを頬張り、ビールをグイっと飲み干す。旨い!としか言いようがないではないか。