NO FOOTBALL NO LIFE

国内、ヨーロッパ、南米のサッカー観戦ブログ! Jリーグ、3大リーグを中心に全世界を完全網羅!(予定)
随時更新!

プレミアシップ アーセナル VS リバプール

2005-05-09 | アーセナル
アーセナル 3-1 リバプール

得点)ピレス、レジェス、セスク / ジェラード

HOME)アーセナル

                   レジェス
          ファン・ペルシー

       ピレス              セスク

           ヴィエラ  ジウベルト・シウバ

    A・コール                  ローレン
           センデロス   トゥーレ

               レーマン

交代)ファン・ペルシー → ベルカンプ
          ピレス → エドゥー
         レジェス → アリアディエール


AWAY)リバプール

                 バロシュ

                ジェラード   ルイス・ガルシア
          リーセ
                   シャビ・アロンソ
               ハマン

      トラオレ                   フィナン
              ヒーピア   キャラガー

                 デュデク

交代)バロシュ → シセ
     リーセ → キューウェル
     ハマン → スミチェル


<遅すぎたビッグゲーム>
アーセナルがホーム、ハイバリーでCLファイナル進出を決めたリバプールと対戦!!
残念ながらチェルシーが早くも優勝を決めてしまったため、プレミア屈指の好カードも色褪せてしまったが、どちらもこの一戦にかける思いはあった。
アーセナルはこの試合に勝てばCLストレートインが確約された「2位」が決まる。(マンUは前日にWBA相手にホームで引き分け!)また、昨年行われたアンフィールドでの一戦(1-2の敗北)のリベンジという意味でもこの試合は勝っておきたかった。
対するリバプールはCL決勝に進出こそしたが、先頃FAが来季のCLにイングランドから出場するのは「リーグ4位のチーム」と発表したため、この試合を引き分け以下で終えると今季の5位以下が確定してしまうので、たとえCLを優勝しても来季の出場権が得られない。そのためこの試合は苦手のアウェイと言えど落とせなかった。


<アーセナル「らしさ」とリバプール「らしさ」>
この試合は前半と後半できれいに両チームの「らしさ」が分かれて見られた。
前半はアーセナル。持ち前のパスワークでリバプールディフェンスを翻弄し、CLファイナリスト相手に「リーグ勝ち点差22」の格の違いを見せ付けた。前半25分にピレスのFKで先制すると、29分にはレジェスが突破してゴールを奪う。その他にもローレンのクロスバー直撃のシュートなど「試合を決める」チャンスはいくつもあったが、それを逃してしまった。まぁこの辺の詰めの甘さもアーセナル「らしさ」と言えるが…

後半は一転して完全なリバプールのペース。あまりに余裕な試合展開にアーセナルの選手達が油断したからか、もしくは不甲斐ないリバプールの選手達にベニテスが激怒したからかはわからないが、リバプールは前半とはまるで別のチームだった。ジェラード、シャビ・アロンソの長短を使い分けたダイレクトパス(おそろしく速いパススピードの…)でチームにリズムが生まれ、前半沈黙していたルイス・ガルシアは息を吹き返し、バロシュに代わったシセは何度もアーセナルディフェンスの裏へ絶妙なタイミングで飛び出した。そして、51分にはジェラードが直接、弾丸FKをねじこむと、その後も得点のチャンスを何度も迎えた。なんとかトゥーレ、センデロス、そしてコールの3人が抑えると、徐々にアーセナルのペースに戻り、迎えたロスタイムにはローレンのドリブル突破からベルカンプへグラウンダーのクロス!これをベルカンプがダイレクトで流し、セスクが決めて勝負あり!!セスクはその前にゴールネットを揺らしたがオフサイドの判定を受けたため、今度こそ正真正銘のゴール!
これでアーセナルは2位確定!!リバプールも4位に食い込む可能性はなくなったため、あとはCLに優勝してUEFAに「前回優勝チーム」の「特別枠」を作ってもらうことを期待するのみとなった。


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セリエA ACミラン VS ユヴェントス

2005-05-09 | セリエA
ACミラン 0-1 ユヴェントス

得点)トレゼゲ

HOME)ACミラン

          シェフチェンコ    トマソン

                 カカ
        セードルフ          ガットゥーゾ
                 ピルロ

     マルディーニ                 カフー
             スタム    ネスタ

                 ジーダ

交代)  ピルロ → セルジーニョ
     トマソン → インザーギ
    セードルフ → ルイ・コスタ


AWAY)ユヴェントス

           デルピエロ   トレゼゲ

       ネドベド               カモラネージ

           エメルソン    アッピアー

    ザンブロッタ                 ペッソット
           カンナバーロ   テュラム

               ブッフォン

交代)カモラネージ → ビリンデッリ
       トレゼゲ → サラジェタ
     アッピアー → ブラージ


<スクデットがかかる大一番!!>
インテル、ローマらが不調で早くからユーヴェ・ミランの2強体制が続いた今季のセリエA。その2チームがスクデットをかけてついに対戦!!
休養充分でコンディション良好のユーヴェに対し、ホームのミランはCL準決勝の疲れ(なんとか勝ったからその程度は軽くなったものの…)が試合前から心配されたが、前半途中からはそれが表れた内容になった。
立ち上がりは「イタリアの」ビッグゲームらしく緊迫した展開。どちらも中盤のチェックが早くシュート場面には至らない。お互いを知り尽くした感があり、とてもハイスコアゲームになるとは思えない拮抗した内容だった。ユーヴェはカンナバーロ、テュラム、エメルソンのセンターラインが好調でミラン攻撃陣に効果的な攻めを許さず、さらには絶妙なラインの押上げでシェフチェンコを何度もオフサイドに陥れた。
ユーヴェ得意の奪ってからの早い攻めが出はじめた28分、ネドベドからデルピエロに渡り、ネスタとのマッチアップ。フェイントでかわしてクロスを上げるがここはネスタがカット。しかしこの跳ねかえりをデルピエロがなんとオーバーヘッドクロス!!気を抜いてしまった中のマルディーニはマークを離し、これをフリーのトレゼゲが合わせて先制!!
その後は両チーム均衡状態が続き前半は終了。

なかなかペースがつかめないミランは後半開始から不調のピルロに代えてセルジーニョを入れて3バックに。10分にはボールを触る機会の少なかったトマソンに代えてインザーギを投入。そしてその直後にはシェフチェンコのパスからインザーギが抜け出しGKと1対1のシュート!ここはブッフォンがセーブ!リフレクションがゴール方向に流れ、インザーギがこれを即座に詰め寄るがザンブロッタが素晴らしいマーキングを見せゴールならず。
その後はミランが代わったルイ・コスタを中心に攻めるがコンディション良好の守りに入ったユーヴェから得点を奪うことは難しく、結局終わってみれば今季のユーヴェを象徴するスコア「0-1」で試合終了!! 懸念されていた「コンディションの差」が出た形となった。

残りは3試合!!ユーヴェの相手は「パルマ(H)・リヴォルノ(A)・カリアリ(H)」。
ミランの相手は「レッチェ(A)・パレルモ(H)・ウディネーゼ(A)」。ユーヴェの優位は固いか。ミランはCLもあるだけに、「2冠」と「無冠」の可能性を残す…


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素晴らしきマインツ!!

2005-05-08 | ブンデスリーガ
マインツ 2-4 バイエルン・ミュンヘン

得点)アウアー、テュルク / マカーイ3、バラック

HOME)マインツ

                 アウアー


         テュルク            ゲルバー

            ダ・シウバ     ババツ
                バリッチ

     ヴァイゲルト                  アベル
            ノビスキ     フリードリヒ

                ヴェトクロ


AWAY)バイエルン・ミュンヘン

               マカーイ

                       ショル
                バラック
      シュバインシュタイガー       ダイスラー
               デミチェリス

     リザラズ                  サニョル
            R・コバチ   ルシオ

                レンジング


<ブルヒヴェークという特別な空間>
「マインツ」というクラブは人を惹きつけさせる何かがある!!
お世辞にも強いとは言えないどころか、チームとしての能力は壊滅的なものだろう。今回ホーム、ブルヒヴェークでの試合でも、前節に優勝を決めて木曜まで練習休みだったという「特別休暇」で緩みっぱなしのバイエルンにサイドを笑っちゃうぐらい突かれて完敗。
ただ、解説の金子達仁氏が、
「監督として、バイエルン・ミュンヘンを優勝させる仕事よりマインツというチームを残留させる仕事の方が難しいかもしれない。」
と言うように、「個々の能力」を見れば0-5になってもおかしくない差がある。それでも2-4にできるのはユルゲン・クロップ監督の手腕と1万8700人収容とトップリーグにしてはかなり小さい規模ながら素晴らしい雰囲気を醸し出すブルヒヴェークというスタジアムのおかげだろう。

そして、試合終了後に待っていたのは他会場の結果により1部残留が決まったという嬉しいニュース!! 歓喜のスタジアムと選手達!!
ユルゲン・クロップ監督はスタンドによじ登りサポーターのもとへ駆け寄り、選手からはドイツ式に大量のビール(グラス)をかけられて手荒い祝福!
なんと“アットホーム”なチームなんだ!! 37才とまだ若いとはいえ、監督がこんなにも選手と一緒にはしゃいでいるチームは見たことがない!!

今シーズンのブンデスリーガ、「影の主役」は間違いなくマインツだった。ブンデスリーガにクラブ史上初めて昇格したこの小さなクラブは前半戦に大番狂わせを何度も演じ、8節には3位にまでつけた。後半戦、徐々にペースは落ちたものの、ホームに迎えたシャルケ戦。その前節、バイエルンを下して単独首位に躍り出た相手に2-1で勝利! そしてこの時もリーグ優勝したかのように歓喜するサポーター・選手・監督!!
バイエルンのバラックも、
「マインツがシャルケに勝ったことが大きかった。」
と、優勝後にマインツVSシャルケが優勝のターニングポイントであったことを認めた。
やはり、このブルヒヴェークでは「何か」をやってくれる。

ボスマン裁決以来、選手の移籍金が高騰し、現在ではバブルが弾けるなどサッカーの「ビジネス化」の進行。CLが誇大化しトップクラブの選手達が抱える「過密日程」の問題。そして、ドイツで起きてしまった審判の「八百長」問題。選手の「ドーピング」問題。など、現在のヨーロッパサッカーを取り囲む様々な暗い問題は多い。
しかし、このマインツというクラブの試合を見ていると、「サポーターと選手が一体になって戦う」というクラブの根幹となる部分を思い出させてくれる! 金子達仁氏が、
「ディズニーのスポーツムービーでも見ているような気分になる」
と語るこのクラブをますます応援したくなった!


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UEFA杯 決勝進出チーム決定!!!

2005-05-06 | チャンピオンズリーグ・UEFA杯
UEFA杯準決勝
<2nd leg>

◯CSKAモスクワ 3-0 パルマ
AGGREGATE)   3-0

得点)カルバーリョ2、ベレゾウツキ

案の定、パルマが敗退… これでセリエ集中かな?
CSKAモスクワはCLグループリーグ「3位敗退」で手にしたUEFA杯出場権を生かし決勝進出!! 昨シーズンのヴァレンシアの再現なるか!?


○  A Z  2-1  スポルティング・リスボン
    (EX) 1-1  

AGGREGATE)4-4

得点)ケネス・ペレス、ハイセゲム、ヤリエンス / リードソン、ミゲル・ガルシア

90分では2-1でAZが勝利して、合計スコア3-3で延長へ!
延長後半、AZが先にゴールを挙げるが、ロスタイムにガルシアに決められ合計スコアは4-4!! アウェイゴールの差でスポルティング・リスボンが決勝進出!!


これで決勝のカードは…
スポルティング・リスボン VS CSKAモスクワ

舞台は偶然にもスポルティングのホーム、ジョゼ・アルバラーデ・スタジアム!! スポルティングの圧倒的有利か!?


<サッカーファンの皆様へ朗報!!>
今季、どこも放映権を獲得しなかったため日本で見られなかったUEFA杯。なんと残された決勝戦をスカパーが放送することに決定!!
CLと違って全く注目されていなかったUEFA杯も当サイトでは結果をお伝えし、放送を訴えておりましたので管理人の祈りが通じたものと信じております(笑) いや~楽しみ♪


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CL準決勝 2nd leg PSVアイントホーフェン VS ACミラン

2005-05-05 | チャンピオンズリーグ・UEFA杯
PSVアイントホーフェン 3-1 ACミラン
AGGREGATE)      3-3  アウェイゴールの差でミラン勝利!!

得点)パク・チソン、コクー2 / アンブロジーニ

HOME)PSVアイントホーフェン

             ヘッセリンク

                    ファルファン
             パク・チソン

           フォーゲル   ファン・ボメル
                コクー

    イ・ヨンピョ                   ルシウス
             ボウマ    アレックス

                ゴメス

交代)ボウマ → ホベルチ


AWAY)ACミラン

              シェフチェンコ


            セードルフ    カカ
      アンブロジーニ             ガットゥーゾ
                ピルロ

    マルディーニ                    カフー
             スタム     ネスタ

                ジーダ

交代)マルディーニ → カラーゼ
     セードルフ → トマソン


<1st leg>
ACミラン 2-0 PSVアイントホーフェン

試合はPSVが大健闘を見せたがFWの質の差が出た結果となった。誰がどう考えてもミランの圧倒的有利。しかし、「CLでミラン」というとあと数年はつきまとうことになるであろう、昨シーズンのラ・コルーニャ戦「リアソールの悪夢」があるが…


<ミランに何が起きたのか?>
ミランのシステムはCLでよく目にする「クリスマスツリー」型。しかし、このシステムの重要な担い手ルイコスタは出場せず。ただ、このシステムが成功したのはシェフチェンコが怪我でFW不足に悩んだCLのマンU戦。この時は苦肉の策として敷いた布陣が大成功したわけだが、今回は好調トマソンの他にクレスポ、インザーギとFWは充実していたはず。中盤が厚くなりゲームを支配しやすくなる布陣ではあるが、ひょっとしたら試合前から不必要なまでの「守りの意識」がアンチェロッティに働いていたのかもしれない。

試合は開始9分にパク・チソンが先制!!この時からミランはおかしかった。攻撃ではパスミスが目立ち、守備でもチェックが遅れ簡単にバイタルエリアまでボールを運ばせていた。
1点取られた後も流れは変わらずPSVペース。全くミランの調子は上向きにならず、復帰したネスタと守護神ジーダがなんとか失点を防ぐのが精一杯といった感じ。 このまま前半は終了。2戦合計ではまだミランがリード。

後半少しは良くなるかと思ったが、状況は全く変わらない。ミランはマルディーニに代えてカラーゼを投入。思えば前半5分、マルディーニがクリアしようとしたところにヘッセリンクの足が頭にぶつかり、マルディーニはその後精彩を欠いた。 あそこからミランの歯車が狂い始めたのかもしれない。
53分にはフリーキックがこぼれたところを、ボウマがボレーシュート!3分後には、左サイドのイ・ヨンピョのクロスから、アレックスがシュート!
次のゴールがPSVに訪れたのは当然の結果だった。その起点になったのは韓国代表イ・ヨンピョの左サイドからのクロス。ブラジル代表カフーを相手にスペースをつくったイ・ヨンピョが左足でクロスを入れると、ファーサイドに走り込んできたコクーが豪快なヘディングシュート!! コクーはこの試合初上がり!! これで2戦合計スコアは並んだ!!

イ・ヨンピョの左からのクロスをヘディングシュートというと、あの2002年W杯韓国 VS イタリア戦でアン・ジョンファンが挙げた延長Vゴールと同じ形! 「イタリア」のクラブチーム、ACミランにとってはこれも何かの運命か…

アンチェロッティ監督は、追いつかれた直後に1st legで2点目を挙げたトマソンを投入。しかし、完全にPSVになった流れは簡単には変えられない。ヒディング監督も攻めの姿勢を保ち、CBのボウマに代えてFWのホベルチを投入。

ただ、ここからPSVの選手達の「攻め疲れ」が見え始める。そして残り10分あたりからミランがゴール枠内に飛ぶシュートを放ち始める。PSVは攻め疲れに加えてこれまでなかった「守り疲れ」までもが重なるようになり、攻守の切り替えが遅くなる。
迎えたロスタイム、敵陣にボールを持ち込んだミランは、カカが左からクロスを入れると、ゴール前でノーマークになっていたアンブロジーニ(後半はキャプテン)が完璧なヘディングシュート!!これがゴメスの手に触れながらもゴール! 歓喜のミランベンチ!! そして頭を抱え込むPSVイレブン…
だが、まだ試合は終わらない。
ロスタイムも1分半が経過したところ、キックオフ後のロングボールから、コクーがあまりにも鮮やかな左足ボレーシュート!! しかし、決勝進出に必要なあと1点を狙うには、ロスタイムはあまりにも短かった。 このまま試合は終了。ミランがなんとか決勝進出を決めた。


<王者?ミラン>
終わってみればPSVは2試合とも「ロスタイム」での失点にやられた。 まぁこのあたりはアンチェロッティが、
「選手の経験の差で勝った。」と言うように、集中力の欠如から生まれた失点だろう。
ただ、2試合を通じてミランは「内容」では完全に負けていた。ミランのCLでの試合を語る際に必ず出てくる「試合巧者」という言葉は残念ながらこの試合には当てはまらない。

これで決勝進出の2チームは決まり、カードは、
ACミラン VS リバプール

まぁベスト16進出チームが決まった時点でも、片方は大方予想できるけどもう片方は予想できなかったんじゃないかな? てか、この試合にもしPSVが勝っていたら、
「PSVアイントホーフェン VS リバプール」という昨年レベルにかなり番狂わせなカードだったんだなぁ~(笑) レアル、バルサ、ユーヴェ、ミラン、インテル、バイエルン、アーセナル、マンU、チェルシーが勝ち上がった決勝トーナメントでまさかこのカードになるとは思わないよね~(笑)

次は1発勝負!!今までのようなリーグ戦の状況を基にした予想は意味ないね~。


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リバプール VS チェルシー 試合後コメント

2005-05-04 | チャンピオンズリーグ・UEFA杯
uefa.comから引用で~す。


リバプールのラファエル・ベニテス監督
「激しいプレーに徹し、我々のサポーターが見守る中、最後まで信念を貫き通したことが勝因だ。サポーターから声援を受けると、苦しくてもあと1歩が踏み出せるもの。そうした中で、第1戦と同じく素晴らしい試合を見せることができた。これで決勝に進出した。本当に良くやったと思う。チェルシーはファンタスティックなチームだが、われわれは最後まで激しく戦い、強い精神力を持ってプレーし続けた。96分間もハイテンポなプレーを続けるのは難しいことだが、このスタジアムの観衆は、欧州一のサポーターたちかもしれない。決勝に勝ち残るチームが生まれたことは、イングランド・サッカー界にとっても素晴らしい結果。優勝候補に挙がっていたチームは、ことごとく敗れ去っている。ユベントス、バイヤー・レバークーゼン、そしてチェルシーを倒したわれわれなら、ACミランでもPSVアイントホーフェンでも、倒せないはずはない。」


チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督
「最高のチームが敗れた。リバプールが序盤に得点したことにより、その後は片方のチームだけがプレーを続け、もう一方が守り続ける展開となった。その戦術に対する不満などない。あれがラファ(ベニテス監督)の作戦だ。彼らは思惑通りのプレーを続け、激しく戦った。その点については、相手を称賛しなければならない。彼らは戦い、戦い、戦って戦った。決勝へ進んだリバプールには、優勝してもらいたいと心から思う。ここの観衆も素晴らしく、結果を左右する要因となっていたかもしれない。決勝でプレーできないのは残念だが、私の選手たちを誇りに思う。今季は四つの大会を戦い、その内二つの栄冠を勝ち取った。つまり、良いシーズンだったということだ。とはいえ、明日にはまた新たな1日が始まる。明日から来季への準備を進めていく。」


リバプールのDFジェイミー・キャラガー
「こうした試合から得てきた教訓を生かせた。ここ数年間は失敗し続けてきたが、あの頂点に再び返り咲きたいと思う。今夜はその感覚と、一つの歴史を作るチャンスを手に入れた。非常に素晴らしいことだが、まだ準決勝だ。栄冠を勝ち取ったわけではない。」

リバプールのMFスティーブン・ジェラード
「ジェイミー・キャラガーが素晴らしく、信じられないパフォーマンスを見せてくれた。チェルシーは良く戦ったが、われわれも良く守り、少しばかりの幸運にもうまく助けられた。これで決勝に進出することになったが、それが一番大切なことだ。」


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CL準決勝 2nd leg リバプール VS チェルシー

2005-05-04 | チャンピオンズリーグ・UEFA杯
リバプール  1-0  チェルシー
AGGREGATE)2-1   リバプールが20年ぶりに決勝進出!!!

得点)ルイス・ガルシア

HOME)リバプール

                 バロシュ

                ジェラード   ルイス・ガルシア
          リーセ

             ビスチャン   ハマン

      トラオレ                    フィナン
              ヒーピア   キャラガー

                 デュデク

交代) バロシュ  →  シセ
      ハマン  →  キューウェル
 ルイス・ガルシア →  ヌニェス


AWAY)チェルシー

                ドログバ

          グジョンセン          J・コール

             ランパード
                     チアゴ
                マケレレ

     ギャラス                   ジェレミ
             テリー   カルバーリョ

                 チェフ

交代) チアゴ → ケジュマン
   J・コール → ロッベン
    ジェレミ → フート


<1st leg>
チェルシー 0-0 リバプール
リバプールは1st legをアウェイでスコアレスドローで終えたため、決勝進出には勝利が絶対条件。
逆にアウェイゴールを奪われなかったチェルシーは「1-1以上の引き分け」なら勝ち抜け。どちらかが1点でも入れれば延長・PK戦の可能性は消えるという条件だった。


<「アンフィールド」という名前のエース>
今シーズン、リーグ戦不調のリバプール。それはアウェイの成績が不甲斐ないためであるが、ホームのアンフィールドでは驚異的な強さを見せる。それは敵将のモウリーニョも、
「アンフィールドでの試合は他のスタジアムとは違う特別な雰囲気を感じる。」と認めるように、相手選手がその異質な雰囲気に飲み込まれてしまうことが原因となる。
あの百戦錬磨のユヴェントスの選手にとってもそれは例外ではなかった。

そのため、相手が浮き足立つ序盤がリバプールにとって勝負、と思っていたがその通りの結果になった(喜)
前半3分にジェレミの軽率なプレーでリバプールにスローインを与えると、そのスローインからジェラードが右足アウトにかけた浮き球でバロシュにパス。これをバロシュが素早く反応して、GKチェフが出てきたところをループシュート! ここはチェフが弾くが、こぼれ球をCL大活躍中のルイス・ガルシアがつめてシュート!! シュートの威力は弱く、これをギャラスがゴールライン上でクリアしたかに見えたが判定はゴール!!
揺れるアンフィールド!!!

その後試合は完全にチェルシーペース。しかし、CLで見せるリバプールの堅守が光りチェルシーにゴールを許さない。チェルシー頼みのドログバはキャラガーに完全に封じられる。リオ・ファーディナンド、ソル・キャンベル、ジョン・テリーといった「世界一」優秀なCB陣の前で影に隠れた存在となっていたこのリバプールトレイニー出身の実力者は今季大きく成長を見せ、「ヒーピアだけ」だったリバプールディフェンスの中で欠かすことのできない選手となった。

お互いにトラップが少しでも流れればボールを取られるという激しい中盤の寄せではあったが、ラフプレーはなくスムーズに流れた。「シュート・ゴールは少なくてもおもしろい」という代表的な試合だった。

後半動くと思われたチェルシーに選手交代はなく、前半と同じような試合展開が続く。
点が奪えないチェルシーはチアゴと精彩を欠いたコールに代えてケジュマンとロッベンを投入し、グジョンセンを中盤に下げて打開を図った。(キープ力がありパス捌きがうまいグジョンセンは個人的には中盤の方があっていると思う。)
それでも手詰まりのチェルシーはジェレミを下げてCBフートをなんとFWの位置で投入!!これで3バックにして(この土壇場でギャラスは待望のCB復帰、笑)最後のパワープレーに出るがキャラガーが何度も神がかり的守備を見せ得点を許さない。「ヘディングの鬼」テリーまで上がるが、逆にリバプールは前がかりになったチェルシーに対しバロシュに代わって入ったジブリル・シセが鋭いカウンターでチャンスを作るが決め損ねた。

我が町のクラブが猛攻にあっている所を見ていられず泣き出すリバプールサポーターを尻目に、勝利を確信したのか2人のリバプールファンがピッチに乱入して時間が止まってしまったせいでロスタイムは6分!!
そして訪れたチェルシー最後のチャンス。ロスタイム残り1分に混戦からグジョンセンにこぼれ球が渡り、右の角度のないところからシュート!! シュートはボール2個分ほど左に枠を外れていった。そしてこのまま試合終了!!

アンフィールドの素晴らしい声援のおかげで集中力を保ったリバプールがチェルシーに今季5度目の対戦にして初勝利!!そして、まさかのCL決勝進出!!
断言しよう、アンフィールドのリバプールサポーターは間違いなく世界一のサポーターだ!!!


みなさん覚えているだろうか?? 昨シーズン、アーセナルはチェルシーにそれまで3戦全勝でCL準々決勝を戦い、1st legを引き分けで終えて迎えた2nd legで初黒星を喫しそのまま敗退…
これは今季のチェルシーとリバプールと全く同じ関係。 やはりCLは別世界だ!!

あ、リバプールさん決勝大変でしょうから今度のアーセナル戦はジェラード君とかキャラガー君とか休ませた方がいいですよ~!!


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ウェスト・ブロムウィッチ VS アーセナル

2005-05-03 | アーセナル
ウェスト・ブロムウィッチ 0-2 アーセナル

得点)ファン・ペルシー、エドゥー

HOME)ウェスト・ブロムウィッチ

              K・キャンベル


       グリーニング             ゲラ
          リチャードソン  ウォールワーク

    ロビンソン                アルブレヒトセン
        クレメント   ムーア    ガードソー

               ホールト


稲本はベンチ外…

AWAY)アーセナル

                   レジェス
          ファン・ペルシー

       ピレス              セスク

           ヴィエラ  ジウベルト・シウバ

    A・コール                  ローレン
           センデロス   トゥーレ

               レーマン

交代)ファン・ペルシー → ベルカンプ
          セスク → エドゥー


<イングリッシュ・クラッシック・スタイル>
オランダの伝統的なシステムと言えば「4-2-1-3」(アヤックス他、国内のほとんどのクラブが採用)。ブラジルの伝統的なシステムと言えば「4-4-2のダイヤモンド型」というように、サッカーの強豪国(歴史がある国)にはその国を代表するシステムが必ず存在する。(最近では「3-5-2」が日本の代表的なシステムになりつつあるのかな…?)
イングランドの場合はそれが顕著で、プレミアのクラブでも下部リーグのクラブでもほとんどが「4-4-2のフラット型」を採用している。
しかし、この試合のWBAのシステムはなんと5バック… 残留に向けて「勝ち点1」が欲しいのはわかるが、「ジャイアント・キリング(Giant・Killing)」を美徳とする国だけにこの志の低さは残念…

前半はWBAが中盤の早いチェックでアーセナルを苦しめ0-0で終了。まぁこのペースが90分持つわけないな、と楽観視していたが案の定、WBAの選手は脚がつりはじめ、徐々にアーセナルペースに。そして、後半20分にファン・ペルシー(写真)がゴールすると、守備的布陣から一転して前がかりになったWBAを嘲笑うかのようにロスタイムにカウンターからエドゥーが決めて勝負あり。


<フィリップ・センデロス>
この試合良かったのはCBのセンデロス。リーグ戦ここ11試合の失点は「1」だが、そのうちセンデロスが出場した10試合は「無失点」(失点した1試合はシガンが先発)。最近のアーセナルの守備安定の理由はセンデロスの成長にある。(もう少し早めに安定してほしかったなぁ~) たまにイージーミスはあるが、スイス代表として出場したフランス代表との試合でトレゼゲをシャットアウトするなど大器の片鱗は見せる。既にシガンは越えたと言って間違いないだろう。
逆に悪かったのは、レジェス。自己中心的なプレーが目立ち、何度も決定機を外した。キーパーと1対1の場面で、上がってきたA・コールに出せば確実に点が入ったものの、無理にキーパーをかわして弱いゴロのシュートを打ちカバーに入ったディフェンスに簡単にクリアされた。
勝ったからよかったが、これで終盤に追い付かれでもしていたら、間違いなく「戦犯」になっていたところだ。


<「名選手」ブライアン・ロブソン>
WBAの監督、ブライアン・ロブソンはマンUの「伝説」の一部になるほどの名選手だったが、監督しての才能は全くと言っていいほどないようだ。
この試合に限らずこのチームのコンセプトが全く見えない。「約束事」も確立されておらず、守備もただ引くだけで「どこでチェックに行くか」といったチーム内での意志統一もできていないようだ。一番驚いたのは残り10分での「交代同時3枚」… 残留争いをしているチームが先制されてからの15分間なぜ動かなかったのか…
こんな低能な監督、レベルの低い選手の集まりの中でアピールするチャンスすらもらえない稲本は気の毒だ… まぁ降格は間違いないでしょう。稲本はチームの残留・降格に関わらずに一刻も早く「再就職先」を探すべきだ。


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チェルシー、プレミアシップ優勝!!!

2005-05-02 | プレミアシップ・FA杯
敵地リーボック・スタジアムでボルトン・ワンダラーズ対戦したチェルシーが、ランパードの2得点で勝利し、クラブ創立100周年の節目に50年ぶりとなる優勝を決めた!!
これでプレミアシップ開幕以来、マンチェスター・ユナイテッド、ブラックバーン・ロバーズ、アーセナルの3チームしか手にしていない「プレミアシップタイトル」の歴史に新たにチェルシーが加わることになった!!


ボルトン・ワンダラーズ 0-2 チェルシー

得点)ランパード2

HOME)ボルトン

              K・デイビス
       ディウフ            ステリオス  
                

       スピード           オコチャ            
               イエロ

   ガードナー                    カンデラ
           エンゴティ   ベン・ハイム

             ヤースケライネン

AWAY)チェルシー

                   ドログバ
           グジョンセン

              ランパード
       ヤロシク            チアゴ
               マケレレ

    ギャラス                   ジェレミ
            テリー   カルバーリョ

                チェフ


<フランク・ランパード!!>
この優勝がかかった大一番でチェルシーの「顔」ランパードが2ゴール!!
今シーズンのランパードは大事な場面で重要なゴールが非常に目立つ。ロナウジーニョに比べたら派手さはないけど、この調子を維持すればバロンドールの筆頭候補じゃないかな??

今シーズンのチェルシーは本当に強かった!! 素直に優勝おめでとう!!


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バイエルン・ミュンヘン、ブンデスリーガ優勝!!!

2005-05-01 | ブンデスリーガ
バイエルン・ミュンヘンがマカーイのハットトリックなどで敵地でのカイザースラウテルン戦に圧勝し、19回目のブンデスリーガ優勝を決めた。2位シャルケ04がホームでレバークーゼンと3-3のドローを演じたため、シャルケの届かないところまで勝ち点を積み上げたバイエルンが、3試合を残してマイスター・シャーレを手にした!!


カイザ-スラウテルン 0-4 バイエルン・ミュンヘン

得点)バラック、マカーイ3

AWAY)バイエルン・ミュンヘン

            ピサロ    マカーイ

               バラック
      ゼ・ロベルト            フリングス
              ハーグリーブス

     リザラズ                  サニョル
            R・コバチ   ルシオ

                レンジング


<ロイ・マカーイ!!>
バイエルンはまず19分、バラック(写真左)の得点で先制! その後は、マカーイの1人舞台!! 35分に1点目を奪うと、後半にもさらに2ゴールを追加しハットトリック!!! マガト監督(写真右)にとっては初となるリーグ優勝!!


<ついてない男>
この試合、一番不運だったのは守護神のカーン。練習で怪我をして「優勝を決める大一番」で今季初めて欠場… しかし、将来を嘱望される20歳の控えキーパー、レンジングにとっては大きな財産となった。


<一番の勝因は…>
「3試合を残しての優勝」
一見圧倒的にも見える優勝だったが、その背景にあるのがシャルケの不振。
勝ち点が並んだ状況でホーム、アレーナ・アウフ・シャルケでバイエルンに勝利し、一時は単独首位に踊り出たが、その次の試合のアウェイ、マインツ戦に敗れた後は、ニュルンベルクにこそ勝利したがハンブルガーには引き分け、ヘルタとシュツットガルトには惨敗… そしてこの日のレバークーゼン戦は3-1とリードしながらも追いつかれ引き分け。首位浮上後の6試合で得た勝ち点は「5」… CLに敗れてリーグ戦に集中したバイエルンはこの間全勝し優勝をさらった。

がけっぷちのシャルケ。このままだとCL出場も危ないぞ~!!!


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