フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

釜竹のうどん

2009-06-14 | グルメ・クッキング

起床後,おもむろにコーヒーを淹れ、新聞を読みながらハイドンの弦楽四重奏「ひばり」を聴く。さわやかで、心が静まる。そのレコードの裏面のドボルザークの「アメリカ」も哀調を帯び、懐かしさにあふれている。

いつもどおり、NHKの「趣味の園芸」を見る。アジサイで、花つきのよい「アナベル」が紹介されていた。「題名のない音楽会」はオペラ女性歌手の共演。腰越満美は「トスカ」から「歌に生き恋に生き」を歌う。歌唱力と美貌に恵まれ、相当なディーヴァである。林美智子は「カルメン」から「ハバネラ 恋は野の鳥」を歌った。これが難しく、歌だけではなく演技力がいる。ドン・ホセに流し目を送りながら、低音を響かせるのだが、流し目ではなく、目を大きく見開いていた。オペラは歌えるだけでは本当のオペラ歌手にはなれないのである。

昼食は久しぶりに、有名な「釜竹」のうどんを食べる。12時30分に入ったが、店は超満員で30分待たされた。うどんは「釜揚げ」か「ざる」しかない。私は釜揚げの大(850円)妻は小(750円)。うどんは、ドスンとくる腰になめらかな舌触り、つやのある麺。ダシが極上にうまく徳利で温めて出される。徳利を倒して器にダシを移す。それにネギ、ショウガ、天かす、七味を入れる。かつおの香りが味濃く残り、ダシだけ飲んでも旨い。ほとんど芸術品に近い味である。隣の客は、待ち時間を使って冷酒「十四代」をうまそうにすすっていた。ここは蕎麦ならぬ、うどんが出てくるまで、冷酒を飲むのがコースになっている。

昼は、カラオケボックスへ行き2時間フルートを練習する。夕方、車を車検のため、いつものガソリンスタンドへ運ぶ。「明日できます」といわれた、その早さに驚く。車検料はすべて込みで、11万5000円。この時期、出費が重なり痛い。夜は、フィトネスクラブへ行き、軽く歩いて大浴場へ入った。