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功夫電影専科

功夫映画や海外のマーシャルアーツ映画などの感想を徒然と… (当blogはリンクフリーです)

『サイボーグコップ』

2008-07-10 02:26:42 | マーシャルアーツ映画:下
「サイボーグコップ」
CYBORG COP
1992

●麻薬取締官であるデビッド・ブラッドリーは人質事件を解決するものの、射殺した犯人が新聞王の息子だった事からマスコミにバッシングを喰らいまくって首にされてしまう。
それから月日は流れ、同じく取締官である兄のトッド・ジェンセンが、麻薬王の精製工場壊滅の指令を受けてカリブの孤島へ飛ぶ事になった。だが、トッドら潜入部隊の作戦は頓挫し、部隊も全滅を喫してしまう。
兄を助けなかった上官(『WHO AM I?』で敵のボスを演じた人)を張り倒し、単身敵の元へと乗り込むデビッド。道中記者の女と出会いながら真相に近付いていくデビッドだったが、実は麻薬王はサイボーグの開発にも手を出しており、既にトッドもサイボーグに改造されてしまっていた…。
パッケージを見ての通り、本作は『ターミネーター』もどきのサイボーグが暴れまわる映画である。
こう書くと期待できそうな気がするが、しかし所詮はバッタもん。特殊効果はしょぼいわ、サイボーグの腕がもろハリボテだわ、動きはぎこちないわとマイナスポイントばっかり。クライマックスにおけるトッドVSルファス・スワートのサイボーグ同士の闘いも迫力が無く、そこらへんに関してはあまりいい評価ではない。
しかし、スタントやアクションはそれなりに健闘している。トッドたちが精製工場を襲撃するシーンでは景気よく大きな爆発が起きるし、格闘シーンはデビッドがいい動きで魅せてくれていた。このテンションをそのまんま一貫してくれたら一番良かったのだが、残念ながら話が進むに連れて徐々に失速していき、最後のデビッドVSルファスのバトルは腰砕けな結果に終わってしまっている。
ストーリー面でもテンションの低下は影響しており、取ってつけたように始末される上官や、トッドが目覚める場面の演出など、ショボさだけが目立つ結果になっている。特にトッドのくだりは演出次第でかなりドラマチックになりそうなシチュエーションだっただけに、あんなサラリと決着させてしまったのは頂けなかった(どうせなら兄弟対決をやった末に覚醒する…とかなら説得力があったのだが)。
ところでこの作品、精製工場のシーンで作業員の女たちが裸で作業している場面がある。これは全く同じ様な場面が『プロテクター』のUS版にも存在しているが、もしかするとこれは単なるサービスシーンではなく、本当にこうするものなのかもしれない…って、さすがにそれは無いですよね(爆

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