フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

種と桜と桃

2011-04-21 | 趣味

晴れているが雲の多い朝だ。山々はほとんど見えない。外気温1度、室温13度、湿度28%。
今日は、pjmamaさん宅へ野菜の種を貰いに行くことになっている。
まずは地元のAさん宅へ、今年度の自治会費を支払いに行く。こうしておくと、ゴミステーションを使わせてくれるのでありがたい。
Aさんご夫婦から、「お茶でも飲んでいくかい」と声がかかったが、今日は用事があるのでと遠慮させていただいた。

途中南清里道の駅では、名物の鯉のぼりが大空に悠々と泳いでいた。

Pjmamaさん宅に着くと、すっかり大きくたジャスパーが、やんやの大歓迎。「これほどのうれしいことはない」といった気持ちを全身で現してくれるので、こちらも嬉しくなってくる。南側全面ガラスのリビングからは甲斐駒ケ岳~鳳凰三山の迫力ある眺めが飛び込んでくるが、今日は残念ながら、頂上は雲の中だった。いただいた種はズッキーニの様な"white virginian squash"、黄色のインゲン  "Buschbohnen golden teepee"、
丸いニンジン"Monren"の他にトウモロコシなど4種類。これだけの種を上手く育てることができるかどうか、全く自信はないが、やってみることにしよう。

Pjmamaさん宅の庭には、ジューンベリーの大きな木が2本あり、それらが満開の白い花を付けていた。その根元近くに、イチゴの苗が育っていて驚くと、「持って帰りますか」といって3ポットのイチゴの苗を掘り起してくれた。ついでに、眞原の桜並木と入り口の「かたかご」というレストランを紹介してくれたので、訪ねてみることにする。

白州に来たついでに、道の駅に寄る。よさそうな山野草の苗を売っていたので、喜んで買ってしまった。白州花壇は、見て回るだけにしよう。

眞原の桜並木は、話には聞いていたが、さすがに素晴らしかった。奥まで行くと、無料駐車場があるのがうれしい。お弁当を広げる人、絵を描く人、写真を撮る人などなど。ここの名物は「ウド」なのだろうか、畑の土を盛ってウドを育てていた。

左側の畑には枝垂れ桜とスイセンが一面に育てているところも素晴らしいところがある。その入り口で「シンプリーガーデン」さんが植物の苗を出張販売していて、ここでも、変わり種の宿根草を買ってしまった。

お昼時になったので、紹介された「かたかご」に行ってみる。

入り口がギャラリーになっていて、客室からは、眼前に眞原満開の桜を楽しめるのがいい。実に可愛く盛り付けされたお惣菜とちまきのランチだった。帰りしなに壁を見ると「花おりおり」の切り抜きがあり、「かたかご」の由来が紹介されていた。「かたかご」とはカタクリのことだと思っていたのだが、違うのだろうか。

その後、武川側の広域農道を走る。実にいい道で、反対側の20号線よりよほど走りやすかった。韮崎から、新府城跡の桃の花を訪ねる。ここは文字通り「桃源郷」ともいえるところで、一面の桃畑の桃が一斉に開花していて素晴らしい。惜しむらくは山々に雲にかかっていることだ。

帰りには、須玉の「三代校舎の桜」を訪ねた。ここは静かで、ほのぼのとしていて、ゆっくりと桜の花を愛でることができる。明治8年に建てられた擬洋風建築の校舎は、今でもおしゃれだ。

アダージョの森に帰る道からは須玉の広々とした田園風景を望むことができる。既に田んぼへの水入れが始まっていた。